はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国人民銀行が大口送金を制限 デジタル人民元発行に向けた動きか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国PBoCの動き

中国の中央銀行「中国人民銀行(PBoC)」は14日、中国の3大金融地域で大口現金取引に制限を試験的に実施する政策を発表した。官報新華網が伝えた。

実施期間は今後2年間で、河北省・浙江省・深セン市で実施する。規制対象になるのは、法人口座による50万元(約800万円)以上の送金額。個人口座においては、10万元から30万元(約150万〜500万円)と制限額が地域によって異なる。

PBoCはこの制限を用いて、違法・不正に当たる大口の現金取引に対策を講じることが目的。大口資金が流れる不動産業・自動車販売業・医療業界等を制限対象に指定している。

この制限政策を発表したPBoCは、「キャッシュレスツールの使用を推薦する」と国民に向けて伝えた。中国はすでにAlipayとWeChat Payが大部分で普及しているため、当政策は市民の一般生活に影響は及ばないことが予想できる。

デジタル人民元との関係性

この政策について、SNSに投稿した中国情勢通のDovey Wan氏は、PBoCが発行を検討している「デジタル人民元」に向けた前準備ではないかと指摘した。

上述した不法送金を目的とした政策について、「中国はすでにマネロンなどの金融の取り締まりは得意な領域であるため、銀行の取り付け騒動(バンク・ラン)に備えるための動きだと考えらえる」と述べた。その上で、資産の完全なるコントロールがPBoCの本意と指摘、デジタル人民元の発行準備に向けた動きと捉えられることができると述べた。

PBoCは昨日、「デジタル人民元はまだリサーチとテストを行なっている段階にある」と状況を明確にしたばかりであるが、このような大規模な金融政策を始めるにはさまざまなステップを踏まえる必要があるため、今回の送金制限もその一環である可能性は十分にあるだろう。

参考:xinhuanet

CoinPostの注目記事

「デジタル人民元はまだテスト段階」中国人民銀行が公式声明を発表
中国の中央銀行は13日、デジタル人民元がまだリサーチとテストを行なっている段階であると正式に発表。商材としたネット詐欺への注意を促している。
中国情報通が語る 「デジタル人民元」の真意 中国の仮想通貨取引の事情とは 
中国のブロックチェーン戦略/デジタル人民元の真意および国内のビットコイン取引現状をDovey Wan氏が語った。中華圏外では知り得ない事情が明らかに。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
16:26
「チェーンリンク」の将来性は?トークン化市場に必須インフラ
チェーンリンク(LINK)の将来性を解説。2030年に16兆ドル規模が予測されるトークン化市場で、既存金融とブロックチェーンを接続するオラクルとして80%超のシェアを獲得。SWIFT・J.P.Morganとの提携事例も紹介。
16:00
スイ(SUI)のステーキングで高利率なのは?自分で行う方法と取引所比較
SUIのステーキング方法を徹底解説。取引所(年利最大4.28%)、ウォレット、リキッドステーキングの3つの運用方法を比較表付きで紹介。初心者向けのOKCoin Japanから、Slushウォレットでの自己管理、Haedalでの高度な運用まで、リスクと利回りを考慮した最適な選択をサポート。
15:55
ワールドコインの本人認証方法|マイナンバーカードでWLDを受け取る手順を解説
ワールドコイン(WLD)がマイナンバーカードでの本人確認に対応。World Appでの認証手順を画像付きで解説。所要時間約5分で完了し、Orb認証済みの方も追加のWLDを獲得可能。受け取ったWLDの現金化・運用方法も紹介。
15:43
ソニー銀行、米ステーブルコイン事業化に向けBastionと業務提携 子会社設立も視野に
ソニー銀行が米Bastionと業務提携し、米ドル建てステーブルコインの事業化を推進。日経報道によると2026年度の発行を計画し、ソニーグループの「経済圏」での決済活用を目指す。米国子会社設立とOCC銀行免許取得も視野に。
15:35
Ginco、Babylon Labsと提携「BTCFi 2.0」を推進
GincoがBabylon Labsと提携し、第三者への預託なしでBTCを活用できる「BTCFi 2.0」を日本で推進。業務用ウォレットGEWからBTCステーキングが可能に。
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
11/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、金持ち父さん著者キヨサキのBTC売却やソラナとXRPのETFの好調など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
DeFiで株式市場はどう変わる? Progmat齊藤達哉氏が語るオンチェーン金融の未来|独占インタビュー【後編】
Progmat齊藤達哉氏インタビュー後編。議決権付きトークン化株式で日本が世界初となる理由、2028年施行を目指すトークン化法のロードマップ、DeFi・AIエージェントを見据えた将来ビジョンを聞いた。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|個人マイナーのビットコイン採掘成功に高い関心
今週は、個人マイナーのビットコイン採掘成功、JPモルガンによる仮想通貨業界関係者の口座の連続閉鎖、アップビットの約48億円の不正流出に関する記事が関心を集めた。
11/29 土曜日
13:50
米賭けサイトカルシ、無免許スポーツ賭博運営で提訴
ブルームバーグによると米賭け市場のカルシが無免許でスポーツ賭博を運営し、マーケットメイキング手法について顧客を誤解させたとして集団訴訟を起こされた。共同創設者は主張を否定。
13:10
ブラックロック、債券ファンドでビットコインETF「IBIT」を買い増し
ブラックロックが7~9月期に債券ファンドで自社ビットコインETF「IBIT」を買い増していた。9月末時点で1.5億ドル相当を保有。ビットコイン現物ETFへの流入はここ数日復活傾向だ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧