はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「今後も様々なカタチのお金が登場する」村上ファンド元代表の村上世彰氏が、仮想通貨に言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

村上ファンド元代表の村上世彰氏が、仮想通貨に言及
村上ファンド元代表の村上世彰氏がTwitterで仮想通貨に言及し、「仮想通貨が暮らしに根付くかどうかは不明だが、お金は道具であると同時に人体で言えば血液のようなもの。日本人の金融資産の内、半数以上が銀行預金しており上手く巡っていない。」などと述べた。

旧村上ファンド代表の村上世彰氏が、仮想通貨に言及

1999年から2006年まで、M&Aコンサルティングなどを主軸に活躍するなど、日本を代表する実業家として知られる旧村上ファンドの代表「村上世彰」氏が仮想通貨に言及。お金と経済が回っていない現在の日本経済について、危機感も示した。

2017年7月には、日本の大物実業家ホリエモンとの対談の場で、堀江貴文氏による仮想通貨のICO(イニシャル・コイン・オファリング)の説明に関心を示し、「ニューマネーサプライみたいなものだ」と言及する場面もあった。

投資より預金を好む日本人

銀行の普通預金は使い勝手がよく、国民の生活に欠かせないものとなっている。

しかし、銀行預金の利息は、デフレやマイナス金利政策による影響により、今や0.01%程度の水準でしかない。

日本では、1971年に「預金保険法」が制定されたことで誕生したペイオフ制度があるものの、万が一、銀行が破綻した場合でも、元本1000万円までしか補償されない。

日本銀行調査統計局が2018年8月14日に発表した「資金循環の日米欧比較」によると、個人金融資産の内、現預金の占める割合が、米国13%、欧州33%に対し、日本は52%にも達していることがわかる。

出典:日本銀行調査統計局

特に投資信託・株式等は、米国48.0%、欧州28.8%に対し、日本は14.9%という極めて低い水準に留まっている。

2017年4月の日本経済新聞には、『タンス預金が止まらない』との記事も出ている。

日銀のマイナス金利政策による預金金利の低下が一因となり、によると、直近の2月末時点で43兆円と前年同月比8%増えた。(情報:第一生命経済研究所)増加額は3兆円で国内総生産(GDP)の0.6%に達するという。

このような状況にある中、日本政府は、スローガンである『貯蓄から資産形成へ』を定着させるべく、株式市場でも「NISA(少額投資非課税制度)」の仕組みを定着させるなど推進しているが、今ひとつ成果が得られていない現状がある。

低迷する日本の経済成長率

先日、CoinPostでインタビューを行なった参議院の藤巻健史議員も、日本の名目GDP(国内総生産)が、30年間で約1.5倍と低迷している状況について指摘。

「アメリカのGDPは約4.1倍、イギリスは約4.9倍、韓国は約19倍、中国は約75倍だが、日本の経済成長率は他の先進国と比較して大幅に劣っている。」と言及したほか、参議院予算委員会での答弁でも、「インターネット革命の次にある成長産業であるブロックチェーン。ブロックチェーンの発展と表裏一体の関係にある仮想通貨であり、過剰な規制や税制などで、妨げになってはならない。」などと見解を述べている。

『国会議員から見た、仮想通貨を持つべき理由と将来性』藤巻健史議員インタビュー(後編)
仮想通貨の税制改正など、国会の場で問題提起されている参議院議員の藤巻健史先生に、CoinPostで独占インタビューを実施。後編では、金融市場と仮想通貨業界の将来性など見解を伺った。

このような状況を打開するためにも、将来性のある「仮想通貨及びブロックチェーン産業」の発展を促進し、国の税収源を確保するとともに、日本政府が経済にお金が回る仕組みをしっかりと主導していくことが求められる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/19 土曜日
13:50
トランプ一族関連のWLFI、4.5億円分のイーサリアムを追加購入 総額370億円超に
ワールド・リバティ・フィナンシャルが861ETHを新規購入し、総保有量は70,143ETHに到達。仮想通貨法案可決が追い風に。
13:20
ジャック・ドーシーのブロック社、S&P500指数に追加へ
ジャック・ドーシー率いるブロック社がS&P 500指数に追加される。株価は時間外取引で10%以上上昇した。同社は米国製の新ビットコインマイニングチップを年内発売予定だ。
11:30
ピーター・ティール支援の仮想通貨取引所ブリッシュがIPO申請=CNBC
元NYSE社長トム・ファーレイ率いるブリッシュが証券取引委員会にIPOを申請。コインデスク買収実績を持つ同社の上場計画と業界動向を報告。
11:02
著名アナリストが分析、「ビットコインからイーサリアムへ資金移動、アルトシーズンの兆し」
ウィリー・ウー氏らがアルトシーズン開始を予測。仮想通貨ビットコインからイーサリアムへの資金ローテーションが本格化し、アルトコイン市場の上昇環境が形成。
10:05
JBA、暗号資産アンケート 分離課税20%導入の場合84%が投資増額意向
日本ブロックチェーン協会が暗号資産税制アンケート結果を公表した。保有者の84%が分離課税20%で投資増額すると回答した。また、10人に1人以上が暗号資産を保有などの結果も出た。
08:50
仮想通貨全面高の一週間、米下院クリプトウィーク振り返りと今後の見通し|仮想NISHI
今週の仮想通貨市場は、米下院で開催された「仮想通貨週間」において、ビットコインが史上最高値となる12万ドルを超える展開となった。アルトコイン市場においても大幅な上昇が見られた。
08:30
リップル発行のRLUSD、ブルーチップから最高評価獲得
独立の格付け機関ブルーチップがリップルのRLUSDステーブルコインにA評価を付与。BNYメロンでの準備金管理と堅牢なコンプライアンス体制などが評価された。
07:30
「米SECはトークン化の規制例外措置を検討中」アトキンス委員長
米SECのアトキンス委員長が、SECは証券のトークン化における規制の例外措置を検討していると明かした。RWAのトークン化は仮想通貨・ブロックチェーン領域で大きなトレンドになっている。
07:00
「保有していれば国家債務削減できたか」ブルガリア政府が2018年に手放した21万ビットコインの現在価値
ブルガリア政府が2018年に売却した21万3500BTCの仮想通貨ビットコインの現在価値は250億ドル超。同国債務の約8割に相当する巨額損失として話題に。
06:20
米上場ビットデジタル、イーサリアム保有量12万ETHに拡大
米ナスダック上場のビットデジタル社が18日、6730万ドルの資金調達で19683ETHの仮想通貨イーサリアムを追加購入。総保有量は120,306ETHで、時価4.24億ドルに拡大。
05:40
トランプ大統領がステーブルコイン法案に署名、米初の仮想通貨包括規制法が成立
トランプ大統領が19日、ステーブルコイン規制枠組みを定めるGENIUS法案に署名し米初の仮想通貨包括規制法が成立。2500億ドル規模のステーブルコイン市場に明確な規制導入。
07/18 金曜日
17:36
JBA、仮想通貨の税制改正「5項目」提言 申告分離課税20%など
日本ブロックチェーン協会が7月18日、暗号資産の税制改正要望書を政府に提出。最大55%の総合課税から20%分離課税への移行、損失繰越控除、暗号資産同士の交換非課税など5項目を要望。
17:00
ビットコイン、上昇余地あるも利確の動きに注意=Glassnode分析
ブロックチェーン分析企業Glassnodeは、最新のビットコイン市場分析レポートで、オンチェーン指標と過去のデータから、ビットコイン価格はさらに上昇する可能性があり、13万ドルが次の重要な抵抗線となると予測した。
13:55
米サムザップ、仮想通貨投資枠370億円に拡大 XRPやDOGEなど6銘柄追加承認
米上場のサムザップメディアが17日、取締役会で仮想通貨投資枠を2.5億ドルに拡大と発表。イーサリアム、ソラナ、XRP、ドージコイン、ライトコイン、USDCを新たに投資対象に追加。
13:30
ハミルトン・レーンのSCOPEファンド、マルチチェーン化
資産運用大手ハミルトン・レーンのプライベートクレジットファンド「SCOPE」がイーサリアムとオプティミズムでマルチチェーン化した。セキュリタイズとワームホールが提携し実現している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧