仮想通貨市況
株式市場は、日経平均株価が一時500円超安に。 旧正月のタイミングで、中国・武漢発の新型コロナウイルス(肺炎)感染拡大に警戒感が広がった。リスク回避の一環として、ビットコイン(BTC)など仮想通貨市場の価格上昇を後押しした可能性は考えられる。
アルトコインのなかでも、ビットコインキャッシュ(BCH)やビットコインSV(BSV)の上昇が顕著で、前者は前日比15%高の39,000円(前月比74.9%高)に、後者は前月比200%高を超えるなど高騰中だ。
明日には、2週間に1度行われるビットコイン(BTC)の採掘難易度(Difficulty)調整が控えており、Bitcoin Difficulty Estimatorによれば、5.7%の難化が見込まれる。
採掘難易度とは、ブロック生成の難易度の度合いを表すものだ。ビットコインは10分に1回ブロックが生成されるよう設計されており、マイナーの競争激化により生成速度が速まれば、難易度が上昇するように調整が行われる。
また、ハッシュレート(採掘速度)上昇は、採算が取れるマイニング参加者増加を示唆するものであり、セキュリティ及びネットワークの堅牢性向上が見込めることから、ポジティブなサインとして捉えられる。
ビットコイン(BTC)市況
27日昼時点の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、前日比3.88%高の94.4万円で推移。
下位足で乱高下しつつも8200ドル付近の下値支持線を底割れずに日柄調整をこなしたほか、26日に一度押さえ込まれた4h下降トレンドラインをブレイクしたことにより、影を潜めていた強気派が買いに回ったか。
日足ベースでは、25日移動平均線のサポートが確認できる。先日反落した9,250ドルはフィボラインの38.2%、今回反騰した8,200ドルは、23.6%戻しにあたる。一方で上方にはレジスタンスも数多く控えており、8,900ドル付近にある200日移動平均線などが注目される。急騰や急落に注意したい。
海外トレーダーの見解
海外投資家Josh Ragerは、8027〜8212ドルがサポートエリアにあるなか、週の始まりに良いスタートが切れたと言及。8,000ドルのレンジを超えるとより強気になるため、アルトコインの長期保有も視野に入れるとの見解を示した。
$BTC – nice start to open the week
— Josh Rager 📈 (@Josh_Rager) January 27, 2020
I'll continue to accumulate sats via trading at these ranges and will buy spot $7ks or below
The longer we range above $8k, the more bullish, imo
Also accumulating a few specific altcoins at these levels for longer term holds pic.twitter.com/CG58LgLX7c
The Cryptomistは、下降ウェッジをブレイクしたと見ており、8,700ドルに強い抵抗帯があるの見解をみせている。
$Btc
— The Cryptomist (@TheCryptomist) January 26, 2020
Falling wedge has broken
Strong resistance on the cloud around 8550 region
I do think we see 8.7k region where there is stronger resistance
Most important thing to watch is to see what high we put on the larger timeframe
Move SL with profits loveys 🙂 pic.twitter.com/YvoXGKZvW6