はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

国際通貨研究所、ビットコイン価格上昇で再燃する「消費電力問題」レポートを発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン価格上昇に伴い再燃する消費電力問題
公益財団法人国際通貨研究所が18日、「ビットコイン価格上昇に伴い再燃する消費電力問題」をテーマとしたレポートを発表。マーケットの上昇と消費電力問題について言及した。

あらためて浮上した消費電力問題

公益財団法人国際通貨研究所が18日、「ビットコイン価格上昇に伴い再燃する消費電力問題」というレポートを発表した。このレポートは、同研究所の経済調査部主任研究員・志波和幸氏によるものだ。

同氏は、すべての暗号資産の時価総額の中で、ビットコインの占有率(ドミナンス)が上がっていて、軟調に推移するアルトコイン価格を尻目に一人勝ちの様相を呈しているとしたうえで、価格低迷時に撤退したり営業を停止していたビットコイン(BTC)マイニング業者が、マーケットの上昇で復帰したことで、消費電力問題があらためて浮上していると指摘している。

同研究所では、6月28日から29日にかけて開催されたG20大阪サミットに先立ち行われた、G20政策研究グループの “Think20(T20)Japan”の本会合で、15 の政策提言書を取りまとめ、G20に提言した。

その中で暗号資産に関しては、マネー・ロンダリング(資金洗浄)、サイバー犯罪からの投資家保護に加え、マイニングに伴う電力消費に関し規制及び国際協力が必要であると提案している。

世界中のマイニング業者は、高性能な専用機器を大量に用意しマイニングを行なっているが、レポートにあるように、それを支えるのは大量の電力だ。仮想通貨データのプラットフォームを運営するDigiconomist社の調査によると、ビットコインで費消する総消費電力量は過去最高に達する勢いだという。

▽ビットコインで費消する総消費電力量

Digiconimist 社のデータより国際通貨研究所が作成

マイニングでインセンティブを得るのは、取引の真正性を最初に確認した1番最初に確認した業者のみで、その他の業者の費消した電力は結果的にはただの浪費となる。

このレポートは、「暗号資産市場の健全な成長のためには、電力消費問題の解決向けて注力する必要がある」と述べている。

CoinPostの関連記事

ABC陣営のマイニングプールBTC.comがビットコインSVのマイニングを開始|現状から読み取る意図とは
仮想通貨採掘大手Bitmain(ABC陣営)のメインマイニングプールのひとつBTC.comがBSVのマイニングを開始していることがわかった。その意図とはなにがあるのか?市場から大きな注目が集まる。
アイスランドでの仮想通貨マイニング、募る環境破壊への懸念
仮想通貨マイニングが盛んなことで知られるアイスランド。しかし莫大な電力消費や環境破壊を理由にマイニング事業に対する同国の視線は厳しく、さらなる事業の発展は伸び悩んでいる。
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/16 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米BITCOIN法案の再提出やリップル社とSECの裁判終結の可能性など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
トランプ関税でリスクオフ継続、ビットコイン真空地帯の下抜けリスクも|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は、トランプ大統領の景気後退発言や追加関税発表により1200万円から一時1100万円台まで下落した。8万ドルの心理的節目は維持しているが、7万〜7.9万ドルは出来高の薄い「真空地帯」で下抜けリスクも。来週のFOMCでは景気後退懸念と利下げ期待が焦点に。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米ホワイトハウスのビットコイン超大国宣言に高い関心
今週は米ホワイトハウスによるビットコイン超大国宣言や仮想通貨サミットの今後、リップル社と米SECの裁判終結の可能性に関するニュースが最も関心を集めた。
03/15 土曜日
13:50
米下院議員、トランプ氏のビットコイン準備金大統領令を法律化する法案を提出 政権交代後も継続狙う
米国の下院議員が、トランプ大統領によるビットコイン準備金設立の大統領令を法律化する法案を提出した。政権交代後も継続する仕組みを構築することを目指す。
13:20
トランプ大統領のサックス仮想通貨特命官、就任前に300億円相当の仮想通貨投資を売却
デビッド・サックス米AI・仮想通貨特命官が利益相反を回避するため就任前に2億ドル超の仮想通貨関連投資を売却。ビットコイン、イーサリアム、コインベース株など含む大規模な資産売却はトランプ政権内で異例の対応となった。
10:50
トランプ一族のワールドリバティ、2回目のトークン販売完了 累計880億円調達
ドナルド・トランプ一族のDeFiプロジェクトWLFIが2回目のトークン販売を完了し累計880億円を調達した。WLFIは様々な仮想通貨からなる準備金も設立する計画だ。
07:45
ロシア、中国・インドとの石油貿易で仮想通貨を使用
ロシアは、中国とインドとの石油の取引で仮想通貨を使っていることがわかった。欧米の制裁を回避するために、ビットコイン、イーサリアム、USDTなどのステーブルコインを使用している模様だ。
07:15
VanEck、業界初のアバランチ現物ETF提供を目指す
米資産運用大手ヴァンエックが仮想通貨アバランチ(AVAX)に特化したETFのS-1フォームをSECに提出。SEC委員長不在の中、複数のアルトコインETF審査が延長される状況だ。
06:50
米レックス・シェアーズ、セイラー流ビットコイン戦略への新たな投資機会を提供
米投資運用会社レックス・シェアーズが、ビットコインを財務戦略に組み込む企業の転換社債に投資するETF「BMAX」を発表。ストラテジー社債券が81%を占め、個人投資家にマイケル・セイラー流ビットコイン戦略への新たな投資機会を提供するものだ。
06:30
ゴールドマン・サックス、仮想通貨について過去の懐疑的姿勢から一転
世界第2位の投資銀行ゴールドマンサックスが2025年株主レターで初めて仮想通貨の普及を認める。かつて「詐欺」と呼んだ同社が姿勢を転換し、仮想通貨デスク設立やブロックチェーン技術への投資を進めている。
06:02
イーサリアム 新テストネットを3月17日に立ち上げへ
イーサリアム財団がSepoliaとHoleskyテストネットでの設定エラー問題を受け、新テストネット「Hoodi」を3月17日に立ち上げ予定。Pectraアップグレードのメインネット適用は4月25日頃の見込みだ。
03/14 金曜日
15:38
UPCXが国内初上場 仮想通貨UPCをビットトレード取り扱いへ
日本人主導のブロックチェーン決済プロジェクト「UPCX」が国内初上場へ。ビットトレードが3月27日に取扱開始することを発表した。シンガポール拠点の高速ブロックチェーンは秒間10万件の処理能力を持ち、世界水泳選手権の公式スポンサーを務めた実績も。金融サービスのアクセス民主化を目指す。
13:15
ソラナのインフレ削減提案が否決、動的ステーキング率設定の導入実現できず
仮想通貨ソラナの経済モデル改革を目指した提案「0228」がエポック755で承認閾値に達せず。ステーキング率50%を目標とし、SOLの発行量を動的に調整する仕組みの導入は見送られる結果になった。
12:45
ポリゴン、Mercado BitcoinとRWAトークン化で提携
ポリゴンが、ラテンアメリカ最大の仮想通貨取引所メルカド・ビットコインと提携を結んだ。RWA(現実資産)トークン化でポリゴンのネットワークを採用し、利便性向上を図る。
11:00
「可能な限りビットコインを取得」 ホワイトハウス高官発言、トランプ政権の準備金計画で
トランプ政権のデジタル資産担当高官が「可能な限りビットコインを取得する」と発言。100万BTCの購入を指示する法案の支持を示唆する一方、民主党は利益相反を懸念し計画停止を要求。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧