xRapidの名称や仕組みが一新へ
リップル社が手掛ける国際送金プロダクトのうち、仮想通貨XRPを利用する「xRapid」の名称やシステムが変更が行われていたことがわかった。
新しい名称は、On demand liquidityの略称として「ODL」だ。
アイスランドの仮想通貨トレーディング企業Algrimを買収したプレスなどで、XRPのクロスボーダーソリューションをODLとして表記していたが、今回Ripple社で働く吉川絵美氏が正式に公表した。
吉川氏のツイッターによると、x系(xCurrentやxRapid)の個別プロダクトの形式から、RippleNetを基盤としたフレームワークに変更。流動性のオプションとしてOn demand liquidity(ODL)の選択を可能にするという。
ここでいうODLが、これまでのプロダクトとしての「xRapid」に該当する。
また、RippleNetの基盤としたオプションとしたことで、XRPを利用するODLへのスイッチがシームレスになるという。RippleNetに参画する金融機関へのリーチを促進するものとなることから、XRPを利用する実用化の部分で前進したシステム変更になったと言えるだろう。
なお、ODLの有効化については、各国の規制基準に準拠するという。
Rippleのウェブサイトのコンテンツ変更で既にお気付きの方もいるかと思いますが、これまでのx系の個別プロダクトから、まずはRippleNetというネットワーク基盤ありきで、その中で(特定コリドーでは)流動性のオプションとしてOn demand liquidityを選択できる、というフレームワークになりました。
— Emi Yoshikawa 🌎 (@emy_wng) October 1, 2019