- リブラ協会の参加企業ら、規制の締め付け恐れず
- 各国政府により懸念かつ警戒感を示される仮想通貨リブラに関して、「リブラ協会」の参加予定企業らは、規制による締め付けを不安視していないことがわかった。脱退も不安視されるなか、存続する意向を示した。
規制の締め付け恐れず
フェイスブック社が主導する仮想通貨リブラで、発行・管理する団体「リブラ協会」の参加予定企業の多くは、現在の温度感として、規制による締め付けに対して不安視していないことがわかった。
リブラプロジェクトはこれまで、各国政府によって懸念と警戒を示されており、世界的に規制される可能性も指摘。先日には、英FT誌で参加予定の企業3社がリブラ協会から手を引くことを検討していることが報じられており、プロジェクト存続への注目度は高い状況にあった。
CoinDeskの報道によると、リブラ協会の匿名情報元によると、参加予定企業リストに入っている28社のうち、取引所コインベース、大手カストディ企業Xapo、著名VCのa16zとUnion Square Venturesなどは、依然リブラプロジェクトに前向きな見解を示しているという。
Xapo社とブロックチェーン企業Bison Trails社のCEOも、離脱する計画はないと明かしたほか、コインベースの代表は、「フェイスブック社が6月に発表したように、コインベースが参加企業であることに変わりはない。」と発言した。
上述したように、数社ほどは脱退を検討しているものの、不明確な規制に直面しながら、多くの企業はリブラ協会に参加する意欲を示しているとした。
さらに、事情に詳しいソースによると、フェイスブック社とその他のリブラ協会参加企業は現在スイスにおいて協会の「非営利団体認可」の取得に向けて動いているという。
参考:Coindesk