はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

「リップル社に意味のある勝利」裁判所が原告の差戻し要求を棄却|仮想通貨XRPの証券問題

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

連邦地裁:原告の差戻しを却下
仮想通貨XRPの有価証券問題の集団訴訟に関して、米CA州地方裁判所が、差し戻し要求を棄却したことがわかった。 米弁護士はリップル社に意味のある勝利だと発言、その理由を読み解く。

連邦地裁:原告の差戻しを却下

リップル社に関わる仮想通貨XRPの有価証券問題の集団訴訟に関して、米CA州地方裁判所が、地方裁判所への差し戻し要求を棄却したことが、1日に明らかになった

差戻しとは再度審理を行なわせるために当該案件を下級審に移審することで、今回、差戻し要求が棄却されたことで、リップル社側が再び州レベルで審理されることが無くなったことを意味する。

同発表に対し、米政府に詳しい仮想通貨擁護派の弁護士Jake Chervinsky氏は、「案件は連邦裁判所にとどまるということで、これはリップル社にとって、小さいが、非常に意味のある勝利だ。」などと発言。兼ねてより連邦裁判所の裁判がリップル社に優位であることを主張していたこともあり、同社の優位性を再度説明するに至った。

なぜ連邦裁判所が有利なのか

去年の11月にリップル社の弁護士陣は、同社が現在も争っているXRPの有価証券問題に関する集団訴訟については、裁判の場をカリフォルニア州の上位裁判所(Superior Court)から連邦地域裁判所へ移転させている

連邦裁判所への移転は、一概には言えないが被告にとってメリットをもたらすこともあると考えられる。

米国の法律専門サイトによれば、一般的に、連邦裁判所は告訴文面のみに基づいて判決を下すため、州裁判所に比べて、判決に至るまでの必要な審議時間がより多く費やされる傾向がある。そして、確固たる根拠が立証されない限り、当初の原告による申し立てを棄却する可能性も高くなるとされている。

今回、最新情報をツイッター上で伝えたChervinsky氏も、以前に、このリップル社の巧みな法的戦略について言及していた。

リップルの弁護団は戦略的に訴訟へ対処している。一つのツイートでことの顛末の全てを語るのは難しいが、連邦裁判所へ争いの拠点を移すというのは非常にスマートな方法であると言っていいだろう。

これが有効に働くかは別だが、それでもやはり見事な戦術であることには間違いない

なお、案件の最終判断もしくは当事者両側による和解に至るまで、これから6~12ヶ月ほどかかるだろうと、同弁護士は見ている。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

リップル社に対する「仮想通貨XRPの証券問題」に関する集団訴訟、21日予定されたスケジューリング会議がキャンセルに
北カリフォルニア区の米国地方裁判所のHamilton裁判官は米国時間13日、リップル社に関わる仮想通貨XRPの有価証券問題の集団訴訟に関して、原告の口頭弁論を聴取し、2月21日に予定されていた「スケジューリング会議(Case Management Conference)」の予定を取り消しを行なった。
リップル社が仮想通貨XRPの証券問題に関する集団訴訟を連邦裁判所へ移転|そのメリットとは
リップル社の弁護士陣は現在争っているXRPの証券化問題に関する集団訴訟を連邦裁判所へ移転させた。移転により同社にどの様なメリットがあるか考察する。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/24 日曜日
13:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ ソラナやビットコイン史上最高値更新、XRP高騰など
今週の仮想通貨市場の動向を解説。ビットコインやイーサリアム、ソラナ、XRPの最新ニュースを網羅。価格上昇要因やSECの動き、ETFの審査進展、ミームコインBONKの急騰背景をまとめた。
11:30
ビットコイン10万ドル突破で上値伸ばす可能性も、指標後の調整リスクに注意|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、10万ドルに迫る勢いで高騰するビットコイン(BTC)相場を分析。相場が一層上値を伸ばしている可能性は十分に考えられるが、指標を切っ掛けに調整に入る展開にも注意が必要か。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|ゲンスラーSEC委員長退任に高い関心
今週は、イーロン・マスク氏に対するドージコイン訴訟の取り下げ、国民民主党の玉木代表による仮想通貨減税要望、米SECゲーリー・ゲンスラー委員長の退任確定に関するニュースが最も関心を集めた。
11/23 土曜日
11:30
XRP・SOLOなど高騰、トランプ新政権でリップル技術採用への期待高まる
米SECのゲンスラー委員長が2025年1月に退任することが発表され、過去4年間の厳格な仮想通貨規制からの転換期待からXRPの価格が高騰している。
10:50
米仮想通貨業界団体、トランプ新政権に5つの優先事項を提案
米ブロックチェーン協会が次期トランプ政権に仮想通貨の取り組みにおける優先事項を提案した。SEC新体制など5つの項目を掲げている。
10:20
トランプ次期米大統領、仮想通貨支持派のベセント氏を財務長官に起用する方向
ドナルド・トランプ次期米大統領が、親仮想通貨のヘッジファンド経営者のスコット・ベセント氏を財務長官に起用する方向で最終調整に入っていることが、ブルームバーグなど複数のメディアの23日の報道で明らかになった。
08:40
独保険最大手アリアンツ、マイクロストラテジー転換社債の25%取得
ドイツ最大の保険会社アリアンツが、米マイクロストラテジーが発行した26億ドル規模の2031年満期転換社債の約25%を取得した。ビットコインを間接的に保有することになった。
07:55
L1アルトコイン、米大統領選後に価格が急上昇
仮想通貨を分析するCryptoQuantは、L1アルトコインの価格が米大統領選後に上昇していると報告。この価格上昇は、現物取引の出来高を伴っていると指摘している。
06:45
米マラソン、転換社債販売で1500億円を調達 5771BTCのビットコインを取得
ビットコインをさらに買い増し 米マイニング大手のMARA Holdings(マラソン)は23日、2030年満期のゼロクーポン転換社債10億ドル(1500億円)の発行を完了し、そ…
11/22 金曜日
20:30
XRPのETF承認はどうなる?市場価格への影響を分析
トランプ次期政権下でのXRP現物ETF承認の可能性を詳しく解説。SEC委員長交代や規制緩和への期待、市場への影響を専門家の見解とともに分析。ビットコイン、イーサリアムに続く承認タイミングと価格への影響を予測します。2025年のXRP市場展望を徹底解説。
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧