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ビットコイン半減期まで24日、コロナショックの余波で仮想通貨市場も全面安

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

米ダウ平均株価の大幅下落を受け、ビットコイン(BTC)も軟調な展開となった16日の仮想通貨市場。

先月歴史的水準の暴落を見せた株式市場は、足元では大規模経済施策や割安感に支えられリバウンドが先行していたが、ニューヨーク連銀が発表した4月の製造業景況感指数などで想定を超える経済指標の悪化が露見したほか、大手金融機関の決算における業績悪化、原油再下落などが水を差した格好となった。

ゴールドマン・サックスの第1四半期決算は、3月の株式や債券の価値暴落に伴い、投資ポートフォリオの価値を大幅毀損して49%の減益となった。

「貸倒引当金」を前期比で約3倍まで積み増したことも重しとなった。将来生じるであろう貸倒損失(貸倒れ=債権の回収不能)に備えてあらかじめ計上される科目で、企業向け融資の返済停滞、及び顧客の債務不履行を予期した対応を余儀なくされている。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)もリーマン・ショック以来最大の「貸倒引当金」を充当し、前年同期比45%減に。JPモルガンも同様だ。その一方、歴史的なボラティリティ急上昇に伴い、顧客の投資活動が活性化した結果、トレーディング収入は大幅増となっている。

半減期まであと24日に迫るビットコイン(BTC)動向については、株式市場のほか、金価格の推移にも着目しておきたい。

各国の大規模金融政策が市場を支える中、米ダウが再び20,000ドルを割り込み二番底を付けに行く展開になれば、安全資産として資金逃避先になっているゴールド価格や米国債までもが、再び投げ売られる(赤丸=3月の大暴落時)おそれもあるからだ。

そうなればビットコイン(BTC)も無傷では済まない可能性が高く、全資産投げ売りの現金化フェーズが再び訪れるリスクが懸念される。大手仮想通貨取引所Bitfinexのリーダーボードランキング1位の著名トレーダーJoe007は、金融市場の混乱は長期化すると指摘する。

一方、トランプ大統領は15日、経済指標の急悪化や失業者急増などを背景に、新型コロナウイルスの感染拡大で停滞する経済活動の再開を目指す考えを示した。新しい指針には、エリアごとの感染リスクを評価した上で移動制限など段階的な緩和措置を盛り込む方針だが、出口戦略ではどの国も極めて難しいかじ取りを迫られる。

ビットコイン(BTC)市況

16日のビットコイン(BTC)は、前日比2.83%安(6630ドル)と続落。主要アルトも全面安となった。

12時時点で一時反発しているが、日足の上値を徐々に切り下げていることから、6600ドルを割り込めば6000ドルの心理的節目、あるいは5000ドル台を目指す展開も考えられる。一方需給面ではBitMEXのファンディングレート(資金調達率)がショートに傾きはじめており、耐え切れば風向きが変わる可能性もある。

CryptoBriefingによれば、仮想通貨市場は3月14日の最安値から80%近く大幅反発した。 その間、機関投資家はCME先物を通じ、ビットコインへのエクスポージャーを増やしている。

skewデータ

しかしその一方で、BitMEXの建玉は米ドル換算では増加したものの、BTC建では横ばいであり、価格に対して弱気のシグナルだと分析した。 建玉数は、2020年2月の55億ドルから2020年3月の20億ドル未満まで激減している。

BitMEXのアーサーヘイズCEOは先日、新型コロナが悪影響を及ぼす世界的な経済状況を鑑みると、米株式S&P500の30%反騰もdead cat bounce(一時的なリバウンド)に過ぎないと主張。ビットコインは目先3,000ドルに下落する可能性もあると警鐘を鳴らしている。その一方、2020年末の価格目標は20,000ドルのままに据え置いた。

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