はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

VanEck版ビットコインETFが再び延期へ|BTC相場への影響は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

最注目のビットコインETF、再び延期へ
米SEC(証券取引委員会)がVanEck社が今年1月に提出されたビットコインETFを再び延期することを発表した。発表後、BTC価格は88万円ラインまで回復を見せている。

米SEC、VanEck版ビットコインETFの判断延期へ

米SEC(証券取引委員会)は本日未明、有望視されているVanEck社が申請しているビットコインETFに対する最終判断を再び延期することを発表した。これによりVanEck社のビットコインETFは2回目の延期が決定され、次回の判断は90日後の8月19日となる見込みだ。

またSECはETF申請の判断延期と共に、14のカテゴリーに分けて投資家保護や仮想通貨市場の不正・価格操作に係る質問へのコメントを募集した。関係者や希望者は規制当局に対して関連する意見やコメント、およびデータを21日の間提出することができる。

以前から「規制された状況」下でのビットコイン取引の提供を目指してVanEck社はビットコインETFは申請を行い、昨年から市場の注目を集めていた。最終判断は今年2月まで延期されていたが、米トランプ大統領が昨年12月末に発令した政府閉鎖などが影響してVanEck社は一時的にETF申請を取り下げていた経緯がある。

しかしVanEck社は1月にビットコインETFの申請を行い、3月末に既に一度延期が発表されていた。米SECはまだ90日間と60日間の延期を計2回行うことができるため、今後再び最終判断は可能な限り延期され10月中旬頃となることが大方の予想だと米国の仮想通貨・ブロックチェーンに関わる法律に詳しいJake Chervinsky弁護士は予想している。

VanEck社の申請と1週間以内のタイミングで提出されたBitWise社の仮想通貨ETFが先週いち早く延期され、VanEck社に関する判断のみが発表されていなかったことで、一部では延期以外の発表を憶測する声も出ていた。しかし本日のSECからの発表で市場には一定の安堵感が生まれたのか、ビットコイン価格は再び88万円(8000ドル)まで回復しつつある。

出典:CoinMarketCap

ETF申請を行っているVan Eck社のデジタル資産部門のディレクターであるGabor Gurbacs氏は「引き続き安全に、流動性のある規制された仮想通貨市場を提供するために努めていく」姿勢を示した。

また先日ビットコインETFの判断の予想を述べていたJake Chervinsky弁護士は「予想通りの結果になった」と述べている

とりあえずの判断は8月まで延期となったVanEck社のビットコインETF。BitWise社の判断期限も8月中旬となるため、引き続き仮想通貨市場の重要材料として覚えておきたいところだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧