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10000ドル回復のビットコイン(BTC)上昇要因か、1500ドル超の「アルゼンチン・プレミアム」が追い風に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTCの超「アルゼンチン・プレミアム
ビットコイン市場にて、アルゼンチン・ペソ(ARS)建で再び高騰し、1,500ドル以上の「アルゼンチン・プレミアム」が発生した。最新の仮想通貨市況とプレミアムの要因を探る。

BTCの超「アルゼンチン・プレミアム

ビットコイン(BTC)のアルゼンチン・ペソ建で再び大幅に高騰していることがわかった。いわゆる「アルゼンチン・プレミアム」現象が起こり、執筆時ペソ建で前日比8%高になっている。

アルゼンチンの大手ビットコイン取引所Buenbitでは、一時1 BTC=12,017ドル(70万ペソ=2日23時)とのプレミアム価格をつけ、米コインベースにおける1 BTC=10,345ドルとは 1,600ドル以上の差を記録した。今も1,300ドルほどのプレミアムを継続中だ。

出典:buenbit

急増する需要によるBTCのプレミアムが生じた要因は、9月1日アルゼンチン政府が実施し始めた「国内資本規制」政策と見られている。

アルゼンチン政府は、同国を債務不履行(デフォルト)状態の危機に強いられる「外貨準備高の減少」と「ペソ安」の継続を止めるために、米ドルに対する資本規制を導入した。

同国中央銀行が発表した声明によれば、輸出企業に対し外貨の国内還流に5日間の期限を設定する他、貿易決済の場合を除き、企業の米ドル買いには中銀の許可が必要だ。また、個人の米ドル買いは月当たり「1万ドル」に制限される。

特に個人投資家の利用が多い取引所Buenbitに見られるBTCプレミアムは通貨危機と外貨購入制限を回避している状況を表しているのではないかと考えられる。

アルゼンチン出身の著名投資家・アナリストAlex Kruger氏は政府の緊急政策について、「増税は理解できるが、利用制限は許せない。」と、政府が国民の金銭的自由を剥奪する状況におけるビットコインの役割を強調している。

ビットコインは8月中旬に起きたアルゼンチンの政治的不安においてもプレミアムが発生した。当時は約10%のプレミアムで、今回では13%ほどに上った。

関連:通貨急落のアルゼンチンで「BTCプレミアム」

ビットコイン1万ドル回復も

先週半ばより大幅下落していたビットコインは、3日午前2時半ごろより反発し、一時10,500ドル付近まで急上昇した。コインベース上では前日比6.13%高になっている。

8月29日に1万ドルを割り込み9000ドル割れが危惧されていたビットコインは、およそ4日間9,700ドル台を推移するなど、様子見基調にあった。

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