はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインETF転換訴訟で米グレースケールに有利な判決、ツイッター(X)が仮想通貨決済も提供可能に|30日朝の重要速報まとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

30日朝の重要速報まとめ

日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。

ETF訴訟でグレースケールの初勝利、ビットコイン急騰(注目度:★★★★☆)

ビットコイン投資信託「GBTC」からビットコインETFへの転換をめぐるSECの訴訟で、米グレースケールは有利な判決を受けた。現物ビットコインETFに道を開く判決となった。このニュースを受けて、ビットコインETF申請の機運が再び高まり、ビットコインは急騰し一時28,000ドル台(400万円)に復帰していた。

出典:バイナンス

この訴訟は当初、グレースケールがSECを相手取って起こしたもの。同社は昨年10月に提出した陳述書で、SECが2021年から複数のビットコイン先物ETFを承認する一方、ビットコイン現物を直接保有するETFは却下し続けていることについて恣意的であり投資家に損害を与えていると批判。一方、SEC側はグレースケールの現物ETF申請を非承認とした決定についてビットコイン先物とは根本的に異なる商品と主張していた。

今回裁判官が下した判断では、「グレースケールの申請の却下は、SECが類似商品に対する異なる取り扱いを説明しなかったため、恣意的かつ気まぐれなものである。したがって、グレースケールの申し立てを認める」として、SECがグレースケールの申請を再審査するよう判断した。

また、SECは今後45日以内に、3人の裁判官全員による再審理を意味する大法廷審理を要求することができる。45日後、裁判所は最終決定を下し、今後どうなるか詳細を発表するという。

今後の展開について、The Blockが取材したThe ETF StoreのNathan Geraci社長は、SECは「GBTCからETFへの転換を承認もしくは非承認するかのほか、SECが既存の先物ベースのビットコインETFを閉鎖に追い込むというもう一つのシナリオもあるが、最近Volatility Shares 2X Bitcoin Strategy ETFの上場を許可したことから、その可能性は極めて低いだろう」とコメントしたという。

現物型ビットコインETFの申請についてブラックロックやFidelity, VanEck, Invescoなどの提案に関する一時審査(最初の45日の判断期限)の結果が出される予定だ。しかしSECの慣例では最初は延期の判断になる可能性が高い。

なお、GBTCの価格乖離は今回のニュースを受けて-25%から-17%まで縮小。2022年12月時点では-50%乖離をつけていた。

関連上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由

ツイッター、仮想通貨決済サービスも提供可能に(注目度:★★★★☆)

X(ツイッター)は28日に複数の州で送金業免許(MSB)を取得し一般的な法定通貨送金のほか、仮想通貨の決済・保管・交換サービスも可能になったようだ。コインベースやロビンフッドも送金業免許のもとで、仮想通貨サービスを提供している。

出典:Cryptotimes

米国では仮想通貨送金のための専門ライセンス自体は存在しないが、送金業免許を取得しFinCENに登録することによってサービスを提供することができる。

イーロン・マスク氏は以前、Xを金融ハブのアプリに進化させたいと発言した経緯がある。今月上旬にはX上で株取引などの金融サービスを構築するために、金融データを提供する企業を探していると報じられた。

関連X(旧ツイッター)が株取引の提供を計画か

バイナンス 南米で「Send Cash」をローンチ(注目度:★★★☆☆)

バイナンスはラテンアメリカで、「Send Cash」という仮想通貨から銀行口座への送金サービスを新たにローンチした。

このサービスはコロンビア、ホンジュラス、グアテマラ、アルゼンチン、コスタリカ、パラグアイ、ドミニカ共和国、パナマ、メキシコの9か国で利用可能。ユーザーはBinance Payを通じてバイナンス口座から銀行口座へ送金することできるという。

先週、マスターカードはアルゼンチン、ブラジル、コロンビアでバイナンスの仮想通貨デビットカードのサービスを停止したばかりだったが、バイナンスは依然ラテンアメリカでの事業を進めている格好だ。

関連バイナンスカードが南米などで利用停止へ|25日

サークル 南米チリにUSDCを導入(注目度:★★★☆☆)

米ステーブルコイン発行企業サークル(Circle)はラテンアメリカの決済大手Mercado Pagoと提携し、USDCをチリに導入すると発表した。

最新のレポートによると、チリは経済不安定の状況が緩和しつつあるが、より安定な米ドルへの需要は依然として高い。Mercado PagoのMatías Spaguiシニアディレクターは今回の発表に際し、「米ドルは世界で最も安定した通貨の一つで、全般的な不確実性の中で確実に資産を保全するためのシンプルな手段だ」と語っている。

Mercado PagoのユーザーはこれからUSDCにアクセスすることができ、送金や価値の保存として米ドル同等のUSDCを利用することができるという。

関連米サークル『競争激化のステーブルコイン市場で優位性を保つ秘訣』|WebXインタビュー

重要経済指標(注目度:★★★★☆)

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/30 火曜日
19:30
ビットコインで利回りを狙う|Lombard(ロンバード)・LBTCの始め方
Lombardを通じてビットコインを利回り資産として活用する方法を解説。LBTCの仕組みや始め方に加え、注意点やリスクも整理しました。
19:11
USDHがハイパーリキッドの成長を加速させる理由
USDHはなぜハイパーリキッドを強化するのか?仕組みから収益循環、HYPEへの影響までわかりやすく解説します。
17:14
ハイパーリキッド「Hypurr NFT」エアドロに高い関心、初動のフロアプライス1000万円弱に
暗号資産(仮想通貨)HYPEを発行する分散型取引所ハイパーリキッドのNFTコレクション「Hypurr」が配布され、フロア価格800万円、24時間取引高105億円を記録した。特に希少NFTは最高7000万円で落札するなど反響を呼んだ
16:34
マーチャント・バンカーズ、ビットコイン購入 不動産の暗号資産決済に本格参入
マーチャント・バンカーズが3億円分のビットコインを購入し、FINX JCryptoと協業。不動産決済サービスや暗号資産事業強化へ動き出す。
16:25
ネイルサロン運営コンヴァノ、ビットコイン取得額が累計104億円に
東証グロース上場のコンヴァノが約15億円相当のビットコインを追加購入し、累計取得額が104億円に到達。同社は2027年3月末までに21,000BTC保有を目指している。
15:08
金融審議会が「第3回暗号資産WG会合」開催、上場審査プロセスにも言及
金融審議会が暗号資産の金商法一本化を検討。インサイダー取引規制と情報開示義務を導入し、投資家保護を強化する方針。JVCEAの審査実績や委員からの懸念も明らかに。
13:40
NYDIG、仮想通貨トレジャリー企業の評価指標「mNAV」を批判 ”不正確で誤解招く”
NYDIGは最新レポートで、仮想通貨トレジャリー企業の評価に使われるmNAV指標を強く批判した。不正確で投資家を誤解させる可能性があると指摘し、「業界から削除すべき」と主張した。
13:15
仮想通貨ファンドから1200億円流出 FRB利下げ観測後退受け=CoinShares
CoinSharesが先週、仮想通貨投資商品から約8億ドルが流出したと報告した。ビットコインとイーサリアムから流出し、ソラナとXRPでは流入が続いた。
11:51
米政府閉鎖危機に警戒感募る中ビットコイン反発、SECの新基準はアルトコインETFに追い風
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+2.56%の1BTC=114,666ドルと反発した。 デリバティブ市場では、3億3000万ドル以上の…
11:30
バイナンス、企業向けインフラソリューションをローンチへ
仮想通貨取引所バイナンスは、従来の金融企業向けにインフラソリューション「Crypto-as-a-Service(CaaS)」をローンチすると発表。ローンチの背景や内容を説明した。
11:05
仮想通貨購入発表で株価22倍暴騰のQMMM、米SECが株取引を停止
米SECがデジタル広告企業QMMMホールディングスの株式取引を強制停止した。仮想通貨購入計画発表後に株価が暴騰し、SNSを通じた価格操作の疑いが指摘されている。
10:50
急成長の分散型取引所Aster、トークンの分割エアドロップを検討 CZとの関係性も明らかに
分散型デリバティブ取引所Asterが独自仮想通貨ASTERのベスティング方式エアドロップを検討している。Asterは前バイナンスCEOであるCZ氏の支持も背景に躍進している。
10:15
ビットコイン急騰、米政府閉鎖リスクで「無国籍資産」への逃避資金流入|仮想NISHI
仮想通貨ビットコイン市場は28日から30日朝にかけて急騰した。BTCは法定通貨や国家に依存しない無国籍資産であり、政府機能や金融システムが不安定化する局面において上昇する傾向を持つ。
09:55
ブルームバーグETF専門家予測、SEC包括基準でアルトコインETF承認確率「ほぼ100%」に
米SECが仮想通貨ETFの包括的上場基準を承認し、原則上個別審査が不要となった。ブルームバーグのETFアナリストは承認確率が事実上100%と予測している。
08:30
12年間休眠のビットコインウォレットが活動再開、65億円相当BTCを移動
12年間休眠していたビットコインウォレットが29日に400BTCを移動したとアーカム・インテリジェンスが報告した。2013年11月以来初めての取引で、当時の取得価格から約16000%上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧