はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

【前編】ビットコインマイニングエネルギー危機を解決する5つの方法

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインマイニング費用と環境への影響
ビットコインマイニングには大量のエネルギーが必要であり、二酸化炭素排出による環境問題が話題になっています。

最近のニュースではビットコインマイニングによるエネルギー利用量と環境への影響が話題になっています。

当時、一回のGoogle検索は60ワット電球を17秒間点灯できるほどのエネルギーを必要としました。これを見ると多量のエネルギーが消費されていることがわかります。

ここで本日までを早送りしてみましょう。Googleは2017年、全二酸化炭素排出量を相殺するほどのクリーンエネルギーを購入したことを発表しました。

 優秀な人材をこの問題に割り当て、二酸化炭素排出量削減に数十億ドル投資しました。結果、エネルギー消費効率の大幅改善に成功しました。

ビットコインと増え続ける二酸化炭素排出量に対する批判について

研究者によると、一年の間にビットコインマイニングに利用されるエネルギーはアイルランド全体が必要とする量よりも多いです。

そのうえ、オランダ銀行ING(インターナショナーレ・ネーデルランデン・グループ)によると、ビットコイン一個の取引に必要なエネルギーは家一軒の電力1ヶ月分に値します。

つまりビットコインマイニングは世界の気候の変化に影響しています。

実際ビットコインマイニングの費用は?

Digieconomistによるとビットコインは毎年32テラワットのエネルギー(米国の家約300万軒の消費電力に等しい)を利用しています。

そのうえ、ビットコインマイニングに必要なエネルギーは指数関数的に増え続けると予想されています。

多くの人はビットコインのマイニングが、徐々に解くことが難しくなる数学式をもとにしていると考えています。

ビットコイン創設者はマイニング難易度の自動調節が可能なネットワークを開発しました。

これにより計算力に関係なく10分に1個のブロックが必ず生成されます。

ビットコインが立ち上げられた年(2009年)には、マイニング者に生成ブロック一個につき、50ビットコインが与えられました。

その数は4年ごとに半減します。2012年に25ビットコインまで下がり、2016年には1ブロックにつき12.5ビットコインとなりました。

そして2020年には6.25ビットコインまで下がる予定です。

論理的には収入が半減した場合、費用も同様に減少しないと利益がないと判断されてしまいます。

GristのEric Holthausによると現在の成長レートが変わらなければ、

2020年にはビットコインネットワークの消費電力は現在、全世界が利用している電力と同等になります。これは持続不可能な道です。

本当に問題はあるのでしょうか?

まず最初に、果たしてこの問題を解決する必要はあるのでしょうか?他のどの市場 (例えば、金、石油、不換通貨)同様、生成にはエネルギーが必要です。

金のマイニングや採油は環境に大きな影響を与えています。

しかし、ビットコインはデジタルなのになぜ必要以上のエネルギーを消費するようにデザインされたのでしょうか?

Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)は消費エネルギーの増加を予期し、ブロックマイニング費用とブロック価値が大体等しくなるようにデザインしました。

彼はProof of Work algorithm(プルーフ・オブ・ワークアルゴリズム)を利用して供給を制御(9)しました。

ビットコインの価値が上昇している主な理由は、供給の制御と匿名かつ公平な分配システムです。

環境への影響にかかわらず、この最初のデザインに賛成している人もいます。彼らは安全で透明な通貨制度にそれだけの価値があると主張しています。

私はその主張にはどちらかというと反対です。

なぜなら理論的にはビットコインが失敗し、全てが台無しになることも有り得るからです。

5 Ways to Solve the Bitcoin Mining Energy Crisis

Dec. 11, 2017 by Mark Fidelman

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

一年の間にビットコインマイニングに利用されるエネルギーはアイルランド全体が必要とする量よりも多いと本文中で述べられていましたが、2018年の10月には、イギリスの総電力消費量をも凌駕するのではないかと予想されています。

マイニングによる電気消費は今後もさらに深刻化されると考えられるでしょう。

今後我々がこの問題にしっかりと向き合っていく必要があり、今回は、現在考えられる5つの解決策を後編でご紹介します。

ビットコインマイニングの消費電力が世界159ヶ国の各消費量より多い現状
ビットコインの需要が増えていくにつれて、ビットコインマイニングの電力消費量も上昇しています。既に世界中の159ヶ国それぞれの消費電力量よりも多く消費していて、2018年10月にはイギリスの総電力消費量をも凌駕するのではないかと予想されています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。
13:15
トランプ大統領、米史上最長43日間の政府閉鎖を終了させる予算案に署名 仮想通貨市場への影響は
トランプ米大統領が連邦政府機関の閉鎖を終了させる予算法案に署名し、43日間続いた米史上最長の閉鎖が終結した。下院は222対209で法案を可決。再開により複数の仮想通貨ETFが承認される見通しだ。
11:25
ブラジル大統領、押収仮想通貨の即時売却を合法化する法案を提出 組織犯罪対策強化へ
ブラジルのルラ大統領が犯罪捜査で押収した仮想通貨を裁判結果前に売却できる法案を議会に提出した。中央銀行は今週、仮想通貨事業者への認可制導入を含む新規制も公表している。
10:25
ユーザー資金を凍結できる16ものブロックチェーンを特定、分散化の観点で議論呼ぶ=Bybit
仮想通貨取引所Bybitがユーザー資金の凍結機能を持つブロックチェーンを特定した。ハッキング対策に有効だが、分散化の理念と矛盾するとの指摘もある。
10:15
SBIグループで資産運用|証券・銀行・仮想通貨投資を効率的に
証券・銀行・仮想通貨を1つのエコシステムで管理できるSBIグループ。スマホ1つで株式、投資信託、金ETF、仮想通貨への投資を始められます。手数料優遇、ポイント連携、スムーズな資…
09:45
ヤフー・ファイナンス、ポリマーケットと提携し予測市場ハブを数カ月以内に開設へ
ヤフー・ファイナンスが予測市場プラットフォームのポリマーケットと提携し、新たな予測市場ハブを立ち上げる。経済や市場動向の確率データと分析を組み合わせて投資家を支援。
09:20
ビットワイズ、2026年にICO復活で数十億ドル規模の資金調達を予測 コインベーストークン販売サービス立ち上げを受け
仮想通貨資産運用会社ビットワイズのホーガンCIOが、コインベースのトークンセール・プラットフォーム立ち上げを受けて2026年にICOが資本調達の重要手段として復活すると予測。
08:50
モバイルゲーム大手KLab、ビットコインをトレジャリー資産として購入
モバイルゲーム開発のKLabが約2,000万円のビットコインを購入。国内では今夏以降、Defコンサルティング約50億円、イオレ約160億円など上場企業のトレジャリー戦略が加速。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧