投資のリターンを比較
米大手ニュースメディアCNNが、来年に西暦が20年に変わるのに際し、ここ10年間で最もリターンの高い投資商品は仮想通貨ビットコイン(BTC)であると報じた。
米大手投資銀行「Bank of America Securities」の最近のレポートを元に、投資の利益率を算出。2010年最初に1ドル(約110円)をビットコインに投資していたと仮定すると、今は9万ドル(約990万円)を超えていると紹介した。
現在のビットコインの価格は、仮想通貨バブルのピーク時に比べると大幅に下落してはいるものの、長期的なリターン率では極めて高い水準を維持している。
価格変動率の高さから危険な投機性を警告する見方は高い。一方の番組では、決済手段としてビットコインを受け入れる小売店が増加していることを紹介し、ビットコイン先物をローンチする企業が増えてきていることも、ビットコインの評価につながっていると説明した。
その上で、フェイスブック主導の仮想通貨リブラプロジェクトは、多くの投資家が、ビットコインを初めとする仮想通貨の価値を意識し、認めることにつながった、と続けた。
CNNの番組内で行なった株を初めとする伝統資産とも利益率比較では、以下のような内容が紹介された。
最も利益率が高い株式市場:米国
10年前に1ドルを投資:3.46ドル(約380円)
最も利益率が高い投資資産:ビットコイン
10年前に1ドルを投資:9万ドル(約990万円)
逃避資産:ゴールド(金)
10年前に1ドルを投資:1.34ドル(約146円)
参考資料 : CNN BUSINESS