- リップル社、米送金大手と戦略的提携へ
- 米リップル社が大手送金企業のマネーグラム社と戦略的提携を正式に表明。特大材料にXRP価格が年初来最高値まで一歩に迫る50円まで高騰した。仮想通貨XRPを一部で活用するxRapidを同社の国際事業で採用していくことを市場が好感した。
XRP価格が高騰
XRP(リップル)に特大材料が舞い込んだ。
XRP価格は18日、2019年の最高値にあと一歩に迫る50円まで急騰した。米リップル社が世界大手送金業者マネーグラム社と戦略的パートナーシップを結び、国際事業で採用するとの公式発表に市場が反応した。過去のxRapid採用事例の中でも大きな事例となる。
他の通貨が前日比同水準で推移する中で、単独上げを記録。年初来最高値を試しに行く動きが見られたが、5月以降2度頭打ちしている50円付近で再びもみ合う形となった。直近数日間堅調な推移で高値を試すXRP価格は、このラインを突破できるか、または利食い売りが強まるか、重要なポイントとなりそうだ。
年初来騰落率では、半減期をめどにライトコインが+300%を超える高騰をしているほか、100万円に到達したばかりのビットコインも+200%強と、高い高騰率を記録する中で、厳しい展開が続いていたXRP価格の状況に、アンダーバリューとする見方もある。大きな採用事例が発表されたことで市場に変化が見られるか、注目が集まる。
リップル社が送金大手マネーグラムと戦略的提携を表明
米リップル社がリップルネット傘下の大手送金業者マネーグラム社と戦略的パートナーシップを締結したことを正式に発表した。両社の提携に関する憶測は以前から飛び交っていたが、公式な発表が行われた形となる。
米国の大手送金企業であるマネーグラムは世界200カ国にある400以上の銀行口座、およそ35万拠点への送金を可能にしている世界の5大送金企業の一角である。同社はニューヨーク証券取引所に上場している大手企業で、2018年から仮想通貨XRPを一部で採用するリップル社のxRapidを実験導入した際にも大きな話題にあがった。
今回の提携ではマネーグラム社が2年間、リップル社のxRapidを同社の国際送金に正式に導入することを決定した。またリップル社はマネーグラムに対して最大5000万ドルの資本コミットメントを表明。これによりマネーグラム社は株式と引き換えにリップル社から資本を受け取ることが可能となる。
マネーグラム社のCEOであるAlex Holmes氏は送金業界が成長して最も効率的な送金プラットフォームを提供することを重要視する姿勢を示した上で以下のように言及を残した。
リップル社のxRapid製品は米ドルから対象通貨への送金・換金を週7日24時間可能にする。これは弊社の流動性管理を劇的に合理化する可能性がある。
またリップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏は「長期に続く戦略的パートナーシップの継続」に期待感を示した。
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