- Kadena、メインネットをローンチ
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- ブロックチェーンプロジェクトKadenaが本日、メインネットの立ち上げを発表
- トークン販売プラットフォームCoinListで2種類のトークンセール:11月5日から開催
- 同社は、2種類のトークンセールでに最大2000万ドルの調達を目指す
2種類のトークンセールで2000万ドル調達を目指す
ブロックチェーンのスタートアップ「Kadena」は、11月5日に予定されているメインネットの立ち上げと2つのトークンセールを発表した。
ブルックリンに本社を置く同社は、昨年から高処理能力を持つPoWブロックチェーンネットワーク開発に取り組んできた。現在、同ブロックチェーンは一般マイニング向けに公開されており、マイナーは、報酬としてネットワークのネイティブトークンであるKadena(KDA)の獲得が可能だ。
同社は、KDAの大部分はマイニングを通じて配布されると述べる一方で、メインネットのローンチ直後にトークン販売プラットフォームCoinListで2種類のトークンセールも実施し、最大3000万トークンの配布を通じて、最大2000万ドル(約21億7200万円)の調達を目指す。
米国外が対象のトークンセールは、1トークン=1ドルの価格で海外投資家向けだが、もう一つのセールは、米国投資家を含むすべての人が利用可能で、0.5ドルの価格設定で2020年末までのロックアップ期間が設けられている。 米国外リストを通じて配布されたトークンは、先週発表されたCoinListの新設の取引所で取引される。
「このセールの鍵は、できる限り(規制に)準拠した方法で、さまざまな規制当局から得たガイダンスに基づいてローンチできるように調整されていることだ。」とJPMorgan Chaseおよび証券取引委員会(SEC)での勤務経験を持つKadena CEOのWill Martino氏は述べている。
2つの資金調達ラウンドを完了
Kadenaは、2017年と2018年に、将来のある時点においてトークンの配布を保証する投資契約、SAFT(Similar Agreement for Future Tokens=未来のトークンのための契約類型)の仕組みを通じ、2つの資金調達ラウンドを完了した。声明によると、同社は2ラウンドで合計1500万ドル(約16億2900万円)超を調達したという。
以前報道されているように、Chainwebと呼ばれるKadenaのブロックチェーンネットワークは、ネットワーク速度と低コストを維持しながら、毎秒最大10000トランザクションという大量のトランザクション処理提供を目指している。 Chainwebのプロトコルは、複数のブロックチェーンネットワークと同時に接続し、ネットワーク間でトランザクション量を共同負担する。
「イーサリアムが提供している中核的なユースケースであれば、我々なら、いとも容易く実行できる」とMartino氏は述べている。