はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

CMEのビットコイン先物が10,000ドルにタッチ、機関投資家の需要反映か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CMEの1万ドル付け

米大手デリバティブ取引所CMEのビットコイン先物は2月6日・7日連続で、一時的に1万ドルを付けたことが確認された。主に機関投資家が利用するCMEで、ファンド系などの「ビッグマネー」を中心に、BTCの大台1万ドル突破に対する期待感は一段と高まってきたようだ。

6日の相場はBTC価格が再上昇し、年初来高値を更新し続けた。かつて2017年の好景気を彷彿させるブル相場のパターンが意識されているのではないかと見られていた。

出典:tradingview

現在CMEでは、9800ドル付近を推移。スポット価格のほうでは9700ドル帯で取引されている。

機関投資家によるCMEの出来高上昇および価格高騰に影響するいつくかの可能性が考えられる。

  • 安全資産の意識拡大
  • 200日移動平均線を上回る
  • BTC送金回数が5億回突破

まずは投資家の資金フローの避難先としての「有事時の安全資産」で、取引されている傾向が見られた。

5日にCMEのダフィCEOは、ビットコインの「安全資産」理論について、ゴールド(金)と比較してもその地位を強固しつつあると発言。新型肺炎や、米国と中東の政治的不安定な状況や米大統領選と弾劾審判(当時)などのマクロ的要因を取り上げた。

次に200日移動平均線を上回ったことに関して、米投資企業Fundstratのリー氏は、今後6カ月間のBTC投資利益率はおよそ200%まで拡大する可能性があると指摘。過去の統計データを利用し、「根拠としては、200日移動平均線(MA)を超えた時、平均利益率は197%に当たる」と説明した。

また、6日のコインポストの市況レポートでも分析したように、中長期的なトレンド転換を示す90日移動平均線(中期)と200日移動平均線(長期)のゴールデンクロスの発生時期は、さらなる上昇が意識されやすいポイントになり得る。

さらに強気になった可能性として、BTC送金回数が5億回突破したという指摘も散見されている。

データサイトBlockchain.comによると、5日には、BTCが2009年に始動して以来、合計オンチェーントランザクション数が5億回を突破

そして、ビットコインのオンチェーントランザクション数は5日には約37万回で、6日に約32万回を記録。これは、19年9月の水準まで回復してきていることを意味する。

トランザクション数の増加はネットワークの活発度を示すもので、ビットコインがより利用されている事に当たる。

機関投資家は様々な指標を踏まえた上で、取引を行うため、これらのマクロやデータ的指標が資金流入の「グリーンライト」になっているかもしれない。

CoinPostの注目記事

仮想通貨ビットコインの安全資産論、マクロ要因で認識拡大=米CMEダフィCEO
米大手デリバティブ取引所CMEのテレンス・A・ダフィCEOは、仮想通貨ビットコインのいわゆる「安全資産」の理論について、ゴールド(金)と比較してもその地位を強固しつつあると論じた。
ビットコインでゴールデンクロス達成 仮想通貨バブルを彷彿とさせる強気パターンか
年初来高値を更新し続けるビットコイン(BTC)は6日、価格が再上昇。アルトコイン市場でもアルトドレイン現象が発生しない形で全面高を記録し、2017年を彷彿とさせる強気市場のパターンが意識されつつある。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
17:22
YO Labs、トークン化ゴールド「yoGOLD」の事前預入を受付開始
YO Labsがトークン化ゴールド(XAUt)で利回りを獲得できるイールドボールト「yoGOLD」を発表。金を預けて利回りを得られる。現在、事前預入を受付中。
16:43
トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言 
トランプ米大統領が次期FRB議長について「大幅な金利引き下げを支持する人物」と表明。金利1%以下を主張し、FRBの独立性を巡り議論を呼んでいる。QT終了や史上最大の税還付シーズンと相まって、仮想通貨市場への影響が注目される。
15:08
ハイパーリキッド、約1557億円相当のトークンをバーン認定へ 供給量13%削減目指す
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドが約1,557億円相当のHYPEトークンをバーン認定する提案を発表。承認されれば流通供給量の13%が永久除外される。取引手数料の99%を自動買い戻しに充てるアシスタンスファンドのトークンが対象で、秘密鍵のないアドレスに保管され引き出し不可能。バリデーター投票は12月24日締切。
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
07:50
米連邦準備制度理事会、仮想通貨関連銀行への制限的規制指針を撤回
米連邦準備制度理事会が2023年の仮想通貨関連銀行規制指針を撤回し、新たな政策声明を発表した。監督対象銀行が革新的活動に従事する道を開くが、リスク評価に基づく裁量権は維持。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧