米CFTCが2019年に集めた罰金が総額約1400億円に
米商品先物取引委員会(CFTC)は2019年にCFTCが罰金として徴収した額が総額で1.3億ドル(約1400億円)に達したことを発表した。件数では突出していないものの、前年比ではおよそ40%増加し、過去4番目の額となった。
CFTCは米国において先物取引やオプション取引全般を規制する機関で、米国内における先物取引の認可権を持っており、なりすましや、詐欺、市場操作、デジタル資産を含む商品の不正な提供に対処している。
2019年の年次レポートでは、以下の3件がデジタル資産関連の詐欺として挙げられている。
- 7百万ドル相当のビットコイン詐欺を働いた米国の個人に罰金命令
- ビットコインの投資会社Control-Finance Limitedが1,000人以上の顧客から1億4千7百万ドル相当を集め詐欺
- ビットコインとライトコインで詐欺を行なったアリゾナ州の仮想通貨トレーダーに百万ドル以上の罰金を要求
CFTCは詐欺師がデジタル資産のような新たなマーケットに参入しようとしていることに対し監視を続け、新しい技術と歩調を合わせつつ、詐欺師たちに対し先手を打てる立場を維持するとした。