仮想通貨取引所バイナンスは17日、ベネズエラのボリバルに対応した仮想通貨のP2P取引を開始すると発表した。
¡Comenzó el trading P2P en Bolívares Venezolanos🇻🇪 directamente en @Binance! Ahora puedes comprar y vender criptomonedas con Bolívares… ¡SIN COMISIÓN!
— Binance Spanish (@Binance_Spanish) April 16, 2020
Tienes todo en un solo lugar 😉 pic.twitter.com/TbGgkOlrfO
バイナンスのP2PはOTC取引の一種で、現在人民元(CNY)、ベトナムドン(VND)、ロシアルーブル(RUB)、ユーロ(EUR)などに対応している。取引に対応する仮想通貨は、 ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・バイナンスコイン(BNB)・バイナンスUSD(BUSD)・テザー(USDT)の5つで、取引手数料は無料だ。
P2P取引需要も順調だとしており、今年2月には総取引額も3億ドルを超えたと報告している。
今回新たに採用されたベネズエラは、ビットコインの需要高の国でもある。
ベネズエラの法定通貨ボリバルは、一時1000万%のハイパーインフレーションから価値を急速に減少させており、国内で仮想通貨への資産逃避需要が拡大した。
データサイトCoindanceによると、ベネズエラのP2P取引出来高は右肩上がりに上昇水準を維持しており、4月11日にも過去最高値を更新している。バイナンスがサービスとしてP2P取引を提供することで、より取引額が増加する可能性もある。