ビットコイン半減期の影響
仮想通貨(暗号資産)メディアTheBlockの調査で、複数の取引所が、5月のビットコイン(BTC)の半減期で新規顧客が増加すると予想していることが分かった。
取引所クラーケンの最高執行責任者は、過去の事例では半減期後1年半はBTC価格が上昇していたと説明。価格上昇に伴い、新規顧客が市場に参入する可能性は非常に高いと見ている。
P2P形式の仮想通貨取引所PaxfulのCEOも同じ見解を示している。過去2回の半減期では、前例のないぐらい需要が高まり、価格も上昇したと説明。「過去と同様であれば、新しいユーザーが増えるだろう」と述べた。ウィンクルボス兄弟運営のGeminiも同様の見方をしているという。
一方、中華系大手OKExの金融市場責任者は、半減期を『量的制限』とみなす。「半減期後は最も効率の良いマイナーしか生き残れなくなり、競争は激化する。価格変動リスクやキャッシュフローをサポートできるような金融商品の需要が高まるだろう」と述べている。
さらに新型コロナウイルスの感染拡大で、今回の半減期は期待外れのイベントになるとの声も聞かれた。Bitstampのほうは「半減期は市場にとって大きなイベントだとは思うが、今回は影響が限定的なのかもしれない」との見解を示している。
Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。