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米銀大手JPモルガンの独自仮想通貨「JPMコイン」事業プランが明らかに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「JPMコイン」事業プランが明らかに
2019年1月26日に開催されたイベント「JPMorgan Chase 2019 Investor Day」で用いられたプレゼン資料が公表され、JPモルガンの独自仮想通貨「JPMコイン」の事業プランが明らかとなった。

「JPMコイン」事業プランが明らかに

2019年1月26日に開催されたイベント「JPMorgan Chase 2019 Investor Day」で用いられたプレゼン資料が公表され、JPモルガンの独自仮想通貨「JPMコイン」の事業プランが明らかとなった。

JPモルガンは今後の成長に向け、以前から国際決済に注力しており、その中核としてJPMコインが位置付けられているが、その事業プランの詳細は、以下の資料で示されている。

即時決済向けデジタルコイン

即時決済を可能とするため、分散台帳技術を使った仮想通貨を利用し、JPMorgan Chaseの大手顧客が利用可能予定

JPMコインでアメリカドルの決済を促進

今後、米ドルだけでなく、そのほかの主要な法定通貨にも広げる予定

企業向けスマートコントラクト「Quorum」ブロックチェーン上でJPMコインが発行される予定だが、他のブロックチェーン・プラットフォームでも使用できる

他のユースケースの可能性

銀行の営業時間外でも、365日24時間国際送金可能

資産移管のためのブロックチェーン上での決済

大規模で複雑な企業顧客を対象とした、社内流動性の適正化

今回の資料開示で、(1)JPMコインの対象通貨を米ドル以外にも広げようとしている点、(2)Quorum以外のその他のブロックチェーン・プラットフォームでもその利用範囲の拡大を予定しているという2点が明らかとなった。

「JPMコイン」一般利用の可能性も

JPモルガンのCEO Jamie Dimon氏は以前、「JPMコイン」について、「商用目的や一般利用される日が来るかもしれない」との発言を行ない、JPMコインの汎用性を示唆している。CNBCが、投資家を招いて開催された年次投資イベントの内容を取りあげ、報道した。

JPMコインは、内部での利用(銀行関連)に留まる可能性もあるが、いつの日か商用利用や消費者に一般利用されることもあるかもしれない。

JPMコインは、2月中旬に発表された米国のメガバンクで初となる独自仮想通貨で、同行の大手顧客を対象とした大口決済や送金が、同通貨の目的とされていた。

また、JPモルガンのブロックチェーン・プロジェクト代表のUmar Farooq氏も「今後、ブロックチェーンの技術が追い付けば、インターネットにつながったデバイス上での決済利用も考えている。」と発言している。JPMコインの動向には、業界の内外から熱視線が集まっている。

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