はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マネックスグループ決算説明資料|コインチェックに関する言及、仮想通貨活用サービス創造にも着手か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マネックスグループ決算説明資料で仮想通貨に関して掲載
コインチェック社の買収を行なったマネックスグループ(8698)は本日、11時40分から2019年3月期第2四半期決算説明を行い、説明資料が公開された。その内容にて、期待感が高まっている仮想通貨事業展開について触れた。

CoinCheck本日、利用規約

仮想通貨の購入・売却における最小・最大注文数量や利用者に対する誠実な対処方針に関する利用規約を大きく改定、その改定が行われるのが本日29日となる。

このように業界が前進に少しずつ向かう中で、昨年末まで日本の仮想通貨市場を支えてきた存在である仮想通貨取引所コインチェックの動向(再開までの動き)は注目の的だ。

マネックス社決算説明資料

コインチェック社の買収を行なったマネックスグループ(8698)は本日、11時40分から2019年3月期第2四半期決算説明を行い、説明資料を公開した。

まず、同資料内では、マネックスグループとして、新たな技術の導入に積極的に取り組んでおり、コインチェックのグループ入りによって「クリプトアセット事業セグメントを大きな質と量を伴って発足させたことなどを追い風に、新しいステージを迎えた」と記載、今後の仮想通貨事業展開について以下の2点に触れた。

一つ目の内容では、「グローバル、個人、新技術」という3つの視点で金融を再構築するという説明画像の中で、仮想通貨にも関連すると思われる未来の金融という内容を加え、仮想通貨交換業での地位確立に触れた。

2枚目の説明画像では、具体的な仮想通貨事業、コインチェックの再開に関して「サービス再開に向け、経営管理態勢、内部管理態勢および内部監査態勢を構築」と記載された。

この内容から、コインチェックの事業再開への動きが伺える他、クリプトアセット(仮想通貨)を活用したサービスの創造を目指していることも明らかになったが、未だ資料内では明確な日程などの明言はされていない。

本日の注目時間は?

また、マネックスグループは、「2019年3月期 第2四半期決算発表 個人投資家向けオンライン決算説明会」を本日10月29日(月)20時00分に予定している。

同説明会では、3月期第2四半期の業績に関するプレゼンテーションが行われる他、マネックスグループ株式会社 代表執行役社長CEO松本大氏による「質疑応答」の時間が設けられている。

また、後場が始まる12時30分まで、また大引け後の時間には注目したいところだ。

コインチェック:クリプトアセット事業の第2四半期決算

クリプトアセット事業の第2四半期決算内容では、新規ユーザーの登録とサービスの一部停止を行なっていたが、出金・送金手数料などにより、受入手数料が1億3900万円。

仮想通貨の売買損益等のトレーディング損益は、11億1800万円、営業収益は12億5600万円。

販売費及び一般管理費の部分では、人件費や事務委託費などにより22億4400万円。

その他の収益費用(純額)が1億4000万円の利益に。

合計では、セグメント損失(税引前四半期損失)は、8億4700万円となっています。

日本仮想通貨市場の風向きの変化

また今回は、コインチェック社に関連する動きに注目が集まる理由と、その背景についても合わせて考察する。

コインチェックに続きZaifと流出被害が続き、日本の仮想通貨業界は厳しい状況に置かれていたが、コインチェックをマネックスが買収、他のみなし業者にも楽天、またSBIが買収、または出資を行うことで、業界の風向きも少しずつ変わりつつある。

マネックス社が入ったことは、大手金融機関の参入という事実だけではなく、静岡銀行を同社の持分法適用会社に置くグループが参入したという、極めて厳しい銀行関連の動きが業界へ入ってきたという大きなステップアップへと繋がった。

特に先日、金融庁に資金決済に関する法 第87条に基づく「一般社団法人 日本仮想通貨交換業協会」の資金決済事業者協会認定化は、信頼回復が待ち望まれている業界において、健全化へ向けた自主規制ルール適応を可能にする、大きなニュースになったといえるだろう。

仮想通貨取引所ハッキング事件、及びICO関連トラブルなどの対応に加え、国内仮想通貨取引所への立入検査や行政処分(改善内容の監査)を立て続けに実施していた日本の立て直しを計る動きとなり、一時的に停止している新規受付停止の自粛状況からも脱却の兆しが見えたことになる。

新規取引所ライセンス

となると、重要視されるのは、新規仮想通貨取引所ライセンスの交付だ。

金融庁主催の仮想通貨交換業等に関する研究会でも議論されたように、この新規ライセンスの交付前に、現在の取引所の状況を整理することが予想されている。

業務改善命令に関しては、すでに各社報告書を提出済みであり、自主規制ルールの制定も可能になった。そこで残るのがみなし業者の登録の可否となる他、同社が10月23日に発表した「仮想通貨取引説明書・利用規約改正のお知らせ」で明らかになった利用規約改定は、その内容から取引所を稼働させることを期待させる前向きな内容であることも、コインチェックの動向の注目度をより押し上げている要因と言えるだろう。

CoinPostの関連記事

マネックスグループ松本CEOインタビュー:仮想通貨コミュニティの期待に応えていく
国内最大手の仮想通貨取引所のコインチェックをグループに迎え入れた、マネックスグループの松本CEOに対し、「仮想通貨メディアCoinPost」としてインタビューを実施。仮想通貨に興味を持ったきっかけやグループの今後の展望について、今現在の心境を語っていただきました。
▶️本日の速報をチェック
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/07 日曜日
16:00
AIが自律的に売買する時代へ、コインベースが描くエージェントコマースの未来|WebX2025
米大手仮想通貨取引所コインベースの事業開発担当副社長ダン・キム氏が大型Web3カンファレンス「WebX」に登壇し、同社がAI領域で大きな注目を集める「エージェントコマース」に投資を本格化する理由と背景について詳説した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTCの10万ドル割れリスクやETH価格100倍の可能性など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1650万円で底堅く推移、米雇用統計控え利下げ期待高まる|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは底堅い推移で1650万円周辺まで回復。SEC・CFTC共同声明が相場を支援する一方、ナスダックのDAT企業監視強化で一時下落。8月米雇用統計を控え、利下げ期待によるBTC相場への影響をbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|ナスダックの仮想通貨保有企業への監視強化に高い関心
今週は、金融庁による仮想通貨規制の見直し検討、米M2マネーサプライをもとにしたビットコイン相場分析、ナスダックによる仮想通貨保有上場企業への監視強化に関する記事が最も関心を集めた。
09/06 土曜日
13:55
米SEC・CFTC、仮想通貨無期限先物取引の国内展開などを検討
米SEC・CFTCは金融市場24時間取引市場拡大、永続契約の国内回帰、予測市場とポートフォリオ証拠金制度の導入などを検討。仮想通貨規制統一化で共同声明を発表。
13:00
ハイパーリキッド(HYPE)、独自ステーブルコインUSDH発行計画 手数料80%削減へ
分散型取引所ハイパーリキッドが独自ステーブルコインUSDH発行と手数料の80%削減などを計画している。仮想通貨HYPEは過去1年間で630%上昇しているところだ。
11:25
仮想通貨の暗号基盤に量子リスク 2035年移行計画を米SECに提案
量子コンピュータが主要仮想通貨の暗号基盤を破る可能性について、米SECに提出された報告書で警告。2034年までの脅威確率や対策フレームワークを解説。
10:25
トークン化ポケカ市場「Collector Crypt」、仮想通貨CARDSが数日で10倍高騰
ポケモンカードをトークン化する「Collector Crypt」の仮想通貨CARDSが1週間で10倍上昇した。ガチャ需要が24億円に達し、NFT市場に新風が吹いている。
09:10
ステーブルコインX、5.3億ドル追加調達完了でENA購入拡大
TLGYアクイジション・コープとステーブルコインXアセッツが追加5.3億ドルのPIPE資金調達を完了。Ethena財団は3.1億のENA買い戻しプログラムを開始する。
08:05
韓国当局、仮想通貨レンディングのガイドライン発表
韓国の金融委員会は仮想通貨のレンディングに関するガイドラインを発表。サービス対象銘柄を時価総額上位20位などのルールで制限することなど、規制を明確化した。
08:00
トランプメディア、6.8億CROトークン取得
トランプメディア・テクノロジーグループがクリプトドットコムとの買収契約を完了し、6.84億枚のCROトークンを現金・株式で取得。Truth Socialとの戦略的提携も開始される。
06:55
ストラテジー、S&P500編入されず ビットコイン小幅反落
仮想通貨ビットコイン保有最大手のストラテジーのS&P500指数組み入れが見送られ、証券取引アプリのロビンフッドが新規採用された。失望売りを受けビットコインが反落。
06:25
米上院、クラリティ法案の最新版でステーキングやNFTを証券分類から除外
上院銀行委員会が仮想通貨市場構造法案(クラリティ法案)の最新版を発表。ステーキング、エアドロップ、NFTを証券から除外し、DePIN免除とSEC-CFTC連携枠組みを追加した。
06:00
米SECとCFTC、規制統一化へ 月末に共同ラウンドテーブルを開催
SEC・CFTC両委員長が5日、規制統一化に向けた共同ラウンドテーブルを29日開催すると発表。仮想通貨商品定義統一や資本枠組み整合などを協議する。
05:40
イーサリアムICO時代のクジラ、3年ぶりに960億円相当のETHをステーキングへ
2014年ICO参加の大口投資家が5日、3年間休眠状態だった15万ETH(960億円相当)をステーキングサービスに移動。入場待ち数が退場数を上回る。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧