- SECが2つのビットコインETFを承認?
- SEC(米国証券取引委員会)が公表した文書によると、とある2つのビットコインETFの承認をSECが秘密裏に進めているとのことです。2つのETFとはProShares社の提供する「Proshares Bitcoin ETF」、「Proshares Short Bitcoin ETF」であり、構成銘柄としてビットコイン先物契約を含んでいます。
SECが2つのビットコインETFを承認?
SEC(米国証券取引委員会)が公表した文書 によると、SECがとある2つのビットコインETFの承認を秘密裏に進めているとのことです。
ETFとは
Exchange Traded Fund (上場投資信託)の略でインデックスファンドの一種。
日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等に連動する運用成果を目指し、東証などの金融商品取引所に上場している投資信託のこと。
SECが3月23日に公開した文書では、NYSEアーカ取引所にProShares社が提供する2つのETFを上場させるためのルール変更を当機関が承認するか否かを決断するべく、公的な承認作業が進行中です。
2つのETFとは「Proshares Bitcoin ETF」「Proshares Short Bitcoin ETF」であり、構成銘柄にビットコイン先物契約を含んでいます。
これらのETFを利用することによって、投資家たちは馴染みのある投資商品として、ビットコインへ間接的に投資することが可能になります。
当機関はルール変更が承認、もしくは否決されるべきかを決定すべく、法に従い手続きを行なっています。
これらの手続きは、ルール変更によって提起された法的および政策上の問題が考慮されており、現時点では適切に進められます。
と関係者は述べています。
SECの過去の対応
CBOE(シカゴ・オプション取引所)とCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)がビットコインの先物取引を始める以前から、ProSharesはこれら2つのETFを昨年9月に初めて提案しています。
NYSEアーカ取引所はこれらのETF上場について、昨年12月にSECの承認を求めています。
しかし、CCNが伝えた通り、SECはこれらのビットコインETF上場を退け、十分な投資家保護が確立されるまではこれらの投資商品を承認するのには気がひけるといった声明を発表しています。
3月には、CBOEの社長であるChris ConcannonがSECへ向けた書簡を発行し、ビットコインETFの承認に際して、従来のETF商品として扱わずケースバイケースで対応することを提案しました。
彼はCBOEがビットコイン先物が複数の期限において問題なく満了していることを強調しました。
また、彼はビットコイン市場が急速に成長し、間も無く正当なETFとして保証されることになるでしょうと発言しています。
SECのガイドラインによれば、提案されたルール変更はFR(連邦官報)として発行される予定であり、さらにFRの発行日から21日間、パブリックコメントの募集が行われます。
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APRIL 06, 2018 01:50
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