はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

韓国カカオペイ株急落、ステーブルコイン規制懸念が背景か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

サークル株にも波及か

韓国のカカオペイ株は27日、ステーブルコイン参入への投資家期待で過去二週間急騰していたが、1日間の売買停止解除後に最大17%下落した。ブルームバーグが同日報じたところによると、韓国取引所は木曜日に同株を「投資リスク」銘柄に指定して取引を停止していた。

カカオペイ株は今週火曜日にも売買停止となっており、その前の2営業日で約50%上昇していた。韓国投資家の仮想通貨への強い関心により、同株は過去1カ月で2倍以上値上がりしていたが、規制当局は懸念を示している。

この韓国市場の動きは米国のサークル株にも波及したようで、前日比15.54%下落した。ブルームバーグの26日報道によると、韓国投資家はサークル株に純額4億4300万ドルを投資し、6月最大の外国株購入銘柄となっている。

また、韓国最大の銀行であるKB国民銀行は、ステーブルコインに関連する商標を申請した。これは、同国の法的基盤を整備し、ローカル通貨に連動したステーブルコインを推進するための動きの一環とされている。韓国知的財産権情報サービス(KIPRIS)によると、KB国民銀行は月曜日と火曜日に、KBKRW、KRWKB、KBST、KRWSTなどのティッカーシンボルに関する17件の商標申請を行った。

さらに、KB国民銀行を含む韓国の8大銀行が連携して、ウォンに連動したステーブルコインの発行に向けた共同プロジェクトを開始することが報じられた。この取り組みには、KB国民銀行、シンハン銀行、ウリ銀行、農協銀行、コーポレート銀行、スヒョプ銀行、シティコリア、SCファースト銀行が含まれ、ドル連動型ステーブルコインの台頭に伴うドル優位の影響に対抗することを目的としている。

韓国では新しく選出されたイ・ジェミョン大統領が仮想通貨市場アクセス改善を推進している。同政権は国内企業のステーブルコイン発行を可能にする法案を提案し、カカオペイが主要受益者になるとの憶測で同社株が今月高騰していた。

一方、中央銀行である韓国銀行は今週、ステーブルコイン採用が金融政策に広範囲な影響を与える可能性があると述べた。また、NH投資証券のショーン・オー氏は「カカオペイは明らかに過熱状態で、ファンダメンタルズを先行していた」と分析し、今後現実的な評価に直面するとの見方を示したという。

関連:サークル株価15%下落、BISステーブルコイン批判や利益確定売りなどが影響

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/21 月曜日
14:00
IMF、エルサルバドルのビットコイン購入停止を指摘 政府は継続主張
国際通貨基金がエルサルバドルによる仮想通貨ビットコイン購入が停止していると報告した。同国政府の継続購入発表と食い違い、実際の保有状況に疑問符が浮上している。
13:41
英国政府、押収仮想通貨の売却に向け準備か 資金調達の可能性も
英国政府が押収した仮想通貨の売却を検討している。押収したビットコインなどは合計で1兆円規模と推定される。財政難の中、新たな資金調達手段となる可能性が指摘されている。
07/20 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、投資会社創設者によるETH1万ドル到達予測やXRPの最高値更新など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1800万円目前で揉み合い、米規制緩和進展が下値支え|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1800万円を窺う展開。史上最高値更新後の高値揉み合いが続く中、米下院でのジーニアス法案可決など規制緩和の進展が相場を支援。トランプ政権の仮想通貨政策レポート公表を22日に控え、戦略的ビットコイン備蓄の具体策にも注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法署名に高い関心
今週は、ビットコインの価格予想、古参ビットコイン大口保有者の動向、トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法への署名に関する記事が最も関心を集めた。
07/19 土曜日
13:50
トランプ一族関連のWLFI、4.5億円分のイーサリアムを追加購入 総額370億円超に
ワールド・リバティ・フィナンシャルが861ETHを新規購入し、総保有量は70,143ETHに到達。仮想通貨法案可決が追い風に。
13:20
ジャック・ドーシーのブロック社、S&P500指数に追加へ
ジャック・ドーシー率いるブロック社がS&P 500指数に追加される。株価は時間外取引で10%以上上昇した。同社は米国製の新ビットコインマイニングチップを年内発売予定だ。
11:30
ピーター・ティール支援の仮想通貨取引所ブリッシュがIPO申請=CNBC
元NYSE社長トム・ファーレイ率いるブリッシュが証券取引委員会にIPOを申請。コインデスク買収実績を持つ同社の上場計画と業界動向を報告。
11:02
著名アナリストが分析、「ビットコインからイーサリアムへ資金移動、アルトシーズンの兆し」
ウィリー・ウー氏らがアルトシーズン開始を予測。仮想通貨ビットコインからイーサリアムへの資金ローテーションが本格化し、アルトコイン市場の上昇環境が形成。
10:05
JBA、暗号資産アンケート 分離課税20%導入の場合84%が投資増額意向
日本ブロックチェーン協会が暗号資産税制アンケート結果を公表した。保有者の84%が分離課税20%で投資増額すると回答した。また、10人に1人以上が暗号資産を保有などの結果も出た。
08:50
仮想通貨全面高の一週間、米下院クリプトウィーク振り返りと今後の見通し|仮想NISHI
今週の仮想通貨市場は、米下院で開催された「仮想通貨週間」において、ビットコインが史上最高値となる12万ドルを超える展開となった。アルトコイン市場においても大幅な上昇が見られた。
08:30
リップル発行のRLUSD、ブルーチップから最高評価獲得
独立の格付け機関ブルーチップがリップルのRLUSDステーブルコインにA評価を付与。BNYメロンでの準備金管理と堅牢なコンプライアンス体制などが評価された。
07:30
「米SECはトークン化の規制例外措置を検討中」アトキンス委員長
米SECのアトキンス委員長が、SECは証券のトークン化における規制の例外措置を検討していると明かした。RWAのトークン化は仮想通貨・ブロックチェーン領域で大きなトレンドになっている。
07:00
「保有していれば国家債務削減できたか」ブルガリア政府が2018年に手放した21万ビットコインの現在価値
ブルガリア政府が2018年に売却した21万3500BTCの仮想通貨ビットコインの現在価値は250億ドル超。同国債務の約8割に相当する巨額損失として話題に。
06:20
米上場ビットデジタル、イーサリアム保有量12万ETHに拡大
米ナスダック上場のビットデジタル社が18日、6730万ドルの資金調達で19683ETHの仮想通貨イーサリアムを追加購入。総保有量は120,306ETHで、時価4.24億ドルに拡大。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧