はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米リップル社、アフリカ・湾岸諸国・英国・オーストラリア間の送金ネットワークを拡大

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Onafriq社との提携強化

リップル社と決済フィンテックのOnafriq(旧称:MFSアフリカ)は7日、新たな市場をターゲットとしたパートナーシップを発表した。この提携は、アフリカ、中東の湾岸地域、英国、そしてオーストラリアにおいて、デジタル資産を駆使した国際決済の促進を目的としている。

Onafriq社は、暗号化対応決済技術である「Ripple Payments」プロダクトを利用し、アフリカと、中東の湾岸地域、英国、そしてオーストラリアの間で新しい決済コリドーを3つ開設する。

これにより、英国のPayAngel、湾岸諸国のPyypl、オーストラリアのZazi Transferの顧客が、Onafriq社のアフリカ大陸に広がるネットワークを通じ、27カ国にいる受取人に向けて、送金やビジネス決済を行えるようになる。

コリドーとは

コリドーとは、ある通貨から別の通貨への送金を行う際の交換ルートを指し、「日本円から米ドルへの交換」がその一例である。

リップルのグローバルカスタマーサクセス部門シニアバイスプレジデント、アーロン・シアーズ氏は次のように述べた。

リップルは長年にわたり、個人及び企業向けの仮想通貨を用いた国際決済サポートに注力してきた。特にOnafriqとの連携により、アフリカ市場でのソリューション提供が拡大することに、大いに期待している。

関連:リップルネットの進化版「Ripple Payments (リップルペイメント)」発表

アフリカにおけるOnafriqの位置づけ

アフリカ大陸では、ケータイの高い普及率に伴ってモバイルマネーサービスが発達しており、金融包摂に大きな役割を果たしている。

その中でOnafriq(旧称:MFSアフリカ)は、アフリカ最大のデジタル決済ハブと位置付けられ、40カ国以上で5億を超えるモバイルウォレットを繋ぎ、1300以上の決済コリドーで事業を展開し、国境を越えたシームレスな支払いを支えている。

Onafriqはリップルの暗号技術を採用し、国境を越えた支払いにおける長時間の送金、信頼性の欠如、過剰な手数料といった従来の課題を克服する。このパートナーシップを通じて、アフリカへのより速く、効率的で、コストパフォーマンスに優れた国際送金サービスを実現し、アフリカ大陸における金融の普及と包摂を促進していく。

Onafriqの創業者兼CEOのダレ・オクジョウ氏は、PayAngel、Pyypl、Zazi Transferといったフィンテック企業との新たな接続が開始されたことを確認して、以下のように語った。

これらの新しい接続により、アフリカと世界の他地域間で、迅速かつ安全、そして低コストでの大量送金が可能になる。これは私たちの暗号通貨戦略におけるブロックチェーン技術の活用を拡大し、アフリカ大陸の人々やビジネスに与える影響をさらに強化するための重要な第一歩だ。

リップル社とOnafriq(旧MFS Africa)は昨年、仮想通貨を介した国境を越えたリアルタイム送金をスマホから実現するための提携を発表していた。この提携はその戦略の延長線上にある。

MFS Africa社のCEO、ダレ・オクジョウ氏は、リップル社がドバイで主催中の年次カンファレンス「Swell」の2日目、11月9日午後のセッションに登壇予定。デジタル通貨がアフリカの金融包摂と経済発展にどう寄与するかについて議論する。

関連:リップル主催の大型カンファレンス「SWELL2023」開幕迫る、注目のセッションを紹介

CoinPost リップル社特集

XRP一時6%高、米判事がSECの中間控訴認めず リップル裁判 リップル社CEO、SECの仮想通貨規制や有価証券訴訟について見解示す
米リップル社CTO、XRPLedgerの今後について語る|WebXインタビュー ゲンスラーSEC委員長、リップル裁判の判決に初コメント
米リップル、シンガポールで仮想通貨決済拡充へ 米SECが提訴した「リップル裁判」まとめ(20年12月〜23年10月)
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/01 火曜日
17:40
メタプラネット、ビットコインを696 BTC追加購入
メタプラネットが696BTCを追加取得した。キャッシュ担保付きプットオプションで第1四半期に7.7億円の収益を計上し、長期的なビットコイン蓄積と安定収益を同時に狙う戦略を公開した。
15:02
オリコン調査 ビットコイン取引所満足度ランキングbitbankが首位【現物取引】
オリコン顧客満足度調査2025で暗号資産取引所を徹底比較。現物取引ではbitbankが2年連続の総合1位を獲得し、手数料・システム安定性で3年連続首位となった。GMOコインはステーキング・レンディングで高評価。6,260人の利用者の声から見る信頼性の高い取引所選びに。
14:15
エックスモバイルがWeb3参入 暗号資産モバイルサービスを今年度中に開始
マジモバ・ホリエモバに続く展開 格安携帯電話サービスを提供するMVNO「エックスモバイル」は1日、暗号資産(仮想通貨)を含むWeb3事業への本格参入を発表した。今年度中に、ブロ…
13:45
テザー、1Qに8888BTC追加購入
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第1四半期に約1,100億円相当のビットコインを追加購入。総保有量は92,647BTCとなり世界第6位のホルダーに。
13:10
イーサリアムL1の手数料収益が大幅減少 目標達成も課題浮上
仮想通貨イーサリアムのDencunアップグレード後、L1の手数料収益が大幅に低下。ガス代削減という目標は達成したものの、ETHのインフレ課題が浮上していることを解説する。
12:11
トランプ関税発表控え緊迫するビットコイン市場、ETF資金流入とマイニング課題の狭間で
4月2日のトランプ関税発表を控え、ビットコイン市場は複雑な状況に直面している。一方ではETFへの資金流入が9営業日連続で続き回復の兆しを見せる一方、マイニングコストは87,000ドルまで上昇。さらにハッシュレートは史上最高の8億5,000万TH/sを記録するという矛盾した状況だ。市場のリスク回避姿勢が強まる中、投資家とマイナーの動向から見える業界の今後を分析する。
11:25
ヘデラ関連企業ハッシュグラフ、企業向けネットワーク「HashSphere」発表
仮想通貨ヘデラ関連企業ハッシュグラフは、プライベートな許可型ネットワークHashSphereを発表。開発目的や想定するユースケース、今後の開発計画が明らかになった。
11:00
米上院議員、退職金での仮想通貨投資を可能にする『金融自由法案』を提出
米国のトミー・タバービル上院議員が退職金プランでの仮想通貨投資を許可する金融自由法案を提出。旧バイデン政権の規制に対抗し、トランプ大統領の仮想通貨支持政策を後押しする内容に。
10:10
REDXがBingXへの上場発表 モバイルサービス「REDX MOBILE」でユーティリティ拡張へ
ブロックチェーン×エンターテインメントを融合させたWeb3プロジェクト「REDX(レッドエックス)」は、2025年4月1日より、トークン還元型の次世代モバイルサービス「REDX…
10:00
トランプ大統領の仮想通貨活動に共和党内から異例の苦言
米下院金融サービス委員会のヒル委員長が、トランプ大統領の仮想通貨事業がステーブルコイン規制議論を複雑化させていると発言した。民主党からの批判を招いていることが背景だ。
08:40
トランプ家、ビットコインマイニング事業参入 Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立
Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立 米国の上場企業Hut 8(ハット・エイト)は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トラ…
08:01
ブラジル金融当局、主要年金基金の仮想通貨投資を全面禁止
ブラジル国家通貨評議会が年金事業体による仮想通貨投資を禁止。高リスクを理由に規制強化する一方、英国のカートライト社や米国複数州の年金基金はビットコイン投資を進めており、国際的な規制姿勢の違いが鮮明に。
07:30
ブラックロックCEOが見解、ビットコインが米ドルの支配的地位を奪うリスク
ブラックロックのCEOは、米国の債務が増加している現状に警鐘を鳴らし、債務を制御できなくなれば、ドルの準備通貨の地位が仮想通貨ビットコインのようなデジタル資産に奪われるリスクがあると指摘した。
07:00
ビットコイン、S&P500との相関性低下か クジラ数は3ヶ月ぶりの高水準
仮想通貨ビットコインはS&P500が下落する中でプラス推移し相関性の低下を示唆。1,000BTC以上保有のクジラウォレットは3月から11増加し1,991に到達。Cryptoquantアナリストは2020年の強気相場と類似したパターンを指摘した。
06:30
2880億円規模のビットコイン買い増し、ストラテジー社
米ストラテジー社は3月31日、22,048の仮想通貨ビットコインをさらに追加購入したことを公表した。今回の購入規模は2880億円相当のもので、このニュースが好感されビットコイン市場は一時83,757ドルまで反発。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧