はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米財務省の国債買い戻し拡大でビットコイン10万ドル復帰の可能性、ヘイズ氏やキヨサキ氏が予測

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

流動性拡大でビットコイン10万ドル復帰の可能性

著名トレーダーのアーサー・ヘイズ氏は21日、自身のSNSで「今がビットコイン(BTC)を10万ドル未満で購入できる最後のチャンスかもしれない」と投稿し、注目を集めている。ヘイズ氏は「BBCバズーカ」と国債買い戻しに関する新たな分析レポートを今週公開する予定で、ビットコインの反発を強気に予測している。

また、ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者として知られるロバート・キヨサキ氏は、先週20日にビットコインの強気予測を示し、「現在は84,000ドルだが、年内には180,000ドルから200,000ドルに達すると強く信じている」と投稿し、市場の注目を集めた。キヨサキ氏はこれまでもインフレヘッジとしてのビットコインの価値を強調しており、米国の財政・金融政策が仮想通貨価格の上昇を後押しすると繰り返し述べている。

先週、ベッセント米財務長官は米国債相場の下落について主にレバレッジ解消によるものだとの見解を表明。市場介入の必要性については「程遠い」としながらも、必要に応じて「展開することができる大きなツールキット(道具箱)がわれわれにはある」と強調。その中には既発国債のバイバック(買入消却)プログラムが含まれ、「われわれがその気になれば買い戻しを増やすことができる」と説明した。

関連:金価格の史上最高値から150日以内にビットコイン上昇か、歴史的パターンが示す40万ドルへの道筋 

米財務省は昨年5月に、2000-02年以来となる定期的な国債バイバックを再開した。このプログラムでは、流通量が少なく流動性の低い「オフ・ザ・ラン銘柄」(最新発行ではない国債)を買入消却し、最新発行で流動性の高い「オン・ザ・ラン銘柄(最も最近に発行された国債)」と入れ替えることで、市場の流動性を支援することを目的としている。これにより国債市場全体の機能性を高め、取引コストを下げる効果が期待されている。

一般的に、財務省による国債買い戻しは米国政府債の利回り(金利)を低下させる効果がある。金利低下は消費者や企業の借入コストを引き下げ、支出や投資を促進して経済活動を刺激する可能性がある。この効果はFRBによる金融緩和と類似しているが、より間接的な影響とされる。仮想通貨市場では、流動性増加や金利低下がビットコインなどのリスク資産にプラスに働くという見方が広がっており、国債買い戻しプログラムの拡大がビットコイン価格の10万ドル回復を後押しする可能性に投資家の期待が高まっているようだ。

関連:米政府の100万ビットコイン購入で価格は100万ドル到達か、BPI幹部が大胆仮説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧