Aave(AAVE)の概要
Aaveは分散型のレンディング(貸付)プラットフォームで、フラッシュローン(Flash Loan)や信用委任(Credit Delegation)といったDeFiサービスを提供している。
Aaveの前身組織であるETHLendは、2017年にフィンランド出身のStani Kulechov氏によって、設立された。「Aave」はフィンランド語で「お化け」を意味し、DeFi分野で「透明かつオープンなインフラを創造する」というAaveの取り組みを象徴する。
DeFi Pulseのデータによると、Aaveプラットフォームにロックされている仮想通貨は、執筆時(22年2月)では95.3億米ドル(約1.1兆円)の規模で、プラットフォーム別の預け入れ金額(TVL)ランキングで4位となっている。
仮想通貨「AAVE」は、分散型レンディングプロトコルAaveのERC-20規格のネイティブトークンであり、Aaveの分散型ガバナンスにおいてガバナンストークンとして利用されている。
Aaveでは、30種以上のトークンの貸借が可能。貸手のユーザーは、資産をスマートコントラクトにロックして流動性を提供することで、金利を得ることができる。預けた資産を担保とみなし、他のトークンを借りることも可能だ。