BTC採掘業者の大半が、新たな投資家の参入を予測
仮想通貨のマイニングやステーキングをサポートする企業RockXが中国のマイニング業者に意見調査を実施。
中国のマイナーの57%が、近い将来にビットコイン市場へより多くの投資家が参入すると予想。BTC価格は上昇し、ハッシュレートは変化しないと回答した楽観的な見方を示すマイナーが多いことがわかった。
回答者の57%以上は、半減期以降もビットコインのハッシュレートは大幅に変化しないという考えを示し、1日あたり110〜130EH/s(エクサハッシュ)になると予想した
RockXによると、調査対象となったのは42の著名ビットコインマイニング業者とアジア地域のマイニングコミュニティのメンバーだという。回答者には、F2PoolのCOOであるYu Chao、TokenInsightのパートナーであるWayne Zhao、PandaminerおよびOXBTCのCEOであるWilson Guo、Bitmain APACの営業責任者Fan Xiaojunが含まれている。
マイナーによるBTC価格予測
調査対象となった中国のマイナーのうち、45%は次の6か月のBTC価格が1万ドルから1万2000ドルの間であると回答。24%は、ボラティリティはそれほど見られず価格は1万ドル近辺に留まるとした。また約14%は、ビットコインには1万5000ドル以上の価値があるとする。
回答者の71%以上が市場はビットコインへの信頼を取り戻したと答え、半減期を見据えてのことか、回答者の57%が次の6か月間でBTCが大量に購入されると予測した。
梅雨シーズンの安価な電力に期待
マイニングの損益分岐点が上昇する半減期後でも安定した利益を維持できるかどうかは、ビットコイン価格が大幅上昇しない限り厳しいとの見方も少なくない。
ただ、ビットコインの総採掘力の70%を占めると推定される中国では、次の梅雨シーズンに水力発電で、キロワットあたり3セント(約3.2円)を下回る安価な電力を利用できる。
マイニングプールPoolInとF2Poolが調査するマイナー収益性インデックスによると、BTC9000ドルで計算した場合、S9など旧採掘マシンでも、平均電力コストがキロワットあたり0.05ドル(約5.33円)で、10〜20%の粗利益を生成できるという。
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