- ビットコイン(BTC)テクニカル分析
- 今回は、乱高下している仮想通貨ビットコイン(BTC)価格の中期目線のセットアップに加え、ロング・ショートポジションの優劣など、今後の展望について考察。
ビットコイン考察と対応
8/15に9500ドルを試し、現在回復基調に入ったかと思われるビットコインですが、まだ気は抜けない状況です。順番にチェックしていきましょう。
こちらが現在のビットコインの中期目線のセットアップです。状況的には可もなく不可もなくといったところです。現在大局の下降チャネル内の短期上昇チャネルムーブ一応切り上げてはいますが、上昇チャネル中心線で綺麗に叩かれている状況。10800ドル(約115万円)付近を境にそろそろ個人投資家たちの目線(ツイッターなどで)が分かれてくる頃合いかと思います。
現状7/17の底値9000ドルから若干切り上げてはいますが、チャート的に10800ドル付近で折れてしまった場合、ディセンディングトライアングルになるようにも見える絶妙な位置です。
明確に上抜けして押し目にすることができれば、最大11700ドル(124.7万円)付近までの上昇は見込め、また大局の下降チャネルを上抜けする可能性もなくはないです。(個人的には可能性は低いと思っています。)
もうすこし細かく見ていきます。
(見づらいので先ほどの下降チャネルは消しておきます。)ウェッジにも見える形を形成しながら安値を切り上げています。注意すべきは今回の切り上げ上昇が『下げ→上げ→下げの下降トレンドの中の調整上げ』だったパターンです。この場合ウェッジは下抜けし、明確に9000ドルを割らないような下げであればボラティリティと出来高が秋に向かって徐々に少なくなる昨年末のようなパターンが想像できます。
逆にこの上昇ウェッジを明確に上抜けすることができれば、(私は既にライン際での押し目買いがメインですが)3日〜1週間程度は、押し目買いでのエントリーで順張りできそうです。
ビットコイン(BTC)今後の展望
私は一応ここから1日〜2日程度レンジになる想定もしているので、注意点を書いておきます。
現在滞在している10800ドル直下の価格帯は7月台、8月台共に上昇の際に面倒な値動きをしています。特に7月のこの価格帯は相当狼狽された方も多いのではないでしょうか?
なので明確に自身で背を決めてエントリーすることをお勧めします。まだ上抜けできそうに見えるチャートをしているので、ロング順張りで付いていくのが良さそうですが、レンジになった場合は十分に引きつけてエントリーしましょう。
今回の9500ドルからの回復はアルト主導(主にETH,XRP)でした。基本的にアルト主導の上昇に逆らったショートは焼けるリスクがあるので、アルトの値動きにも注視した方が良さそうです。私はETHの値動きとUSDTの価格に注意しながら上記の立ち回りで、ウェッジ下限を明確に下抜けするまではロングメインで立ち回っていきます。