はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金融庁が仮想通貨規制について金融商品取引法への移行を検討|産経新聞が報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融庁が仮想通貨の金商法適用を検討
産経新聞によると、金融庁が仮想通貨交換業者を規制する法律を現在の「改正資金決済法」から、「金融商品取引法」に移行する検討に入った。金商法が適用されることで、専門知識が少ない一般投資家を手厚く保護することに繋がり、分離課税の議論進展や、ETFなど派生商品の誕生が期待される。
ETFとは

Exchange Traded Fund (上場投資信託)の略でインデックスファンドの一種。

日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等に連動する運用成果を目指し、東証などの金融商品取引所に上場している投資信託のこと。アメリカでは、「ビットコインETF」の承認を目指し、米国証券取引委員会(SEC)に承認申請が行われている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

金融商品取引法とは

産経新聞の報道によると、金融庁は2日、仮想通貨交換業者を規制する法律について、現在の「改正資金決済法」から、「金融商品取引法」に移行する検討に入ったことが判明しました。

「金融商品取引法」は、専門知識が少ない一般投資家を手厚く保護することを狙いとし、株式、債券、デリバティブ(金融派生商品)取引など幅広い金融商品を対象に販売や勧誘のルールを定めるなど、市場の透明化を促進する法律です。

改正資金決済法は、仮想通貨取引所などの交換業者を登録制にすることなどを定めていますが、交換業者の経営が悪化した場合に顧客の資産を保護する仕組みなどが不十分だの指摘があり、証券会社などに適用される金商法に基づいた内容の規制にすることで、利用者保護の強化につなげる考えです。

仮想通貨が金融商品に認定されるメリット

仮想通貨が金商法の適用対象になれば、金融商品として扱われるようになり、証券会社などに対し、顧客の資金や株式などの有価証券を会社資産と分けて分別管理することを義務づけており、不正なインサイダー取引を禁じるなど、投資家保護の仕組みを整備しています。

最大の利点は、市場が透明化されることで、健全な業界発展を見込めることです。

これにより、機関投資家など大口の参入障壁が下がり、将来的な資金流入につながる可能性があります。

また、金融商品の取扱に関する規制を一元化できることで、規制をかけやすくなるため、国(金融庁)が監督しやすくなるほか、さまざまなメリットが考えられます。

金融機関で仮想通貨の派生商品を取り扱うことも可能性として考えられる他、上場投資信託(ETF)などさまざまな金融商品が誕生へハードルが下がる事ことも予想され、仮想通貨の取引量が増える(リクイディティが高まる)など、業界にとってのメリットも大きいとされています。

さらに、金商法の適用対象となることで、仮想通貨の税制改正に進展をもたらす期待もあります。

改正資金決済法における税務上の取扱いでは、決済利用分野などでの利便性が損なわれる要因と指摘される「仮想通貨間の交換」が課税対象となっている問題の見直しについての必要性が各所で指摘されています。

今までの仮想通貨の税制の議論は、改正資金決済法に則った観点なので、金融商品取引法に移行した場合、状況は異なると考えられます。

そもそも証券取引法から金融商品取引法に発展した経緯があるので、金商法適用の場合、有価証券とみなされる可能性があります。

将来的に株やFXなどと同じ税率20%の「申告分離課税」の適用について、議論・検討される可能性も考えられます。

背景

コインチェックによる不正流出事件をきっかけに、仮想通貨取引所の実態調査へと動いた金融庁。

杜撰な管理が露呈したことで、業務改善命令などが相次ぎ、投資家保護の仕組みの再構築など、業界再編が不可欠とされてきました。

また、今年5月には、世界主要20ヶ国で構成される「G20」の金融政策機関が、仮想通貨を”金融(暗号)資産”として認める方針に同意しており、G20の開催を今月控え、各国に対して、仮想通貨業界におけるグローバルスタンダードとなる”統一された規制”の提出期限を7月までに定めています。

日本は、世界に先駆けて投資家保護の仕組みを整備することで、仮想通貨業界をリードする考えもあるものと思われます。

CoinPostの関連記事

ビットコインETF承認を目指し、約4.2兆円の資産運用会社とフィンテック企業の合同チームが許可申請
巨大機関投資家の参入が見込めることで実現を期待される「ビットコインETF」。これまで米SECには12の申請が却下されているが、懸念点を解消した新しいアプローチが話題に。
G20の合意で韓国が政策軟化へ|金融資産として認める方針
G20が仮想通貨を「金融資産」として認めることに同意したことを受け、韓国もこれまでの各政策を軟化させる方針。G20は各国に対し、仮想通貨業界におけるグローバルスタンダードとなる「統一された規制」の提言提出期限を7月までに定めている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/28 水曜日
16:51
ヴィタリック氏、「意義あるアプリ不足がイーサリアム最大のリスク」
イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリン氏がインタビューで、イーサリアム最大のリスクは技術的脆弱性ではなく「社会的意義のあるアプリケーション不足」だと警告。仮想通貨業界の「終末シナリオ」を避けるため、投機から実用へのシフトを訴えた。
16:04
レイ・ダリオ「世界秩序は崩壊の瀬戸際」、ビットコインの真価問われる
著名投資家レイ・ダリオ氏が米国の秩序崩壊リスクを警告。金が史上最高値を更新する中、ビットコインは「デジタルゴールド」として機能するのか、その真価が問われている。
15:46
英広告当局、コインベース広告を禁止 仮想通貨リスクを「軽視」と判断
英国の広告基準局がコインベースの風刺的な広告キャンペーンを禁止。仮想通貨リスクの適切な開示を欠いたとして「無責任」と判断。同社は決定に反論している。
14:17
ビットコイン、60日間のレンジ相場が継続 米国の売り圧力が主導=Wintermute
Wintermuteが26日に投稿した市場分析で、ビットコインが85,000~94,000ドルのレンジで60日間推移していることを指摘。記録的なETF資金流出により米国の売り圧力が市場を主導していると分析した。今週のFOMC会合やビッグテック決算が転換点となる可能性を示唆している。
13:30
イーサリアムのAIエージェント向け新規格ERC-8004、メインネットで間もなく稼働へ
イーサリアムがAIエージェント間の安全で信頼性の高い相互作用を可能にする新規格ERC-8004をメインネット上で間もなく稼働させると発表した。AIサービスがゲートキーパーなしで相互運用できるグローバル市場を実現へ。
13:05
「仮想通貨決済が日常の商取引に浸透しつつある」ペイパルら調査
決済大手ペイパルらが店舗による仮想通貨決済の導入状況について最新調査を実施した。業界別の導入率や売上への影響など、詳細データを解説する。
11:45
テザーが世界有数の金保有企業に、140トンで銀行・国家以外では最大規模
ブルームバーグによると、仮想通貨大手テザーが約140トンの金を保有し、銀行や国家以外では世界最大の金保有者となった。IMFデータでは世界トップ30の金保有者に入る。
11:20
ヘイズ氏、日銀・FRBの市場介入で「ビットコイン上昇の可能性」
BitMEX創業者ヘイズ氏が日銀・FRBの市場介入シナリオを分析。円安とJGB利回り上昇を受け、FRBが実質的なQEを実施する可能性を指摘。バランスシート拡大によりビットコイン価格上昇の可能性があると予測。
10:50
金融庁、資金決済法改正案でパブコメ募集
金融庁は、資金決済法の改正案を公開し、パブリックコメントの募集を開始。ステーブルコインの発行・運用に関係する改正案が特に注目を集めている。
10:20
モルガン・スタンレーが仮想通貨事業を本格強化、戦略責任者ポストを新設
米金融大手モルガン・スタンレーがデジタル資産戦略責任者ポストを新設し、仮想通貨事業を本格的に強化する。今年前半にビットコイン、イーサリアム、ソラナの取引を開始する計画だ。
10:00
トム・リー予測、「金・銀が調整局面入れば、仮想通貨市場には反発の可能性」
ファンドストラットのトム・リー氏が、金・銀の調整局面後に仮想通貨が反発する可能性があると予測。2025年10月の大規模デレバレッジの影響が続く中、ダボス会議ではウォール街が伝統的金融とトークン化の融合を支持する動きが加速している。
09:35
ピーター・シフ、「ビットコインより金が優れている」と見解
著名エコノミストのピーター・シフ氏が仮想通貨ビットコインとゴールドを比較。準備通貨としての可能性や投資価値についてゴールドの方が優れていると主張した。
09:15
野村のレーザー・デジタル、米国で国法信託銀行免許を申請
フィナンシャル・タイムズの報道によると、野村ホールディングス傘下のデジタル資産部門レーザー・デジタルが米国の国法信託銀行免許を通貨監督庁に申請した。連邦免許により全米での事業展開が可能になる。
08:30
ステーブルコイン普及で米銀行システムから760億円の預金流出リスクか
スタンダード・チャータード銀行がステーブルコインの普及により米国の銀行が2028年末までに最大5000億ドルの預金流出リスクに直面すると分析した。地方銀行が最も高いリスクにさらされている。
07:50
金相場と米法案の審議に注目、Bitwise幹部が今後の仮想通貨相場を分析
Bitwiseの最高投資責任者は金価格の上昇とクラリティ法案成立の不確実性に注目していると述べた。今後の仮想通貨相場への影響も分析している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧