はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムとXRP(リップル)のロング比率が90%に、仮想通貨市場で買い目線拡大

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ETHとXRPのロングポジション比率が90%に達する
仮想通貨市場で堅調な推移が続く中で、上目線を見るポジション数が直近で大幅に増加していることがわかった。BitfinexのデータではXRPとETHのロングポジション数が90%に達した。

ETHとXRPのロングポジション比率が90%に達する

仮想通貨取引所Bitfinexにおけるイーサリアム(ETH)とXRP(リップル)のロングポジションが90%に達した事が、LS(ロング・ショート)比率のデータを提供するbullbearanalyzer.comのデータで明らかになった。

イーサリアムのロングポジションは1ヶ月で約7万ETH増、一方でショートポジションが約6万減と大きく変動した。特にショートポジションの減少が顕著であり、仮想通貨市場が急騰した4月2日に約1万ETH減少、3月に入り右肩下がりの推移が続いた事で1ヶ月でポジション数が半減した。

XRPのロングポジション数は、1ヶ月で約1000万XRP増、ショートポジションは約220万XRP減と変動。イーサリアムと比較してロングポジションが大幅に増加している傾向がデータから示されている。

XRPとイーサリアム共にのショートポジションが最も減少したのは、相場が急騰した4月2日のタイミングであり、ショートカバーを伴う相場急騰が影響したと見る事ができる。

XRPとイーサリアムは、ポジションの増減傾向に違いが見られるものの、(調査で確認できる限り)過去最高水準のロングポジション比率を示している。なお、1ヶ月前のデータから確認すると、イーサリアムは56%→89%に、XRPは78.4%→91%にロングポジションが増加しており、その増加数は直近ひと月で極めて大きな変化が見られた事がわかる。

海外取引所であるbitfinexのLS比率は、全取引所のポジションを示すものではないが、より統計データの多いビットコインなどのポジション比率を参照する限り、主要取引所のポジション比率に差異は小さく、相対的な比較では、全体の方向性をみる指標としてある程度利用する事ができるだろう。

ロングポジションが増加傾向にある状況は、市場において上目線(強気派)の人が増加傾向にあることを示すデータとなる。

一方で、積み上がったロングポジション数は、相場の急落時には、逆向きの市場変動の燃料となり得る可能性は考慮しておきたい点だ。これは、ロングポジションを解消する際に売り(反対決済)を入れる必要があるためである。

特にロング比率の増加率で、XRPは4日から950万ロングポジションが増加(価格にして36円から40円の間)、イーサリアムは7日から6万ETH(価格にして18500円から20500円の間)で急激に増加したポジションに相当する。

現相場の上昇水準を保ちつつ推移すれば、投資家心理の面で市場を後押しする要因にもなり得るが、大きな反落が見られた場合はポジション増加前の価格帯付近に注意が必要となりそうだ。

上目線のポジションが増えた背景

2018年の年初より過去最長の下落相場が続いていた仮想通貨市場は、2019年4月2日に年初来高値域を超える60万円まで急上昇、懸念された大きな反落もない堅調な推移を継続している。

また、日本の金融庁による新たな交換業社登録など業界における進展などが見られたほか、長らく相場が停滞した事で方向性が変化した複数のテクニカル指標の動きを見て、強気市場への変化とする見方も強まっている。

直近の仮想通貨市場では、昨年5月、8月の急反発時など、これまでも厚いレジスタンスラインとして機能していた200日移動平均線の上抜けが確認、このままの水準を保てば、20日(短期)移動平均線と200日(長期)移動平均線のゴールデンクロスも、4月中旬に確認できる状況にある。

特にXRPやイーサリアムなどのアルトコインでは、下落相場による資金流出で大きな影響を受けていたことから、アルトコインの上昇が目立ち、投資家心理の改善が見られる中で、買い戻しに動く可能性も指摘されている。

今後の仮想通貨市蔵の展望、CoinPost所属のトレーダーが中長期の動きを考察。

中期的な「上昇トレンド」継続のビットコイン、長期トレンドの転換に挑む|仮想通貨市況(クリプトキツネ)

中期的な「上昇トレンド」継続のビットコイン、長期トレンドの転換に挑む|仮想通貨市況(クリプトキツネ)
中期的な上昇トレンドを貫いてきたビットコインは、4月2日に9万円強幅の暴騰を記録し、約130日ぶりの50万円台を推移している。4時間足レベルのMACDダイバージェンスが観測される中、長期的な下降トレンドに終止符を打てるのか?
▶️本日の速報をチェック
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/22 金曜日
21:24
片山さつき議員「トランプ政権の暗号資産推進が日本市場に影響」円ステーブルコイン普及へ規制緩和議論|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
WebX大阪で開催されたトークセッションで、片山さつき議員(自民党金融調査会長)とJPYC社外取締役の三根公博氏が日本のステーブルコイン市場について議論。片山議員はトランプ政権の仮想通貨推進政策が日本市場に与える影響を説明し、円ステーブルコインを「国際金融都市への新デバイス」と評価した。
19:06
『日本から世界の中で注目されるものを』平デジタル大臣、Web3規制よりも成長重視の方針示す|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
平将明デジタル大臣が22日、WebX大阪で暗号資産の譲渡所得課税問題について「資金決済法から金商法への転換で分離課税20%を実現」と発表。年末の税制大綱で方針決定し、来年の通常国会で法案提出予定。円建てステーブルコインの本格普及やWeb3・AI分野での日本独自路線についても言及した。
19:00
Bakkt・堀田丸正(8105)のビットコイン戦略とは?「bitcoin.jp」への転換を解説
2025年8月、米仮想通貨企業Bakktが堀田丸正の筆頭株主に。10億ドル調達戦略の第一歩として日本進出を果たし、社名をbitcoin.jpに変更予定。株価は19日時点で10倍に急騰。ビットコイン財務戦略の詳細を解説。
15:36
リミックスポイント、マイニング事業者向け電力小売プラン開発へ
リミックスポイントがマイニング事業者向けの電力小売プラン開発に着手。暗号資産価格連動プランや再エネ活用など革新的なサービスを2026年開始予定。207億円のBTC保有企業が業界初参入。
15:07
日本のステーブルコイン市場、規制環境と事業機会を議論|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
三井住友FG磯和氏、Progmat齊藤氏、Circle榊原氏がステーブルコインの現状と展望を討論。100万円制限の課題、企業向けCMSでの活用、AIとの連携など、日本市場での実装に向けた戦略を議論。
13:55
SBIVCトレードと三井住友銀行、ステーブルコイン流通で提携 セキュリティトークン決済効率化も推進
SBIVCトレードと三井住友銀行がステーブルコインの健全な流通に向けた基本合意を締結。別の発表では大和証券やSBI証券などがセキュリティトークンのDvP決済実証プロジェクトを開始。
13:51
SBI北尾会長が語る、次世代金融とSBIエコシステムの未来|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
SBI Holdings北尾会長がWebX大阪で次世代金融の包括的ビジョンを発表。Web3.0による「第二次経済民主化」の実現に向け、RLUSD取り扱い開始、SMBCとの円ステーブルコイン開発、シンガポール新会社設立を明かした。さらに金融×メディア×AI融合によるSBIエコシステム拡大戦略を詳報。日本の規制課題と市場拡大の可能性も言及した。
13:47
SBI VCトレードとリップル「RLUSD」発行合意 年内ステーブルコイン流通目指す
SBI VCトレードとRippleが基本合意し、日本で米ドル建ステーブルコイン「RLUSD」を発行へ。2025年度内の取扱い開始を目指す。
13:20
三井住友銀行・電算システム・アバラボ、円ステーブルコイン共同検討
電算システムHD子会社が三井住友銀行・アバラボとステーブルコイン共同検討の基本合意書を締結。国民民主党玉木代表もJPYC登録を受け政策支援表明で円ステーブルコイン実用化加速。
12:50
「ビットコインは100ドルまで下落」予想のハーバード大経済学者、想定外の誤り認める
ハーバード大のロゴフ教授が2018年のビットコイン100ドル予想の誤りを認めた。一方で、仮想通貨への否定的な見解を維持し、想定外だった点を列挙した。
12:16
SBIホールディングスとStartale Groupが戦略的合弁会社設立を発表
SBIホールディングスとStartale Groupが戦略的合弁会社設立を発表した。トークン化株式とRWAを対象とした24時間365日稼働のブロックチェーン取引プラットフォームを共同開発し、グローバル金融の変革を牽引する。
11:50
金融庁、暗号資産の税制見直し要望へ 分離課税導入とETF組成促進ー報道
金融庁が2026年度税制改正で暗号資産の分離課税導入を要望することが判明。現行の最大55%から20%へ税率引き下げ、ビットコインETF組成を促進する税制整備も盛り込む。業界団体は損失繰越控除など幅広い改正を要望中。日本の暗号資産市場活性化に向けた重要な転換点となるか注目。
11:45
『大阪をアジアの金融ハブに』吉村府知事とSBI北尾会長が語る、次世代金融都市構想||WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
WebX2025で実現した独占対談。大阪府吉村洋文知事とSBIホールディングス北尾吉孝会長が、大阪国際金融都市構想の進捗と今後の展望を語る。3年間で海外金融機関27社誘致、650社のスタートアップ創出など具体的成果から、ODXでのトークン化戦略、ステーブルコイン決済導入、副首都構想による東京一極集中脱却まで、日本の金融DX戦略の全貌を解説。
10:55
シンガポール大手銀DBS、イーサリアム上で仕組債をトークン化へ
シンガポール大手銀DBSは、仮想通貨イーサリアムのパブリックブロックチェーン上で仕組債をトークン化すると発表。サードパーティのプラットフォームで自社以外の顧客に提供する。
10:35
米司法省高官「悪意なくコードを書くことは犯罪ではない」 トルネードキャッシュ有罪判決後に
米司法省が分散型ソフトウェア開発者に対する無認可送金での訴追停止を表明した。8月初め、仮想通貨ミキサー「トルネードキャッシュ」創設者に有罪判決が出たところだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧