著名経済専門家がXRPを評価
米経済リサーチ機関の幹部Jeffrey Tucker氏は、「仮想通貨リップル(XRP)は非常に重要なテクノロジーだ」と自論を語った。
Tucker氏は、米有力メディア「フォーブス」でライターの経験を持つ人物で、8冊の書籍出版やオーストリアの経済学の機関等から表彰されたこともある人物。専門分野の一つとして、「仮想通貨とブロックチェーン」の研究も行なっている。
Tucker氏は、「Ripple社が成長しているのに対し、XRPの価格が上昇しない現状があるが、この価格推移だけで世界を変えることができないというわけではない」と指摘。仮想通貨市場全体が低迷するなか、「一般投資家の興味・関心が失われつつあるだけであって、SWIFTの送金システムが抱えている課題を解決できる技術である」と続けた。
SWIFTのような従来の金融システムは、現代のグローバル化が進んだ時代には不十分になりつつある中で、仮想通貨が利用されるXRPとそのシステムは非常に価値があるものであると考えているという。
なお、XRPの有価証券問題については、現在の法律の規定は最新のテクノロジーには合わないとして、21世紀の技術に適した法定義の必要性を訴えた。
リップル社は20日、2億ドル(約218億円)の資金調達に成功したことを発表。時価総額の評価額を100億ドル(1兆円相当)まで引き上げた。
プレスリリースで、「グローバル決済を改善し、仮想通貨XRPとXRPレジャーのより広範囲な実用性が向上した1年があってこその出資事例だ」と、2019年の企業成長を改めてアピールしている。
参考資料 : Russia Today