はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「EU内外のステーブルコインを交換可能に」欧州委員会が提案へ=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーブルコイン規制の明確化へ

欧州連合(EU)の欧州委員会は、EUの内外で発行されるステーブルコイン同士を交換可能にすることを近く提案する予定であることがわかった。情報筋の話として複数の海外メディアが報じた。

欧州中央銀行は、市場が不安定な時にステーブルコインがEUの銀行に悪影響を及ぼしうると懸念しているが、現在はルールが不明確なため、交換可能であることをはっきりさせたい模様だ。

具体的には、EUで事業ライセンスを取得した企業が発行するステーブルコインと、EU以外の国・地域の企業が発行する「同じブランドの」ステーブルコインを交換できることを明確にする。

この動きの背景の1つには、ステーブルコイン規制法案が米トランプ政権下で上院を通過するなど、米国で規制整備が進んでいることがあるとの見方が上がった。

関連: 「ステーブルコインはドル覇権を強化」ベセント財務長官

今回の内容を25日に最初に報じたフィナンシャル・タイムズ(FT)によれば、提案の発表は数日で行われるという。同じ発行体のステーブルコイン同士に限られるのかなど、交換の詳しいルールもその時に説明されるとみられる。

ステーブルコインの懸念

一方、欧州委員会は上記の提案を行う予定であると報じられたが、欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁は23日、欧州議会でステーブルコインに対して懸念を示した。

現在ステーブルコインは暗号資産(仮想通貨)の取引を促進する役割を果たしたり、速く安価な国際決済を実現したりしているが、同時に金融の政策や安定性に悪影響を与えうると指摘。また、常に価値を安定させられるわけではないとも主張している。

その上で、特に国をまたいで使用されるステーブルコインは完璧なルールによって管理されなければならないと強調し、そのためにMiCA法を制定したと説明。そして、米国などの多くの国や地域が規制整備が完了しておらず、テザー社が拠点にしているエルサルバドルにもステーブルコインの慎重な枠組みが不足していると指摘した。

ラガルド氏は現在、CBDC(中央銀行デジタル通貨)である「デジタルユーロ」の開発を優先する意向である。

CBDCとは

「Central Bank Digital Currency」の略で、各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。仮想通貨との大きな違いは、CBDCはデジタル上の法定通貨であること。

関連:サークル株価15%下落、BISステーブルコイン批判や利益確定売りなどが影響

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/26 木曜日
17:06
CoinTradeが5銘柄を追加、BNB・TONなど一部でステーキングに対応予定
仮想通貨販売所CoinTradeがBNB、トンコイン(TON)などの新通貨を追加。初心者向け積立・ステーキング対応も強化。
16:05
【2025年最新】暗号資産株主優待の受け取り方法|リップル・イーサリアム等がもらえる企業と手順を解説
SBIグローバルアセットマネジメント(XRP最大12,000円相当)とセレス(ETH・ZPG計10,000円相当)の暗号資産株主優待を徹底解説。申込期限、受け取り手順、税務処理、注意点まで投資判断に必要な情報を網羅。SBI VCトレード・CoinTrade口座開設方法も詳しく紹介。
13:30
メタプラネット、ビットコイン追加購入 保有量12,345BTCでテスラ上回る
メタプラネットが192億円で1,234BTCを追加購入し累計12,345BTCに到達。これによりテスラ社を抜いて世界7位へ浮上。「555ミリオン計画」の推進と社債3本の早期償還も同時発表。
13:15
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引解禁を計画
トランプ米大統領の一族が支援する仮想通貨プロジェクト「World Liberty Financial」が、独自トークン「WLFI」の取引開始を近日中に実施すると発表。現在は譲渡制限があるガバナンストークンの流動性向上を目指す。一方、チームのトークン売却懸念も。
12:55
「ステーブルコイン・シーズン」到来か イーサリアム上のユーザー数過去最高に
イーサリアム上のステーブルコイン・ユーザー数が75万人を突破し過去最高を更新した。USDTとUSDCが市場をけん引している。規制明確化期待でステーブルコインが注目されている。 。
12:32
仮想通貨市場に二極化の構造変化  ビットコイン独り勝ちでアルトコイン保有は3分の1まで減少=Bybitレポート
中東情勢の緊張緩和を受けビットコインが数週間ぶり高値108,000ドルを突破した。一方、機関投資家が個人投資家の売却分の7倍を購入する市場二極化が進行中。Bybit調査では個人がBTCからXRPへシフト、アルトコイン保有は23%まで減少を報告した。
11:25
Sunrise、ソニー銀行と金融機関向けブロックチェーン基盤の実証実験開始
ブロックチェーン基盤「Sunrise」が日本のソニー銀行と提携し、金融機関のニーズに対応したブロックチェーンインフラの実証実験を開始。規制遵守、プライバシー、相互運用性を重視した金融グレードのソブリンロールアップ開発を目指す。
10:55
Republic、SpaceX株価追跡の仮想通貨トークン「rSpaceX」を一般投資家向けに販売開始
投資プラットフォームRepublicが、イーロン・マスク氏のSpaceX社の株価に連動する仮想通貨トークン「rSpaceX」の販売を開始。最低50ドルから投資可能で、従来アクセス困難だった非公開企業への投資機会を一般投資家に提供。
10:15
Aptos LabsとJump Crypto、分散型ストレージ「Shelby」を発表
Aptos LabsとJump Cryptoが分散型ホットストレージ「Shelby」を発表。クラウド並みの性能でWeb3アプリのデータ基盤を実現。2025年Q4にDevnet公開予定。
10:10
「EU内外のステーブルコインを交換可能に」欧州委員会が提案へ
EUの欧州委員会は、EUの内外で発行されるステーブルコイン同士を交換可能にすることを提案する予定。背景に米トランプ政権下で規制整備が進んでいることがあるとの指摘が上がった。
10:01
NewLo、あたらしいWeb3キャンペーンプラットフォーム「NewLo Quest」のβ版をSony Block Solutions Labs運営のSoneium 上でリリース
NewLoがSoneium上でWeb3キャンペーンプラットフォーム「NewLo Quest」β版を公開。暗号資産・NFT報酬に対応したグローバルポイ活サービスとして展開される予定。
09:45
米SECパース委員「ビットコイン現物ETFの現物償還に実現の見込み」
米証券取引委員会のパース委員がビットコインなど仮想通貨現物ETFの現物償還実現の見込みを示唆した。ブラックロックらが申請書を提出しSECと協議を行っている。
09:05
アリゾナ州下院、押収仮想通貨による準備金設立の法案を可決 知事の署名待ち
アリゾナ州下院がHB2324法案を34対22で可決。犯罪捜査で押収した仮想通貨による準備基金創設を規定し、30万ドル超の押収分を3機関に配分する仕組み。
08:20
米BTCマイニング企業Bit Digital、ビットコインからイーサリアム戦略へ完全転換
米ナスダック上場のBit Digitalがビットコインマイニング事業を終了しイーサリアム特化企業へ転換。株式公開売出しでイーサリアム購入資金を調達、世界最大級のステーキングインフラ運営へ。
07:50
ポンプリアーノのProCap BTC社、ビットコインを3724BTC購入
アンソニー・ポンプリアーノ氏率いる投資企業ProCap BTCが平均価格103,785ドルでビットコイン3724枚を購入。SPAC合併でナスダック上場し10億ドルのビットコイン保有企業誕生予定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧