はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン以上の上昇続けるライトコイン、今後の重要材料を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ライトコインの中長期ファンダまとめ
2019年にビットコインよりも優れた価格パフォーマンスを出している仮想通貨ライトコイン。今後LTC相場を影響し得る重要なファンダメンタルズをまとめて掲載。

ライトコインの中長期ファンダ

2019年に入って以来、すでに+260%以上の上昇を遂げているライトコイン(LTC)は価格上昇率を見ると逃避資産として注目を集めるビットコインより高い価格の値動きを見せている。

年初来からのライトコイン価格チャート

出典:CoinMarketCap

年初来からのビットコイン価格チャート

出典:CoinMarketCap

好調な値動きが続くライトコインは今後二つの大型イベントを控えている。本記事ではビットコインの「デジタルゴールド」と対比して「デジタル・シルバー」と呼ばれる時価総額5位のライトコインの価格に影響を与え得る2つの大型ファンダを紹介する。

ライトコインの半減期

LTC価格に最も大きな影響を与えているファンダメンタルズは今年の8月前後に予定されているライトコイン(LTC)の半減期だ。

ライトコインは2015年8月にも半減期が起きており、当時はマイニング報酬が50LTCから25LTCに減少した。今年夏頃に行われる半減期後のマイニング報酬は現在の25LTCからさらに12.5LTCとなる予定だ。

(具体的な日程を確認できるライトコイン半減期のカウンドダウンサイトはこちら

本稿執筆時点のサイト情報によると「8月6日」頃に半減期到達が見込まれているが、実際にはブロック数の処理などで日時が前後する可能性も留意したいところだ。

直近2週間のLTCチャートを見ると、5月25日にライトコイン価格は前日比15%の上昇、一時約+17%を記録して104ドル(約11400円)を超えた。上位銘柄の大半が横ばいに動いていた中、ライトコインが上昇した要因として迫る半減期が考えられるだろう。

出典:CoinMarketCap

ビットコインやライトコインといった銘柄ではPoW(プルーフ・オブ・ワーク)というコンセンサスアルゴリズムが採用されている。このような通貨では「マイニング」と呼ばれる作業が必要となっており、マイニングをする報酬として新たに「採掘」された通貨がマイナーに付与される。

このマイニング報酬とともに増加する通貨の流通量による価格低下とインフレによる効果を抑えるため、半減期というメカニズムが設けられてる。

マイナーへの報酬、つまり供給の部分である発行量を制限することで、需要と供給の関係上価格が上がっていくこととされている。ビットコインを筆頭とするPoW通貨の多くのでは半減期の半年前から上昇が起きる傾向が見受けられる。

CoinPost関連記事

4年ぶりの最重要ファンダ「ビットコイン半減期」まで残り1年、仮想通貨市場への影響を探る
2020年5月頃に見込まれるビットコイン半減期。2016年以来、4年ぶりの”最重要ファンダ”が仮想通貨市場に与える影響と、海外専門家の見解など今後の展望を解説。

5月のライトコイン重要動向

米スターバックスやホールフーズなどの人気店舗での仮想通貨決済を可能にする新アプリ「SPEDN」にライトコインを追加予定であることが同アプリを提供するFlexa社の共同設立者Trevor Filter氏から示唆された。

ライトコインの共同創設者であるCharlie Lee氏はツイッター上でユーザーから意見を求めた。

FlexaのSPEDNアプリがライトコインを追加し、食料品やゲームショップ、何千もの小売店で決済可能にするべきだと思う人は「いいね」と「リツイート」を。

その一方でFlexaのFilter氏は「リツイート=承認ではない(でも、もしかすると?)」とLee氏の発言を引用しながらライトコイン追加を示唆した。

この発言がライトコインの追加を約束するものではないものの、その期待値は高まっていると言えるだろう。

Flexa社の「SPEDN」アプリは5月中旬に開催された業界最大級の大型カンファレンスの「コンセンサス2019」にて発表されていた。スターバックスやアマゾン社傘下のホールフーズ、またバスキンロビンスなど大手15社で仮想通貨決済を可能にすることからこの発表が要因の一つとなって相場は全面的な上昇を見せていた。

なお現時点で同アプリで取り扱われている仮想通貨は、以下の4銘柄である。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ジェミナイ・ドル(GUSD)

CoinPost関連記事

スターバックスなど米大手企業15社、仮想通貨決済受け入れ開始へ
スターバックスやアマゾンが保有するホールフーズ・マーケットなど15社が仮想通貨決済を受け入れていることが現在開催中の大型カンファレンス「コンセンサス」にてわかった。

今秋開催される大型ライトコイン・カンファレンス

二つ目の重要ファンダ材料は5月末に発表されたライトコインのコミュニティや開発者向けの大型カンファレンス、「Litecoin Summit 2019」だ。

ライトコイン財団が主催するこのカンファレンスは米国ラスベガスにて10月末の開催が予定されている。

このカンファレンスに参加する支払い方法として、通常のクレジットカードの他、ビットコインやライトコインも支払いオプションとして利用可能だ。

具体的なアジェンダはまだ明らかになっていないものの、現段階で参加するスピーカーは以下の通りとなっている。

昨年に初めて開催された大型カンファレンス「Litecoin Summit 2018」が行われた際、LTC価格は期待上げでカンファレンス直前に20%の上昇を見せていたが、当時の全体相場はベアマーケットであったため、それ以上の上昇を記録することはできなかった。しかし今年はいわゆる「仮想通貨の厳冬」を過ぎたとされる中で、中長期的ファンダを下にこのカンファレンスに対する期待値がどのように価格に反映するか期待されるだろう。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/02 水曜日
16:57
三菱UFJ信託銀行、電子決済手段としては国内初のステーブルコイン発行へ=報道
三菱UFJ信託銀行が近日中に「電子決済手段」としてのステーブルコイン事業を開始する。カーボンクレジット取引から始め、貿易決済への拡大も視野に。
14:30
ソニー・シンガポール、オンラインストアでステーブルコインUSDC決済に対応
ソニー・シンガポールが仮想通貨取引所と提携し、オンラインストアでステーブルコインUSDCによる決済サービスを開始。シンガポール初の仮想通貨決済対応家電ブランドとなり、ソニーグループの分散型技術戦略と連動した取り組みとなった。
13:25
エリック・トランプ氏「仮想通貨事業参入のきっかけは不当な銀行口座閉鎖」
トランプ大統領の次男エリック氏は、大手銀行による突然の口座閉鎖が仮想通貨事業参入のきっかけとなったと明かした。同氏は、ブロックチェーン技術により今後10年で金融や銀行の在り方は大きく変わると予想している。
12:56
メタプラネット、ビットコイン追加購入で累計4,206BTCに
メタプラネットが4月2日に仮想通貨ビットコインを160BTC、約20億円分追加購入し、累計4,206BTCに保有量を伸ばした。2025年末1万BTC・2026年末2万1,000BTCを目指し、独自財務戦略を進める。
12:05
ビットバンク、村上信五さん起用の新CM放映開始へ
国内暗号資産取引所の大手ビットバンク株式会社は4月2日、バラエティ番組の司会などで活躍する村上信五さんを起用した新CM「Everybody bitbank」シリーズの放映を4月3日から開始すると発表した
11:44
米グレースケール、バスケット型仮想通貨ETF申請 XRP・ソラナ・ADA含む5銘柄で
米グレースケールがビットコイン他複数の仮想通貨に投資する「デジタル・ラージキャップ・ファンド」のETF転換をSECに申請した。承認されれば一般投資家にも開放される見込みだ。
11:00
「決済用ステーブルコインは利子提供不可」米ヒル議員が強調 コインベースらの嘆願却下
米下院金融委員長が決済用ステーブルコインの利子提供は認められない計画だと強調。コインベースなど仮想通貨業界からの要望を却下した。法案にも禁止条項が盛り込まれている。
10:30
国内上場のenish、1億円相当のビットコイン購入へ Web3事業強化で
株式会社エニッシュが1億円相当のビットコインを4月1日から4日にかけて取得すると発表。ブロックチェーンゲーム開発を手がけながら、Web3領域での事業展開強化と財務戦略の一環としてビットコインを活用へ。
10:15
バックパック、FTX EUの顧客へのユーロ返還手続きを開始
仮想通貨取引所バックパックは、FTX EUの顧客にユーロを返還するための手続きを開始。FTX自体は現金での返還をすでに開始しており、仮想通貨の買い圧につながるのではないかとの見方も上がっている。
08:20
バリュークリエーション、2度目の1億円分のビットコイン購入を実施
東証グロース上場のバリュークリエーション株式会社が3月31日、1億円で7.8BTCの追加購入を発表。3月17日の初回購入から2週間で2回目の投資を実施した。
08:15
ビットコイン一時50万円上昇、米経済指標とトランプ関税政策が影響|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時50万円の上昇となった。現在、市場の最大の注目材料はトランプ大統領による関税政策であり、ビットコインはリスク資産である米国株価指数との相関性が非常に高くなっている。
07:50
『ビットボンド』提案、トランプ政権のビットコイン準備金戦略、年間10兆円の財政削減効果も
ビットコイン政策研究所が「ビットボンド」提案を発表。米国債の金利負担軽減と仮想通貨ビットコイン保有増加を同時実現する戦略で、2兆ドル規模で導入した場合、年間700億ドルの節約効果と推算。
07:20
ビットコイン購入準備のゲームストップ、2200億円調達済み
米ゲーム小売大手ゲームストップが15億ドルの無利子転換社債発行を完了し、ビットコイン購入計画を進行。マイクロストラテジーの戦略に類似する企業の仮想通貨投資の新たな展開に。
06:55
三井住友FG、アバランチらとステーブルコインを共同開発
三井住友FGは、ステーブルコインの開発を行うことがわかった。仮想通貨アバランチを開発するAva Labsら3社と協業し、26年度を目処にした発行を検討している。
06:35
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、二社統合モデルでIPO計画
トランプ家支援のAmerican Data CentersとビットコインマイナーHut 8が設立した合弁会社American Bitcoinが上場計画を発表。エネルギー・インフラとマイニング事業を二社統合モデルで展開していく。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧