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仮想通貨版S&P500を提供へ SecuritizeとMantle、新インデックスファンドをローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨のバスケットへ投資

 

RWA(現実資産)トークン化企業Securitize(セキュリタイズ)は24日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のL2を開発するMantleと協業し、新たな金融商品「Mantle Index Four(MI4)Fund」をローンチしたことを発表した。

このMI4ファンドは、複数の仮想通貨のバスケットに投資できる金融商品。直接仮想通貨を保有する複雑さをなくし、規制に準拠した機関レベルの金融商品として提供する。

MI4ファンドを構成する銘柄はビットコインやイーサリアム、ソラナ、米ドルステーブルコインなどの仮想通貨。時価総額とリスクによって構成配分を決め、四半期ごとに見直しを行い、時価総額の高い仮想通貨へのエクスポージャーを提供することを目指す。

出典:Securitize

また、MantleのmETHなどを活用し、DeFi(分散型金融)のステーキングを行なって収益を増やすことも大きな特徴。コンプライアンスや投資家保護を犠牲にせずに、運用成果を高めるという。

Mantleはローンチに際し、ファンドを支援するアンカー投資家として、4億ドル(約570億円)をMI4ファンドに出資した。

目標とユースケースについて

Mantleで戦略部門のグローバルヘッドを務めるティモシー・チェン氏は、今回の発表に以下のコメントを寄せている。

MI4は指数として、仮想通貨の事実上のS&P500になるだろう。

主要な仮想通貨で構成する我々のバスケットは、工夫を加えたインデックス(スマートベータ)を求める全ての資金をオンチェーンにもたらすことを目指しており、直接保有の複雑さがなく、投資後は放置できるソリューションを機関投資家に提供する。

また、Securitizeのカルロス・ドミンゴCEOのコメントは以下の通り。

Securitizeのプラットフォームを通して、投資家はリアルタイムの流動性にアクセスできるようになったり、保有するMI4ファンドをDeFi(分散型金融)でシームレスに相互運用したり、担保として活用したりできるようになる。

魅力的な利回りや機関レベルの構造と柔軟性を組み合わせ、トークン化証券の完全なポテンシャルを提供しながら、伝統金融の優れた点を反映できる金融商品を開発した。

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