UNI(ユニスワップ)とは
世界最大の分散型取引所(DEX)ユニスワップが発行するガバナンストークン。
ユニスワップはイーサリアム上に構築されており、ERC-20規格のトークンを審査を必要とせず上場させることができる。スマートコントラクトで構築されており、AMM(自動マーケットメイカー)方式を採用している。AMM方式とはスマートコントラクトで自動でのマーケットメイクを可能にしたシステム。分散型取引所では多くのプロジェクトがAMM方式を採用しているが、ユニスワップが1番規模が大きい。
分散型取引所なので流動性プールに多くの通貨を必要とするが、ユニスワップのプールに暗号資産(仮想通貨)を預けて流動性を提供する(イールドファーミング)ことで対価としてUNIを受け取ることができる。
関連:AMM(自動マーケットメイカー)とは|仕組みやリスクを解説
価格
- 現在価格(2025年10月2日時点): 8.19ドル(約 1,210円)
- 年初来高値(2025年1月付近): 15.7ドル(約2,323円)
- 年初来騰落率(YTD):-38.04%
- 過去最高値(2021年4月): 43.92ドル(約 6,500〜7,000円)
価格予測
2025年6月:イーサリアム7%上昇、UNI・AAVE高騰 SEC委員長のDeFi支持発言で
2025年2月:米SECがユニスワップラボ調査を終了、DeFiセクターに追い風
時価総額|関連銘柄
ユニスワップ(UNI)の時価総額は2025年10月時点で約49億ドル、「分散型取引所(DEX)」セクターの中では2位に位置する。セクター1位はハイパーリキッド(HYPE)で約132億ドル。3位以下にはアスター(ASTR):約27億ドル、Pump.fun(PUMP):約25億ドルが続く。
主な出来事
- 2025年2月:大手DEXユニスワップ、イーサリアムL2「Unichain」のメインネットをローンチ
- 2025年5月:イーサリアムDEXトレーダー70%超急増、Uniswapが市場独占するも特許訴訟に
- 2024年5月:分散型取引所大手ユニスワップ、SECに反論 裁判に臨む構え
- 2025年6月:ユニスワップラボ、Web3ゲーム「Crypto: The Game」を買収
エコシステム支援組織
Uniswap Labs: アメリカのニューヨーク州に拠点を置く企業でユニスワップの開発・運営を主導する。ユニスワップエコシステムをサポートする製品の開発を進めている。
Uniswap DAO: 投票による民主的な統治が行われている。UNIを保有することで誰でもガバナンスに参加することが可能。全てのDAO内の組織としては世界2位の規模を誇っていて、トークン保有者数は38万人、市場規模は28億ドルに及ぶ。Uniswap Labsが開発した機能や提案をガバナンス投票によって承認する役割も担う。
トークンアロケーション
初期に10億UNIが発行され、4年間にわたってアンロックされる。最初の4年間はユニスワップのコミュニティメンバー60%、チームと将来の従業員21.51%、投資家17.80%、アドバイザー0.69%の割り当てとなっている。
UNIの総供給量は10億UNIで2024年11月の循環供給量は6億UNI。UNIの初期の発行から4年後には年間2%の永続的なインフレ率が開始され、エコシステムへの継続的な参加と貢献が保証されている。
トークン保有者の中で最大の割合を占めているのがカリフォルニア州に拠点を置くアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)でDAO投票で過去に大口保有者(クジラ)による資本集約型DAOの問題が問われたことがある。ユニスワップコミュニティではマルチチェーン推進を進める議論を重ねたが、UNI大口保有者がブリッジ選定の政治的理由で反対票を投じたことがある。
関連:Uniswapが浮き彫りにした資本集約型DAOのリスクとは?
Total Value Locked(TVL)
Total Value Locked(TVL)は、DeFi(分散型金融)プラットフォームやプロトコルの価値を評価するための重要な指標の一つ。2025年10月時点、ユニスワップのTVLは、58億ドル。
出資している主なVC
- 資金調達総額:約1.9億ドル
- 大規模な投資ラウンド:(2022年10月、約1.7億のシリーズB資金調達ラウンド
- リードインベスター:Polychain Capital
- フォロー投資家:Andreessen Horowitz(a16z)、Paradigm、Variant、SV Angel



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