グレースケールが新年の市場予測
米暗号資産(仮想通貨)運用大手のグレースケールは15日、2026年の仮想通貨市場を予想するレポートを発表した。ビットコイン(BTC)の価格が上半期(1~6月)に過去最高値を更新するとの独自見解を示している。
この予想の背景としては、まず公的部門の債務が高水準であり増加していること、それが長期的にインフレにつながる可能性があり、米ドルなど法定通貨の価値に対する懸念が高まっていると述べた。
こうした中、ビットコインは供給量が2,100万枚に制限されており、透明性、予測可能性、最終的な希少性を提供するという長所があると指摘。法定通貨のリスクが高まる中、代替的な価値の保存手段としての需要を高めると続けた。
さらに、規制環境が整うことで、伝統的な金融システムから持続的な資本流入が期待できるとしている。
各国で規制の整備が進み、米国では今年、ステーブルコイン規制を明確化するジーニアス法が成立。2026年には超党派の仮想通貨市場構造法案(クラリティ法案)が成立する見込みだとも述べた。
グレースケールは、クラリティ法案が可決すれば、パブリックブロックチェーンと従来型金融の統合が深まり、デジタル資産証券の取引が促進され、企業によるオンチェーン資産発行を後押しする可能性があると指摘した。
こうした要因により、来年には仮想通貨市場に新たな資本が流入し、機関投資家の間での採用が拡大すると予想。その結果、2026年にはビットコインがより高い価格で評価されるようになるだろうとしている。

出典:グレースケール
このことで、仮想通貨市場の方向性が4年周期で繰り返されるという「4年サイクル」の理論も終焉を迎えると予測した。過去のサイクルでは個人投資家の動きも重要な要素だったが、最近では機関投資家の買いが安定しているとも指摘した。
また、2026年もFRB(米連邦準備制度理事会)による利下げが見込まれており、リスク資産への好意的な環境を作り出す可能性があるとも述べる。
2026年の重要な投資テーマ
グレースケールは、仮想通貨に関する2026年の最も重要な投資テーマを挙げた。主に以下のようなものを示しており、関連する仮想通貨銘柄にも言及した。
- ドル価値の希薄化リスクが代替的資産への需要を促進(BTC, ETH, ZEC)
- 規制の明確化がデジタル資産全般の採用を後押し
- ジーニアス法制定を受け、ステーブルコインの利用範囲が拡大(ETH, TRX, BNB, SOL, XPL, LINK)
- 資産トークン化の伸展(LINK, ETH, SOL, AVAX, BNB, CC)
- ブロックチェーン技術の普及に伴いプライバシーソリューションが必要に(ZEC, AZTEC, RAIL)
- AI(人工知能)の集中化がブロックチェーンソリューションを要求(TAO, IP, NEAR, WORLD)
- レンディングが牽引してDeFi(分散型金融)が加速(AAVE, MORPHO, MAPLE, KMNO, UNI, AERO, RAY, JUP, HYPE, LINK)
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この内、AIについては少数の有力企業にプラットフォームが集中化しており、信頼、バイアス、所有権に関する懸念が生じていると指摘した。仮想通貨はこうしたリスクに対処する機能を提供するとしている。
例えば、Bittensorのような分散型AI開発プラットフォームは、集中型AI技術への依存を軽減することを目指している。また、ワールドコインのような人間であることを証明するシステムにより、人間とAIエージェントを区別できると述べた。
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