仮想通貨BAT、日本で一時18%のプレミア価格発生
国内最大級の仮想通貨取引所bitFlyerが仮想通貨BAT(ベーシックアテンショントークン)の取扱い開始を発表したことを受け、日本市場のBAT価格が高騰(bitFlyer内)。海外取引所の価格と20%近いプレミア価格で取引されたことがわかった。
日本の大手仮想通貨取引所bitFlyerは9日、アルトコイン販売所で新たにBAT(ベーシックアテンショントークン)の取扱い開始を発表した。
取引開始が公式ツイッターで発表されたのが13時47分。その後、bitFlyerのアルトコイン販売所では買いが相次ぎ、約1時間後の14時45分ごろには、取引所内のBAT価格が23円台に達した。
当時のbitFlyerの取扱銘柄一覧では、BATのみ単独でプラスを維持し、騰落率では前日比12.89%高を記録。世界の取引価格は、同タイミングで19円台に留まっていた。
顧客同士が取引する「板取引価格」と、販売会社と直接売買を行う分スプレッド(売値:Bidと買値:Askの価格差)の広い販売所は性質が異なるため厳密には比較対象とならないが、それを差し引いても、約18%もの高いプレミアムは注目に値する。
日本市場でも屈指の存在感を誇るbitFlyerの新規仮想通貨取扱いは、市場規模の小さいアルトコインにおいてサプライズ要因と見られやすい。
ここ数年間の仮想通貨市場低迷を経て、上場に対する市場反応も薄まりつつあったが、今回のプレミア価格は、日本人ユーザーが材料を好感したことを示している。
bitFlyerではBATの取扱い発表と同時にキャンペーンを開催。
キャンペーン期間中に、販売所で合計400BAT(1BAT=18.24円:7300円相当)以上を購入したユーザーを対象に、抽選で30名に10,000円。合計4,000BAT以上購入したユーザー全員に1,000円キャッシュバックするプレゼントキャンペーンを実施しており、これも今回の上昇を後押しした可能性がある。