TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス初、NY州金融当局の認可で米ドルステーブルコインをローンチへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスが米ドルペッグのステーブルコイン発行へ
仮想通貨取引所バイナンスはNY州金融当局の認定のもとで米ドルにペッグした新たなステーブルコインを今月中にローンチする。最初はBTC・BNB・XRPとのペアを提供。

バイナンスが米ドルペッグのステーブルコイン発行へ

仮想通貨取引所バイナンスは初めて、ニューヨーク州金融当局(NYDFS)の認可で米ドルにペッグしたステーブルコインをローンチすると発表した。

バイナンスの発表によると、このステーブルコインは「Binance USD(BUSD)」という銘柄で、米ドルと1:1の比率でペッグされるという。また、バイナンスの担当者はThe Blockに対し、「BUSDはイーサリアムブロックチェーン上で発行される、しかし、将来的には当社が独自開発したBinance Chainに移行する可能性がある」と説明している。

BUSDの発行には、ステーブルコイン発行企業Paxos(ビットコインライセンス取得済み)が協力する。Paxosは、BUSDの発行だけでなく、法定通貨をリザーブするカストディアンの役割も果たすという。バイナンスCEOのCZ氏は「Paxosはデジタル資産の信託業務領域を牽引してきた。我々のステーブルコインの開発に協力してもらえることを非常に嬉しく思う」と語った。

BUSDは本家「Binance.com」で取引もできるが、購入や償還はPaxosのプラットフォームでも可能だ。BUSDのローンチ時期は今月後半と公表されているが、具体的な日付は未定。

なおBUSDと取引可能な銘柄は、最初はビットコイン(BTC)バイナンスコイン(BNB)、リップル(XRP)の3種類である。

さらにバイナンスとPaxosは、BUSDの発行に関して、米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の認可を受けているため、ニューヨーク州でもBUSDを取り扱うことができる。

CZ氏は、「BUSDの発行を通して、ブロックチェーンを活用した経済圏を拡大するために、より多くの金融サービスを提供していきたい。価値が安定したデジタル資産の力を利用して、ユースケースを増やしたり、実用性を向上させたい」とコメントした。

ステーブルコインの今後

今年7月には、Huobiのベンチャーキャピタル部門「Huobi Capital」が支援するスタートアップStable Universalも、米ドルにペッグした「HUSD」というステーブルコインをローンチした。ここでもPaxosが協業した。

バイナンスはステーブルコインの発行に力を注いでいる。7月には英ポンドと1:1でペッグさせたステーブルコイン「BGBP」をローンチした。BGBPはBinance Chain上で発行されている。バイナンスは今後も、法定通貨にペッグした様々なステーブルコインを発行する予定だ。

さらにバイナンスは、米フェイスブック主導のリブラに類似した独自仮想通貨「ヴィーナス(Venus)」のローンチに向けて準備を進めている。バイナンスの共同創業者Yi He氏は先日The Blockに対し、「長期的な視点で見ると今後は、世界中の国で従来の法定通貨が徐々にステーブルコインに置き換えられていくと信じいている。ステーブルコインが、新しく安定したデジタル経済の標準になっていくだろう」と語った。

CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧