はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Bakktのビットコイン先物「個人投資家」にも対応予定 半減期などで需要高まる公算

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「楽天の目標は仮想通貨を利用した日常決済」
「機関投資家向けの現物決済先物取引がいずれ個人投資家(リテール)にも対応する」BakktのCOOが明かした。長期的契約の提供で、ビットコイン半減期などに備えた先物利用が増加する公算を示した。
           

Bakktのビットコイン先物は個人投資家にも対応へ

BakktのCOOを務めるAdam White氏は、機関投資家向けに提供する現物決済先物取引は、いずれ個人投資家(リテール)にも対応する予定であると明らかにした。CNNが報じた。

White氏は規制された同商品が独自の価格形成を行うことで、機関投資家に限らず、個人投資家の参加も期待しているという。「Bakktのサービスは機関投資家に特化したものであるが、個人投資家が小売ブローカーを通じて取引することも我々の事業方針にある。」と説明した。

ビットコイン投資に熱心な新世代を新しい顧客とする切り札として、小売ブローカーディーラーもターゲットにしているという。

23〜24日にかけて初日の取引が行われたBakktは、月間契約の出来高が72BTCと、期待ほどの出来高には至らなかった。現在のビットコイン価格で換算した場合、約70万ドル(7300万円相当)の取引高に。日間契約にいたっては、2BTCと非常に少ない出来高であったことがわかっている。

大手オンライン投資企業eToroのシニアアナリストGreenspan氏は、ビットコイン現物決済の先物として、初日に71BTCの出来高を記録したことは、むしろ好調な推移であるとの見解を示しており、BTC現物の取り扱いに慣れない機関投資家が今後段階的に増えていく可能性が高いとした。

一方、先物データを管理するCFTCの新会長Heath Tarbert氏は、ビットコインデリバティブ取引について「需要自体は成長しているが、他のコモディティと比べれば低い」とコメントを行なっている。

先物データの重要性

Adam氏は、Bakktの月間契約では最大で2019年9月22日から2020年9月20日まで先物のポジションを持つことができることを理由に、「一年に渡る取引の契約は、投機筋だけでなく、マイニング業者などビットコインの価格に依存するビジネス企業においても非常に重要な存在になる。業者は先物で相場のリスクをヘッジするからだ。」と説明。長期的契約の提供で、ビットコイン半減期などに備えた先物利用が増加する公算を示した。

Bakkt先物のOIや出来高は、半減期までの価格の推移を予測する材料になり得るとして、「需要が変わらなければ、供給が減ることは価格の上昇に繋がる。ここで我々は、Bakktの先物が業者が適正な市場価格を見つける重要な材料になると見ている。」と、先物データの重要性に言及した。

半減期とは

仮想通貨の「マイニング(採掘)」という仕組みを維持するために、マイナーがブロックを生成する度にマイナーに支払われるマイニング報酬が、半分になるイベントのこと。ビットコインではこのイベントは約4年に1度発生し、誕生当時の2009年は50BTCの報酬が支払われていたが、現在は2回の半減期を経て、当初の4分の1である12.5BTCが支払われている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

そして、ビットコイン(BTC)の次の半減期は2020年5月前後と推定されている。報酬の減少、12.5BTC⇨6.25BTC

関連仮想通貨価格に大きく影響する「半減期」とは

参考:CNN取材

CoinPostの注目記事

「仮想通貨の信頼回復へ」Bakkt CEOが語るBTC先物、3つの重要性
Bakkt CEOのLoeffler氏は、米国初の規制された「現物決済ビットコイン先物」とBakktウェアハウスにおける3つの重要性を取り上げた。ビットコイン先物の初日取引が終了、出来高と最新のベンチマークも判明した。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのBTC年内20万ドル到達予測やDOGEのETF上場計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週FOMCの焦点は? テクニカル的な買いがビットコイン相場を押し上げる可能性|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン週次レポート。米雇用統計の大幅下振れとインフレ鈍化を受けFRB利下げ期待が高まり、BTC円は8月23日ぶりに1700万円を回復した。来週のFOMCでは年内3回の利下げ織り込みと政策金利見通し下方修正が焦点。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|新経連の仮想通貨税制改正提言に高い関心
今週は、トークン化されたポケモンカードのブーム、ナスダックのトークン化株式の取引承認申請、一般社団法人新経済連盟の仮想通貨税制改正提言に関する記事が最も関心を集めた。
09/13 土曜日
15:00
日本のRWAトークン化の最前線、市場の特徴や展望は?|WebX2025
日本のRWAトークン化市場についてWebXでディスカッションが行われた。最前線にいるプレイヤーを招き、市場の特徴や展望、制度上の課題などについて話してもらった。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年9月最新】
2025年9月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
10:35
ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。その背景は?
10:00
コインベース、SECの文書破棄を問題視 裁判所に制裁求める 
仮想通貨取引所コインベースが米証券取引委員会の公文書破棄を問題視し、連邦裁判所に制裁措置を求めた。ゲンスラー前委員長のメッセージが破棄されていたことが監査で判明した。
09:45
Blockstreamら3社、東京で非公開のイベント開催
仮想通貨ビットコインのインフラ開発企業Blockstreamらは東京で非公開のイベントを開催。テーマは「ビットコインとRWAでアジアの金融変革を推進する」である。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧