- ストレージの利用と結びついた通貨
- ブロックチェーンを使った画期的なクラウドストレージサービスです。
- 非常に安価な価格でストレージサービスの利用が可能
- Google CloudやS3などに比べて10倍も安く利用可能。マイニング報酬でストレージ利用も可能です。
概要
通貨コード | SC |
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取引開始日 | 2015年 |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work & Blake2b |
発行上限 | 特になし |
現在の流通量 | 27,650,310,219 SC(7/11) |
ブロック生成サイクル | 10分 |
ブロックチェーンURL | Sia Explorer |
公式サイト | http://sia.tech/ |
歴史
NebulousのDavid VorickとLuke Champineによって作られたsiacoinはSiacoinは、個人が持っている空いたストレージを活用することで、低コストストレージサービスを実現しようというものです。 2015年はあまり注目を集めていなかったSiacoinですが、2016年にMIT Bitcoin Expo 2016 で紹介されたことでその存在を広く知らしめました。 更に2017年には巨大インターネットホスティングの「1&1インターネット」がブロックチェーン業界に参入するため、siacoinを開発したNebulousを買収すると発表し、その後2017年6月28日にはSiacoin ver.1.0がアップデートされ、大きく話題になりました。Siacoin(SC)の相場
Siacoinは2017年に入り価格が高騰しています。 2017年当初は1SCあたり0.02円台でしたが、6月に2円を突破し、殆どのアルトコインの価格が下がった7月以降は1円前後で推移しています。2017年だけで最高約100倍の価格上昇です。 割安という点もあると思いますが、他のアルトコインに比べても上昇率は高く、時価総額は10位~20位前後に位置しています。仮想通貨全体の中でも注目度が高い通貨と言えるでしょう。特徴
上記でも述べたように、Siacoinはストレージサービスの一種です。 ストレージ(Storage)とは、データを保存する場所のことを指します。PCで言うと、HDDやSSDのことです。最近は1TBのHDDなども出てきました。 企業向けのクラウドサービスは、ストレージが飽和していると言われています。AWSなどの業績などを見ていると一目瞭然ですね。 この要因として、昨今はビッグデータの蓄積など、容量が大きく、かつ種類の多い複雑なデータをたくさん保存していくことが必要になってきているからです。 対して、一般ユーザーのストレージに関しては、空き容量が多いのが現状です。あなたのPCのHDD、何百GBも余っていたりしてませんか? そんな余ったストレージを上手く利用する目的でSiacoinは生まれました。 他のサービスに例えると、DropBoxやGoogle Driveなどのサービスによく似ています。 異なる点は、これらのサービスの記録などをブロックチェーンで管理しているところです。 また、このサービスは上記のサービスのようにBtoCで取引をしているのではなく、CtoCでサービスのやり取りが行われているところが特徴になります。 Airbnbやメルカリなどに似ていますね。貸し出している(売り出している)のがPCの容量というところが画期的です。 さらに、コスト面で優れているブロックチェーンを使うことにより、貸し出す側が必要な経費をかけずに済むので、借りる側も非常に安くストレージを借りることができます。 例えば、下記は1TBのストレージを借りた場合の比較です。 他のサービスに比べると、かなり安いということがわかります。10倍近く安価ですね。 ちなみに似たコインとして、Maidsafe(Safecoin)、Storjcoin(SJCX)があります。 ストレージ系のコインはランキングでは比較的上位に位置し、注目されたブロックチェーンの活用をしていると言えるでしょう。 他にもSiacoinのメリットがありますので、下記に載せておきます(公式ページの翻訳)。 シアを使ったデータは安全に管理することが可能です。 シアはブロックチェーンを利用した分散管理型のネットワーク上でファイルを保存するため、暗号化し分散されています。 管理されている自分のファイルは、暗号化キーを持つ自分以外アクセスすることができません。 外部の企業などは一切ファイルを開いたりアクセスすることはできないようになっています。 補足情報として、今までのクラウドサービスはどこか大きい保管庫のようなとこで一括保管するため、そのデータが破損した場合、データが消えるリスクが少なくともありました。 siaはデータを暗号化し分散して保存するため、外部からはアクセスを制限しながら、分散することでデータを安全に保管することができます。 こちらは上記で書いたように、安いということが書いてあります。 siaは世界中のファイルのごく小さな部分であったとしても、それが物凄い量であったとしても、最小のノードに蓄えることができます。 これはどんな小さなミスも取り除くことができることを意味します。 よって他のクラウドサービスよりも早い時間で動作することを可能にします。 シアはオープンソースです。SIAのAPI上で、よりよいSIAクラウドサービスのアプリケーションを作るためのコミュニティが複数存在します。 これはつまり開発者が複数いることでより良い物になっていく、ということです。WordPressやLinuxなどと同じですね。 どの顧客のビジネスにも適した分散型ストレージ市場をシアは提供します。 貸し出す側は安い価格で提供することができ、マイニングによって得た報酬でストレージを利用することも可能です。取引所
現在、日本国内でSiacoinを取り扱っている取引所はありません。 日本の取引所でBTCを購入し、海外の取引所へBTCを送金して買う必要があります。取り扱い取引所 | CoinPost記事 |
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Poloniex(ポロニエックス)とは? | |
Bittrex(ビットトレックス)とは? | |
※調査中 | |
Yonbi | ※調査中 |
Siacoinウォレットの作り方
上記がシアコインのウォレットになります。ウォレットとしての機能だけではなく、このアプリ上でストレージの貸し借りをすることができます。 siacoinのウォレットページはこちら→http://sia.tech/apps/ シアのホームページからDownloadをクリックします。 その後、使っているOSによってそれぞれ適するものをダウンロードします。 画像はWindows版になります。解凍ソフトを使い、zipファイルを解凍します。 解凍したフォルダにある Sia-UIのファイルを開きます。 SiaのUIが開くので、ウォレットを作る場合は左のタブの「Wallet」をクリックし、中央に出てくる「Create a new wallet」を押します。 このようにSeedとPasswordが出てきます。両方同じフレーズになります。 紙でメモするのも重要ですが、長いのでどこかセキュアなクラウドサービスなどで保存するのも良いかと思います。Siacoinのマイニング
SiacoinのマイニングはRadeon系のGPUとGTX系のGPUのどちらでも掘ることができます。コンセンサスアルゴリズムはBlake(2b)です。 マイニングプールはオススメとしてはNanopoolになります。Nanopoolはfeeが2%です。またPPNLSを採用しています(わからない人のために、PPNLSはほとんどのプールで採用されている仕組みです)。 正直、今のSiacoinの価格とディフィカルティならイーサリアムやイーサリアムクラシックをマイニングしたほうが割に合うでしょう。 オススメはRX470でRadeon系の方がハッシュが出ると海外のサイトには書かれていますね。
マイニングの手順としてはほとんどイーサリアム系と変わりません。
まずはマイニングツールをダウンロードして、configファイルにアドレスなどを入力するだけです。Siacoinのみを掘ることはコストパフォーマンス的にあまりオススメできませんが、SiacoinはClyamoreDualMinerを使うことで、イーサリアムと一緒に掘ることができます。
下画像はGTX1060-6GB 6枚挿し ClaymoreDualMinerのスクリーンショット画像です。
筆者は個人的にRX470の6枚挿しマシンを持っていますが、DualMiningでSiacoinを掘っています。 DualMiningについては別途マイニングのページで詳しく取り扱うことにしますが、DualMiningはそのほかにもPascalなども掘ることが可能です。
そんなシアコインですが、マイニング出来る量は次第に減らしていく方向であることが発表されました。 上記の相場の話で急激に値上がったのはその発表による影響ではないかと言われています。 PoWである必要性があまりない通貨ではあると思うので、今後どうなっていくか注目されますね。
マイニングについては追記していきますが、英語が読める方は下記のサイトが参考になります。