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「ラップドXRP」ローンチへ リップルをイーサリアムのDeFiで活用可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPをDeFiで活用可能に

ラップドトークンを提供するwrapped.comは10月30日、12月より暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で、ラップドXRP(wXRP)を正式にローンチすると発表した。

これにより、ユーザーは、XRPをイーサリアム基盤のDeFi(分散型金融)セクターで利用することができるようになる。

ラップドトークンとは

他の仮想通貨の価値と紐付けられた仮想通貨のこと。預けられたオリジナル資産を裏付けとしたトークンを作成することで、実質的に様々なブロックチェーンでそのトークンを活用できるようになる。一例としては、ビットコインをイーサリアム上で使えるようにしたラップドBTC(wBTC)が挙げられる。

▶️仮想通貨用語集

ラップドXRPは、仮想通貨XRPに1対1で裏付けられた資産だ。デジタル資産に銀行レベルのカストディを提供するHex Trustが、担保のXRP(リップル)を保管する。

Hex Trustの営業・事業開発責任者Calvin Shen氏は、次のように説明した。

イーサリアムブロックチェーン上でラップドXRPを導入するためのインフラ構築によって、XRPの広範なエコシステムに利益がもたらされる。

ラップドトークンは、DeFiプロトコル間の相互運用性を向上させ、従来は隔てられていた流動性スペースの間をつなげ、ユーザーがより多くの分散型アプリケーションを使って取引できるようにするものだ。

「XRPにとって長期的な恩恵になる」との声も

リップル社のDavid Schwartz CTO(最高技術責任者)も、ラップドXRPの登場についてツイート。「イーサリアムのウォレット、DeFi、スマートコントラクトでXRPを利用したいユーザーにとって素晴らしいニュース」だとしている。

XRP開発に詳しいアカウントWKahneman氏も、長期的に見てXRPに恩恵をもたらすだろうと、次のようにツイートした。

ラップドXRPをDeFiで使用するインセンティブはあるだろうか?もちろんある。XRPを担保に資金を借りたいXRPホルダーはいるだろうか?ステーキングや流動性プールのためだけにコインを手にする人々が沢山出てくるだろうか?おそらく、そのようなことはすぐには起こらない。XRPの将来の道筋は変わるだろうか?おそらく変わらない。しかし、XRPが様々な場面で使えるようになることは、長期的に見て恩恵をもたらすだろう。

XRP Ledgerでは、すでにDeFi関連の取り組みが行われている。9月にテストネットワーク「Songbird」を立ち上げたFlare Network上でも、XRPを活用するDeFiプロジェクトが構築されているところだ。

関連【リップル社3Q報告】仮想通貨XRP、DeFi活用例など

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