- 仮想通貨インデックス設立
- 投資家Mike Novogratz氏とBloomberg社は仮想通貨インデックス、Bloomberg Galaxy Crypto Indexを設立しました。このインデックスはビットコイン、イーサリアム、リップルなどの時価総額が大きい10種類のコインを取り扱っています。
- 仮想通貨インデックスとは
- インデックスとは、市場全体の動きを表す指標や指数のことで、それを仮想通貨市場に応用させたものが仮想通貨インデックスです。 日本で一番有名なのは日経平均株価と東証株価指数TOPIXです。 アメリカだと、ダウ平均(ニューヨーク平均株価)やS&P500(米国の大型株500銘柄で構成)は有名です。
Bloomberg社と投資家Novogratz氏が共同で仮想通貨インデックスを設立
ビットコイン投資家の雄Mike Novogratz氏(以下 Novogratz氏)は仮想通貨インデックス(Cryptocurrency Price Index)を設立するために、予想外のパートナーと契約を結びました。
そのパートナーとは、Bloomberg LP(ブルームバーグ社)です。
両者は共同でBloomberg Galaxy Crypto Index(以下 BGCI)を設立することを水曜日に発表しました。
このインデックスは、時価総額の大きい複数の仮想通貨の総合的な情報を追っていきます。
Bloomberg IndicesのグローバルプロダクトマネージャーのAlan Cambell氏はインデックスについて次のように述べています。
「今日のBGCIの設立は私たちのクライアントの仮想通貨への関心の高まりによるものです。
インデックスを設立するための厳格な手法をこの仮想通貨インデックスに持ち入りました。
そして、大きな市場の状態を正確に評価するためのベンチマークを投資家たちに届けるでしょう。」
Novogratz氏は上場ヘッジファンド運用会社Fortress Investment Groupのヘッジファンドマネージャーを務めた後、現在は2億5千万の資金を調達し、「仮想通貨マーチャントバンク」を設立し、カナダで上場する予定です。
同氏はこのインデックスについて以下のように述べました。
「BGCIによって「今までにないほどの透明性」を仮想通貨市場は持つことになります。
私たちはBGCIによって分散型革命を推し進めることができることに興奮しています。」
設立時点で、BGCIは10種類の銘柄を追っており、時価総額が大きい銘柄に重点をおいています。
ビットコイン(30%)、イーサリアム(30%)、リップル(14.14%)、ビットコインキャッシュ(10.65%)、イオス(6.11%)、ライトコイン(3.77%)、ダッシュ(1.67%)、モネロ(1.66%)、イーサリアムクラシック(1%)、ジーキャッシュ(1%)となっています。
様々な企業が仮想通貨インデックスに乗り出しており、コインベースやグレイスケールはすでに今年のはじめには仮想通貨インデックスファンドを設立しました。
それに加え、仮想通貨スタートアップのブロックストリーム(Blockstream)は、機関投資家のための仮想通貨データフィードを作り出すために、ニューヨーク証券取引所の親会社であるIntercontinental Exchange(ICE)と提携を結びました。
最近では、ウォール・ストリートのFundstrat社は、それぞれ市場の異なる分野を担当する5つの仮想通貨インデックスを明らかにしました。
今回の仮想通貨インデックスの設立はこれらの流れに続く形になり、投資家たちの仮想通貨への興味の高まりを示唆しています。
Bloomberg, Billionaire Bull Novogratz Partner to Launch Cryptocurrency Price Index
MAY 09, 2018, Josiah Wilmoth
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