はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

リミックスポイント、ビットコイン買い増し目的で新たに315億円の資金調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

株式会社リミックスポイント(東証スタンダード:3825)が7月9日、第25回新株予約権と第4回無担保社債の発行により総額約315億円を調達すると発表した。

調達資金はビットコイン(BTC)への投資に充当される。

資金調達スキームの詳細

第25回新株予約権は、潜在株式数5,500万株(希薄化率39.9%)で、割当先はEVO FUND(ケイマン諸島籍のファンド)となる。行使価額は当初575円に設定され、3取引日毎に直前3取引日終値の平均値の100%に修正される。

本新株予約権の最大の特徴は、行使価額の修正にディスカウントが設定されていない点である。一般的な行使価額修正条項付新株予約権では8~10%程度のディスカウントが設定されるが、本件では市場価格での行使となるため、既存株主への希薄化の影響を最小限に抑える設計となっている。

  • 潜在株式数
    5,500万株(希薄化率39.9%)
  • 行使期間
    2025年7月28日~2026年7月28日
  • 下限行使価額
    342円(発行決議日前取引日終値の60%)
  • 想定調達総額
    約315億円
  • 制限超過行使の禁止
    単一暦月中の行使は発行済株式数の10%以内

新株予約権の行使を待たずに資金を確保するため、7月11日に総額20億円の第4回無担保社債も発行する。本社債は新株予約権の行使により調達された資金から5,000万円単位で繰上償還される仕組みである。

保有暗号資産の現状と投資戦略

同社は2024年11月に金融投資事業を開始し、仮想通貨投資を積極的に推進している。6月4日発行の第24回新株予約権により調達した約59億円のうち約47億円をビットコインに充当するなど、これまでに総額167億円の暗号資産を購入した。

保有暗号資産の内訳(2025年7月4日時点)

今回調達する資金のうち約295億円を、市場状況を踏まえながらビットコインへの投資に充当する計画である。同社は、発行枚数上限が2,100万枚のビットコインが法定通貨よりも価値保存手段として優れていると考えており、中長期的には法定通貨に対して価値が上昇すると見込んでいる。

第三者委員会による評価

なお、同社は6月4日に発行した第24回新株予約権により既に10.0%の希薄化が生じており、今回の第25回新株予約権と合わせると6か月以内に合計53.85%の大規模な希薄化となる。

東証の有価証券上場規程に基づく「大規模な第三者割当」に該当するため、経営者から独立した第三者委員会が設置された。同委員会は「相当大規模な希薄化が生じる」ことを認識しつつも、暗号資産投資による企業価値向上の可能性を評価し、「本資金調達の必要性及び相当性が認められる」との意見を表明している。

関連:ビットコイン投資の不安をまるごと解消|買い方と取引所選びをやさしく解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:00
懐疑派ウォーレン議員、トランプ政権批判で仮想通貨市場規制強化案を提案 ガーリングハウスCEOの証言にも注目
米上院のウォーレン議員が仮想通貨市場規制に向けた5つの原則を発表した。証券法の維持、投資家保護、金融システム安定性確保などを重視し、共和党によるイノベーションを重視した指針とは対照的な内容となっている。
13:30
エミレーツ航空が仮想通貨決済導入へ、来年から利用開始予定
エミレーツ航空が取引所クリプトドットコムと提携し、仮想通貨決済システムの統合を発表。来年の導入を目指し、顧客の支払い選択肢を拡大する。
13:00
ビットコイン、長期保有者の割合が74% 15年ぶりの高水準に=ARK Invest
ARK Investが仮想通貨ビットコイン市場の最新レポートを発表。長期保有者の割合が74%と15年ぶりの高水準を記録したと指摘した。また、ビットコインドミナンスも上昇している。
11:49
ビットコイン過去最高値更新 機関投資家の買いが相次ぐ中、アルトコインの買い戻し進む
ビットコインが史上最高値の111,320ドルを更新。機関投資家による大規模な資金流入が続く中、ETF市場では7月だけで45億ドルが流入。イーサリアムやXRP(リップル)などアルトコイン市場にも上昇の波が波及し、幅広い暗号資産が堅調な回復基調を示している。
11:12
BNBトレジャリー設立、10XキャピタルとYZiが協力し米上場目指す
YZiラボ(元バイナンスラボ)が10Xキャピタルと連携し、BNBトレジャリー会社設立を発表。米取引所での上場を目指し、BNBチェーンエコシステムに焦点を当てた投資機会を提供する。
10:11
米SEC、PENGU現物ETF申請を受理 ミームコインETFに追い風か
米証券取引委員会がカナリーPENGU現物ETF申請を受理。新ルール整備により秋頃に多くの仮想通貨現物ETF承認の見通し。
09:40
ギリシャ、Bybitハッキングで盗まれた仮想通貨の一部を回収 同国初
ギリシャ当局がBybitハッキング事件で盗まれた仮想通貨の一部を回収した。北朝鮮ハッカー集団「ラザルス」が盗んだ資金の追跡でブロックチェーン分析技術を活用している。
09:20
「証券はトークン化しても証券」米SECのパース委員
米SECの仮想通貨タスクフォースを率いるへスター・パース委員は、トークン化された証券は証券に分類されると発表。ブロックチェーン技術の可能性を認めながらも、原資産の性質を変えることはできないと指摘した。
09:00
ビットワイズCIO、証券トークン化が主要仮想通貨銘柄の価格に与える影響を予測 ETH・XRP・SOLなど
ロビンフッドやクラーケンのトークン化株式取引開始を受け、ビットワイズアナリストがETH、SOL、XRP、LINKなど関連仮想通貨への価格影響を分析。ロビンフッドの株価はATHを更新している。
08:35
ビットコイン11万2千ドル突破で史上最高値更新、エヌビディア追い風に上昇|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは7月10日、11万2,000ドルを上回り、史上最高値を更新した。来週7月14日の週は「仮想通貨週間」として米下院が3つの主要法案を審議予定。可決されればビットコインに追い風となる可能性がある。
07:35
米上場シャープリンク、新たに5000ETHを追加購入 保有額850億円超え
ナスダック上場のシャープリンクゲーミングが5000ETH追加購入。総保有額852億円のイーサリアム投資戦略を継続拡大。
07:05
ソラナ対応のトークン化株式「xStocks」、BNBチェーンに拡大へ
仮想通貨取引所クラーケンとBackedは、BNBチェーンと戦略的パートナーシップを締結。ソラナ対応のトークン化株式のxStocksをBNBチェーンに拡大する。
06:55
分散型取引所GMX、約60億円の仮想通貨不正流出発生 V1版GLPプールに脆弱性か
仮想通貨取引所GMXのV1版GLPプールがハッキング被害に遭い61億円が流出。影響の範囲や運営の対応、今後の対応方針が明らかに。
06:40
米サムザップメディア、ビットコイン以外の主要仮想通貨6銘柄への投資戦略拡大を承認
ソーシャルメディアマーケティング企業サムザップメディアが取締役会でドージコイン、イーサリアムなど6種類の仮想通貨への投資戦略拡大を承認。
06:20
サークル、仮想通貨取引所BybitとUSDC収益分配契約を締結か=報道
USDC発行企業サークルがバイビットとの収益分配契約を締結。ステーブルコイン普及拡大に向けた戦略的パートナーシップを展開。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧