- Bitstamp、BTC価格のフラッシュクラッシュを観測
- 海外取引所Bitstampでは1900BTC(約15億円)の売り板が入っていたことが確認された。計5000BTCの売却は、ビットコインのフラッシュクラッシュを先導した可能性が指摘されている。
BitstampでBTCが一時30%暴落
欧州の仮想通貨取引所Bitstampにて、仮想通貨ビットコインが一時的に7800ドルから6400ドルまで、最大30%の暴落を記録した。
Bitstampは、今年3月にBitWise社が米SECに提出した「仮想通貨取引所の95%が出来高を水増している」ことを指摘したレポートの中で、実際に日間取引量が100万米ドルを超えている数少ない取引所の1つとして名を連ねている。
同取引所ではクジラ(大口投資家)のBTC大量売りが観測されており、今回の急落を先導した可能性が指摘されている。1900BTC(約15億円)の売り板が入ったことが確認されていたほか、計5000BTCの売却があったとの指摘もある。
Someone crazy is pushing down bitstamp with a 2k btc sellwall… wow O_O pic.twitter.com/zpTC6wb7dY
— Crypto Loomdart (@loomdart) 2019年5月17日
価格が一時的に落ち着きを見せている15:00時点では、BTC価格は7200ドル(78.9万円)付近を推移している。海外メディアでは、つい先日BTC価格が8,000ドル(88万円)を超えた翌日にもこのような暴落を見せたと報じている。
なお、Bitstamp以外の仮想通貨取引所では、概ね7100ドル前後で反発しており、心理的節目である6,000ドル(66万円)を下回るまでには達していない。
Lows:#Bitmex: $6178#Bitstamp $6380#Kraken $6636#Bitfinex $7000
— Ross Middleton (@ethfinexross) 2019年5月17日
Bitfinex traders breathing a sigh of relief. It looks like liquidity issues on other exchanges meant that arb bots couldn't sell down Bitfinex BTC. pic.twitter.com/MGtEfEOgV6
2019年当初と比較して、ボラティリティ(変動率)が急上昇しつつあり、引き続き仮想通貨市場の動向を追っていく必要がある。