はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米ロードアイランド州、仮想通貨を有価証券から免除する新法案提出「オープン・ブロックチェーン・トークン」の定義とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ロードアイランドも動き出す、仮想通貨定義法案
米州議会は、既存の証券法を改正し、仮想通貨を有価証券として見なさないとする新法案を提出した。ブロックチェーンの先進州とされるワイオミング州からも称賛の声が上がっている。

ロードアイランドも動き出す、仮想通貨定義法案

米国最小面積の州として知られる「ロードアイランド州」の議会は先日、下院の共和党議員が既存の「証券法」を改正し、仮想通貨を有価証券として見なさないとする新法案 を提出した。

出典:legiscan.com

同法案は、有価証券に該当しない仮想通貨を「オープン・ブロックチェーン・トークン」と定義した。その要点は以下の通りだ。

  • オープンブロックチェーン・トークンのデベロッパーないし販売者は、ある条件を満たせば、有価証券の発行側に該当しない
  • 有価証券に該当しない条件として、まずトークンの開発者および販売者は州務省に発行・販売の通知を提出する
  • 次に、トークンは消費目的であり、ものの交換先として取り扱われる
  • 最後に、トークンのデベロッパーないし販売者は一次購入者に『金融投資商品』として販売しない

注目点

注目すべきは、デベロッパーないし販売者は、仮想通貨トークンを一次購入者に『金融投資商品』として売ることでなく、「消費目的」を前提として売ることであり、トークンには販売時に消費目的がすでに存在し、近い将来実利用ができるという点だ。

また、仮に販売時にトークンに消費目的がない場合、一次購入者はトークンの転売が禁止されるとしている。

ロードアイランドのこの法案は、先日ワイオミング州(仮想通貨・ブロックチェーン先進州)で可決された仮想通貨分類法案に似ているが、トークンの販売とその目的について、より厳しい制限を設けようとしている。

しかし、定義が明確にされており、有価証券として取り扱わない条件が明記されているため、増えつつある米国の州における仮想通貨法案整備に対する期待感が高まるだろう。

ワイオミングブロックチェーン連合の共同設立者であるCaitlin Long氏はロードアイランドの動きについて、肯定する声を上げている。

ワイオミング州では一年前から実施しているが、ロードアイランドが模倣することは、非常に喜ばしいことだ。

仮想通貨・ブロックチェーンにフレンドリーな仲間として迎えたい。

ワイオミング州は、これまで仮想通貨・ブロックチェーン企業に対して8つの友好な法案を全可決したことで、全米においても最も先進な州として法的整備の模範とされている。

今後、より多くの州が類似した仮想通貨関連法案を提出し、審議することも予想される。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

「米スタンフォード大学」講義に学生が猛反発、ビットコインの虚偽的説明疑惑|客員教授は米リップル社の取締役会役員を兼任
スタンフォード大の学生は、教授の学術的立場と私的企業役員の利益相反を指摘、「ビットコインに対して不正確な情報を与えたと同時に、代替手段としてリップル社の技術を奨励した」と抗議した。
米国初「仮想通貨を財産として認める」法案がワイオミング州で可決
米西部のワイオミング州が先月に続き、さらに2つの仮想通貨関連法案を可決した。仮想通貨の直接的保有を州政府では初めて財産として認めたほか、ブロックチェーン業界に対して友好的、かつ米国の仮想通貨事業が変わる法整備が次々に進められている。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧