CoinPostで今最も読まれています

『本来、政府が行うもの』フェイスブックの仮想通貨に仏財務省が不安視

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「リブラ」 フランス政府が安全性の保証を要求か
フェイスブック社の仮想通貨リブラを巡り、フランスの財務省が懸念感を示した。本来政府が行う役割だとした上で、「テロの資金調達や不正行為に転用」など安全性の保証に関する要請を検討している。

「リブラ」 フランス政府が安全性の保証を要請か

フランスの財務省は独自の仮想通貨リブラに関して、フェイスブック社に「安全性の保証」に関する要請を検討している。その中には、テロの資金調達や不正行為に転用などが含まれている。フランスの大手現地メディアEurope1が報じた。

リブラプロジェクトは、本来政府が行う役割だとした上で、懸念感を示しているという。

フェイスブックが開発を進めている独自の仮想通貨プロジェクト「リブラ(Libra)」は、6月18日ホワイトペーパー(事業計画書)が公開、利用するための仮想通貨ウォレット兼決済アプリ「カリブラ」の発表も行われた。このビッグアナウンスメントは、仮想通貨・金融業界のみならず、複数国の政府からも(賛否両論)注目が集まっている。

フランスの財務相を務めるBruno Le Maire氏はEurope1の取材に対して、「リブラの持つ性質は国々が管理するものであるため、民間企業が利益を追求するためにそのような送金サービスを提供するべきではない。本来、政府が関わるものだ」と述べ、フェイスブックに対して「テロの資金調達や不正行為に転用」などに対する保証の要請を検討しているとを明かした。

また、G7の中央銀行の総裁らにも、複数可能性にあがる懸念点に関する「安全性の保証」要請を促したという。

リブラは世界的に利用される通貨をそのビジョンに置いており、一企業に権力が集中することを懸念するものとみられる。銀行をバイパスする送金サービスを提供する予定で、その裏付け資産として「銀行預金や、政府債券を法定通貨に変えたものなどの低ボラティリティの資産の集合体」である。」と明示している。

Le Maire氏は、フェイスブックに対する懸念をこのように示した。

我々政府は、顧客がリスクにさらされることを防止する義務がある。フェイスブックがリブラを通して、数百万人以上のデータを収集する可能性が高いと考えている。

よっては、大手デジタル企業が独占できないように、厳しく規制する必要性がある。

このような動きは複数の国で確認され始めており、リブラの発表から一夜明けた19日には、米国会の金融サービス委員会の委員長も、リブラプロジェクトの一時中止を呼びかける声明を発表。CEOのザッカーバーグ氏に対する公聴会を行うことを優先するとした。この報道の関しては、別記事で詳しい配信を予定する。

仮想通貨リブラに関する最新情報

狙いは『数十億人が利用できる仮想通貨』フェイスブックがリブラの事業計画書を公表
Facebookが仮想通貨Libraの詳細を公開した。プロダクトの目的は『数十億人が利用できる仮想通貨』だという。
「フェイスブックの独自仮想通貨は業界にとって前向きだ」リップル社CEOがブルームバーグTVで語る
マネーグラムとの提携を発表した直後のリップル社CEOのガーリングハウス氏が、ブルームバーグTVでフェイスブックの独自通貨について言及。業界にとって前向きな動きであるとの見解を示し、リップル社製品や仮想通貨XRPとの違いを解説した。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。
15:00
NEARプロトコル、マルチチェーン再ステーキング「LiNEAR」始動へ 
NEARプロトコルがChain Signaturesを導入、暗号資産(仮想通貨)の相互運用性を強化。ビットコインやイーサリアムなど複数のブロックチェーンをサポートする。オムニチェーン再ステーキングLiNEARが始動。
14:15
「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO
仮想通貨イーサリアムに関しては、米国においてその法的ステータスが定かではない。CFTCは商品(コモディティ)と見做している一方、SECはETHに関係するスイスのイーサリアム財団を調査していることが先週報じられた。
10:45
Parallel Studios、VanEckやソラナベンチャーズから53億円調達
パラレルはイーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で稼働するものだが、先日発表された、コロニーのローンチ先がソラナのブロックチェーンであることや、今回ソラナベンチャーズが出資したことから、今後クロスチェーンでの展開が考えられる。
10:15
イーサリアム「BLOB」にデジタルアートを記録する方法 Ethscriptionsが導入
イーサリアムのチェーン上にデジタルアートなどを記録するEthscriptionsは「BlobScriptions」を発表。ブロブにデータを記録する方法となる。
08:10
21Shares、欧州でTONの上場取引型金融商品を提供
今月初めテレグラムは仮想通貨TONを正式に統合し広告収入をチャンネル所有者と共有し、TONブロックチェーン上でToncoinを使って報酬を支払うようになった。この動きが投資家からの需要を押し上げたようだ。
07:30
ブラックロック「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録
ブロックチェーン上でトークン化された現実世界資産(RWA)の運用を提供するOndo Financeからの10億円以上新たな資金もありファンドの規模は拡大中。
06:50
スクエニやソラナ財団、Elixir Gamesに21億円出資
Elixir Gamesは、ゲームローンチャー「Elixir Games Launcher」で、さまざまなWeb3ゲームを遊べるPCアプリを提供。また、Web3ゲームがNFTなどのゲーム内資産のセールを代行するローンチパッドで、ミントなどの機能を提供する予定だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧