はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

RippleやSBI出資の仮想通貨ウォレット、企業ブロックチェーン市場に参入 複数金融大手も注目

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BRDが企業向けブロックチェーン市場に参入

仮想通貨ウォレット企業BRDは、企業向けブロックチェーンの市場に参入する。

BRDは米リップル社やSBIホールディングスが出資している企業。今回明らかになったベンチャービジネスは「Blockset」という名称で、銀行や金融サービス機関、コンサルタント会社などを対象にする。企業が低コストで迅速にブロックチェーンを導入できるように、即座に利用可能なツールを提供するという。

関連リップル社がSBI出資のウォレット開発企業に約8,000万円を投資

BRDのマーケティング責任者Spencer Chen氏はTheBlockに対し、本ビジネスについて「ブロックチェーンプロジェクトに最も人材を雇用しているトップ15社の内の10社は仮想通貨企業ではない。IT大手のCisco、通信会社のVerizon、銀行業のJPモルガン・チェースらだ。Blocksetはこういった企業を狙っている」と説明している。

Chen氏はによると、SBIはBlocksetの最初の顧客である。Blocksetの構想はSBIから生まれたという。「我々のインフラをブロックチェーンと組み合わせて商品化するという話し合いを主導したのはSBIだ。SBI自身も事業のためにBlocksetを必要としている。企業向けブロックチェーンの市場へ参入する決め手になった」と語っている。

企業向けブロックチェーン市場

企業向けブロックチェーンのソリューションは、IT大手のIBM、コンサルタント企業アクセンチュアやKPMGなど多くの企業によってすでに提供されており、BRDは競争の激しい市場へ参入することになる。Chen氏は「Blocksetでは、そういった企業がコスト削減できるように協業する予定だ」と語っている。

そして「初めのうちは、そういった企業がシステム環境を維持するために必要なコストを削減したり、技術的なリソースを削減できるようなサポートを中心に行う」と言及。また、多くの企業がまだブロックチェーン事業にどのくらいのコストがかかるかを把握できていないと話す。「必要なコストを尋ねると、月に200(約2万2000円)ドルから10万ドル(約1100万円)という回答を聞くが、把握が難しいコストも数多く隠れている」と指摘した。

こういった背景を基に、Blocksetはコストを計算するシステムもリリースする予定だ。ブロックチェーン事業に実際にかかるコストを大企業が把握するのをサポートし、投資利益率を計算しやくなるようにするという。

名前は明かさなかったが、20超の金融大手企業がBlocksetに関心を示しているという。また3つの主なユースケースとして、カストディ、企業内のポートフォリオ管理、プライベートチェーン・パブリックチェーンの管理を挙げた。

 

BRDのCEOは、現在大手銀行の90%が仮想通貨に関心を示していると話す。当初ウォレット開発企業であるBRDは、大企業が仮想通貨アプリの利便性を高める取り組みもサポートし、ユーザーの数を増やしていくと語っている。

CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧