コミュニティからNPO法人が立ち上げへ
仮想通貨ネムのコミュニティからNPO法人が立ち上げられる。
22日に設立総会を開催し、「NEM技術普及推進会 NEMTUS(ネムタス)」と法人名を決定。事業の種類を6つに定め、勉強会やイベントなどを開催して会員数を増加させながら、ネムが社会基盤として貢献できるように土壌づくりを行う。これから必要書類が整い次第、所轄庁に設立認証申請手続きをする。
法人名の通称・ロゴは「NPO法人 NEM+(ネムタス)」。ネムのブロックチェーン単体ではなく、そこに何かを足す(融合させる)ことで真の力を発揮するというコンセプトから決定した。コミュニティ投票で名称を決めるという案もあったが、法定手続きだけで3カ月以上かかるため、次期大型アップグレード「Symbol」のローンチを控える現状を考慮し、スピードを優先した。
事業の種類は以下の6つを定款とする。
- オープンソースプラットフォーム関連技術に関する調査・研究・情報提供事業
- オープンソースプラットフォーム関連技術の啓発普及・教育・サポート事業
- オープンソースプラットフォーム関連技術を用いたシステムやツール及びサービス開発・提供・運用事業
- オープンソースプラットフォーム関連の技術促進を図る事業
- オープンソースプラットフォーム関連技術の導入・運用支援事業
- その他目的を達成するために必要な事業
今年度の主な活動は以下。
- 月に1度の勉強会
- Symbol公開記念イベント
- ブロックチェーンアプリケーションのマーケットプレイス構築(β版)
- 東日本大震災10周年寄付プロジェクト
さらに来年度には、ハッカソンや半年に1度のNEM展の開催、NEM版Githubの開発なども予定している。
法人の会費や寄付は、仮想通貨XEMとXYMでも受け付けることができるように計画。9月末から10月上旬の登記完了を目指し、それまでも勉強会やイベント準備などできることから開始していくという。
参考資料 : NEMTUS