はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

みずほFG、ブロックチェーン活用した「個人向けデジタル社債」発行を実証実験

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

みずほ、「個人向けデジタル社債」プラットフォームの実証実験を開始

みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)は2020年2月から、ブロックチェーン技術を活用した「個人向けデジタル社債」の発行およびシステム基盤構築に向け、実証実験を行う。

個人向けデジタル社債プラットフォームでは、ブロックチェーン上で社債原簿を管理することで、社債発行体が直接投資家の情報を獲得し、投資家の需要を効率的に把握することができる。

また、ポイント発行会社とのシステム連携により、投資家へのポイント付与も可能になる。小口、少額での個人向け社債をオンラインで販売することができるメリットがある。

出典:みずほFG

実証実験には、ヤマダ電機、オリエントコーポレーション、ファミリーマート、みずほ銀行の4社が社債の発行体として、岡三証券、岡三オンライン証券、松井証券、楽天証券、みずほ証券の5社が証券会社として、そして株式会社みずほ銀行は社債管理者として参加する。

実験は2020年2月17日から2020年3月13日まで行われ、投資家への訴求力やオンライン販売の効果を検証する。実現可能性を検証したうえで2020年度中の商品化を目指すという。

金商法改正を見据える

みずほFGらの実証研究は、2020年6月までに施行される改正金融商品取引法を見据えたものと見られる。

改正金融商品取引法では、金融機関が「デジタル証券」と呼ばれるブロックチェーン上に発行された電子的な有価証券を取り扱えるようになる。デジタル証券は従来の有価証券に比べ、小口・少額での発行が可能だ。また、発行・流通に伴う管理コストを削減できる可能性がある。

2019年10月にはデジタル証券発行による資金調達(STO:セキュリティトークンオファリング)の自主規制団体「日本STO協会」が発足され、それ以降デジタル証券プラットフォーム導入の動きが活発化している。

同年11月には、三菱UFJフィナンシャル・グループがデジタル証券プラットフォーム「Progmat」の構築を発表した。このプラットフォームでは、ブロックチェーンを用いて有価証券の発行・流通に伴うコストを削減することができるという。

また、野村ホールディングスは、デジタル証券プラットフォーム「ibet」を発表。JPモルガンが開発したイーサリアムベースの「Quorum」で株式や社債、所有権、会員権、デジタルアセットの流通基盤を目指す。

一方、デジタル証券には依然として多くの課題が残る。プライバシー保護、マネーロンダリング対策、システムの脆弱性に関する問題を実証段階で解決していかなければならない。

参考:みずほFG

CoinPostの注目記事

ブロックチェーン利用の「証券リアルタイム決済ビジネス」が本稼働 Credit Suisseや野村Gインスティネットが利用へ
Paxos社が、プライベートブロックチェーンを介してリアルタイムに証券決済を行う、有価証券の決済ビジネスを正式に開始。ウォール街の1000兆ドル規模の市場に参入する。
証券など資産のトークン化に本腰 露中銀、ブロックチェーンの試験運用に成功
ロシア中銀のトークン化プラットフォーム試験運用が成功。規制「サンドボックス」の枠内で行って来たもので、商品やサービス、証券をはじめとする資産のトークン化を可能にする。仮想通貨への対応は?
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:54
ビットコインの買い方、取引所選びの完全ガイド
ビットコインの買い方(始め方)を徹底解説。SBI VCトレード・bitbank・Coincheckなど主要取引所を比較し、安全な購入方法や投資メリットを初心者向けに解説します。最適な取引所選びで失敗しないコツも紹介
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧