- バイナンス、証拠金取引開始が迫る
- Binanceは待望の「証拠金取引」機能の画面をチラ見せしている。CZ氏もSNS上でサービスの開始準備を認めた。現在一部のユーザーにベータ版を提供しているという。
バイナンスの証拠金取引が「間もなく」開始
業界最大手仮想通貨取引所バイナンスの証拠金取引開始が迫っていることが判明。
バイナンスはツイッターの公式アカウントで、取引ページ画面を見る時に「ダークモード」と「ライトモード」のどちらが良いかをユーザーに聞くため、スクリーンショットを添付している。
Dark mode 🌚 or Light mode 🌝? #Binance pic.twitter.com/pGSb1np4yp
— Binance (@binance) May 24, 2019
そのスクリーンショットに「Margin(証拠金)」というタブが表示されていたことで、証拠金取引の準備が進んでいることが明らかになった。なお「証拠金取引はより高い利益を得ることができるが、その分リスクも高くなる」といった注意書きも表示されている。
複数の仮想通貨メディアはこの「チラ見せ」について報じていることに対し、バイナンスのCEOであるCZ氏は「口を滑らせた!」と言及し、証拠金取引機能が近いうちに開始することを婉曲的に認めている。
accidentally, lol. https://t.co/vP2FZ47JYY
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年5月24日
CZ氏は先日のAMAセッションで、証拠金取引の開始の噂が本当であると認めた。大口トレーダーを対象に取引を開始し、修正を加えるなどアップデートした後に一般向けに公開していく方針を明らかにしている。すでに内部チームの試用実験が完了しているという。
大手テックメディアTechCrunchの報道によると、バイナンスは限定したユーザーにだけ証拠金取引のベータ版を提供している。なおバイナンスの担当者も証拠金取引をもうすぐ開始できると認めているそうだ。
現時点では一般ユーザーの口座からは上記のスクリーンショットのような証拠金取引機能は確認できない。
バイナンスの「チラ見せ効果」が際立つ
世界No.1の取引高を誇るバイナンスは証拠金取引を通して、BitMEXやBitfinexなどの人気証拠金取引プラットフォームを競争相手に市場シェアを広めようとしている。また同様な取り組みとして米国の大手取引所Coinbaseも証拠金取引を検討している。
バイナンスの証拠金取引は多くのユーザーより望まれており、21日夜にはバイナンスの公式ツイートで「2.0」という、新生Binanceと思わせるような発表を示唆した。その結果、BNBは前日比10%以上の高騰を見せ、当時でも最高値(ATH)の32ドル(約3500円)を更新した。
— Binance (@binance) 2019年5月21日
BNBは直近、バイナンスがこのような「チラ見せ」公表を受けるたびにATHを更新し続けている。今回の証拠金取引画面のスクリーンショットの公開を受けたBNBはさらに34ドル(約3700円)を超えており、ここ1週間約32%の続伸を記録している。